北イタリア・トリノ「国立映画博物館」は遊び心満載のテーマパーク

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北イタリア・トリノ「国立映画博物館」は遊び心満載のテーマパーク

北イタリア・トリノ「国立映画博物館」は遊び心満載のテーマパーク

更新日:2018/09/07 14:04

Etsuko Ciaoのプロフィール写真 Etsuko Ciao 旅するイタリアライター、美味しいもの愛好家

北イタリア、トリノはイタリア王国最初の首都。宮廷文化の漂う美しい街には、世界遺産の宮殿や博物館が点在しています。中でも、トリノのシンボル「モーレ・アントネッリアーナ」は国立映画博物館が設置され、独自の展示方法で映画の魅力を余すことなく伝えています。遊園地のように遊び心いっぱいの館内は、映画に詳しくない人でも好奇心をかきたてられ、楽しさのあまり一日中浸っていたくなるほどです。

トリノのシンボル「モーレ・アントネッリアーナ」

トリノのシンボル「モーレ・アントネッリアーナ」

写真:Etsuko Ciao

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トリノの町の全景をポストカード等でご覧になったことがある方は、高くそびえる屋根が特徴の「モーレ・アントネッリアーナ(Mole Antonelliana)」が浮かぶことでしょう。建物は、元々ユダヤ教の礼拝堂のシナゴークとして1863年に建設が始まり、1889年に完成しました。尖塔上部までの高さは167.5mあり、世界で一番高い博物館と言われています。実際、あまりの高さゆえにカメラに全体像が収まりきりません。

名前のモーレ(mole)はイタリア語で巨大、大建造物を意味し、アントネッリアーナは、建築家アレッサンドロ・アントネッリからとって名付けられました。巨大な建造物を造ったアントネッリというところでしょうか。建物は完成後に結局シナゴークではなく、展示場として1990年代まで使われていました。

トリノのシンボル「モーレ・アントネッリアーナ」

写真:Etsuko Ciao

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トリノ市内の別の場所で開館していた映画博物館が老朽化により一時閉館。その後、2000年にモーレ・アントネッリアーナに博物館が設置されました。館内は子供から大人まで楽しめる仕掛けがいっぱい。展示しているだけでなく体験型の博物館なのです。他には展望台としてエレベーターで上ることもできます。トリノ市内360度見渡せるとあって、展望台も人気です。

トリノのシンボル「モーレ・アントネッリアーナ」

写真:Etsuko Ciao

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1階ホールの巨大スクリーン、天井までのエレベーターが上下し、らせん通路には名画があちころに映し出され、映画の世界を余すところなく詰め込んでいます。何度も足を止めてじっくりと見てしまいます。展示方法も独自なこの博物館は大人気。特に週末は長蛇の列が夜まで途切れることなく続いています。午前中早めの来館をおすすめします。

映画創成期からの展示品が200万点以上

映画創成期からの展示品が200万点以上

写真:Etsuko Ciao

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切符売り場を後にして博物館の入口階段へ。階段を上ると赤いカーテンが見えてきます。カーテンの中は、映画になる以前の視覚コーナー展示室があります。博物館の展示品は200万点以上あり、見応え抜群です。

博物館最初のコーナーは、レンズ、カメラが発明される以前のもの、いわゆる影絵や立体絵本が展示されています。それからレンズの仕組み、凸凹鏡、視覚装置へと続いていきます。

映画創成期からの展示品が200万点以上

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道なりに進んでいくと、カメラ、レンズ、撮影法が順を追って説明されています。撮影機械の技術の進歩、映画撮影テクニック等がどのように発展していったのかが、一目でわかる展示室となっています。

映画創成期からの展示品が200万点以上

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らせん階段の先は、世界の名画があちこちに!

らせん階段の先は、世界の名画があちこちに!

写真:Etsuko Ciao

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モーレ・アントネッリアーナの建物内は空洞で吹き抜け。5階建てのらせん階段の内側には、小さな部屋で区切られたスペースが続きます。ぞれぞれ書斎、衣装、化粧品等がオブジェとして展示され、見ているだけでも興味をそそられます。

中には、映画「山猫」のアランドロンや、マリリンモンロー等が展示されたスペースがあります。

らせん階段の先は、世界の名画があちこちに!

写真:Etsuko Ciao

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訪れる者に興味を抱かせるこの独自の展示方法は、スイス人の映画セットデザイナー、フランソワ・コンフィーノによるもの。モーレ・アントネッリアーナの吹き抜けの5階建てをフル活用し、あちこちに映像を流すなどして来訪者の好奇心を掻き立てます。

らせん階段の先は、世界の名画があちこちに!

写真:Etsuko Ciao

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映画のポスターだけを展示している階があります。世界の名画ポスターファンにとっては胸が自然と高鳴る場所。ここには日本映画のポスターもあるんですよ。大島渚監督、坂本龍一出演の「戦場のメリークリスマス」がヨーロッパバージョンの「FURYO」で展示されています。他には黒澤明監督の「羅生門」、北野武監督の「HANA-BI」もあります!ぜひ見つけてくださいね。

楽しすぎる!1階は遊び心たっぷりの映画遊園地

楽しすぎる!1階は遊び心たっぷりの映画遊園地

写真:Etsuko Ciao

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博物館を最上階まで見学したら、今度はらせん階段を下っていきましょう。1階のホールに降りると、テーマが異なる部屋が横並びにいくつも連なっています。そこは工夫をこらした遊び心たっぷりな世界です。

ライトアップされた真っ赤な室内は、天蓋付きの大きな丸いベット。この部屋は、ベットに仰向けに寝ながら映画鑑賞するスペースなのです。

楽しすぎる!1階は遊び心たっぷりの映画遊園地

写真:Etsuko Ciao

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仕掛けがユニークな冷蔵庫の階段。その先にあるものは?1階は何度も行ったり来たりしたくなる空間。西部劇の舞台、アニメーション、SF映画、フィルムの現像ラボと、「次は何の部屋?」と、足を進めるごとにワクワク感が止まりません。

楽しすぎる!1階は遊び心たっぷりの映画遊園地

写真:Etsuko Ciao

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トリノといえばカフェ文化。なんと、老舗のカフェ・トリノまで登場です。とは言え、実際にコーヒーが提供されるわけではないのですが、テーブル、椅子、カウンターがリアルに設置され、本物のカフェ・トリノにいるような気持ちになります。カウンターの隣には、エジプト風の巨大なオブジェがどっしりと構え、存在感を放っています。

迫力と寛ぎの巨大スクリーン

迫力と寛ぎの巨大スクリーン

写真:Etsuko Ciao

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館内を存分に見学した後は、巨大スクリーンのホールへ。2つのスクリーンはそれぞれ異なる映像が流れており、どちらでも好きな方をリクライニングチェアーに座って見ることができます。椅子は座り心地良く、歩き疲れた人にとってはよい休憩にもなります。

迫力と寛ぎの巨大スクリーン

写真:Etsuko Ciao

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迫力と寛ぎの巨大スクリーン

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映画博物館見学を終えた後は、最後にBook shopも立ち寄ってみて下さいね。文房具品、映画本、トリノ市内の本等がところ狭しと並んでいます。

国立映画博物館(Muzeo Nazionale del Cinema)の基本情報

住所:Via Montebello, 20 10124 Torino
電話:+39-011-8138-563 
営業時間:9:00〜20:00(土曜日のみ〜23:00)
休館日:火曜日
料金:博物館のみ11ユーロ、展望台のみ8ユーロ、博物館+展望台で15ユーロ(いずれも大人1人)

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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