オリンポスの神々も訪れたギリシャの避暑地、ペリオン半島の村々

オリンポスの神々も訪れたギリシャの避暑地、ペリオン半島の村々

更新日:2018/09/04 16:23

松田 朝子のプロフィール写真 松田 朝子 トラベルジャーナリスト、ライター
ギリシャと言うと、エーゲ海の島々がまず浮かびますが、ギリシャの本土には、ガイドブックにも載っていない、中世から時の流れが止まったような地域があります。なかでも中央ギリシャのぺリオン半島はギリシャ神話の舞台と言われ、オリンポスの神々が選んだ避暑地。また、半人半獣のケンタウロスの故郷と言われます。訪れる人もまだ少ないそんな地域で、知られざるギリシャの魅力をご紹介します。

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港町ヴォロスで、伝説の勇者に乾杯!

港町ヴォロスで、伝説の勇者に乾杯!

写真:松田 朝子

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ギリシャの首都アテネと第二の都市、テッサロニキの中間に位置し、マグニシア県と呼ばれるこの地域のゲートシティは、ペリオン半島の付け根に位置する港湾都市のヴォロスです。

ギリシャ神話では、ヴォロスはアルゴーという大型帆船に乗った勇者たちが、黄金の羊の毛皮を求めて船出をしたという港。現在はギリシャ屈指の商業港として、ヨーロッパや中東、アジアとの交通の拠点となっています。

港町ヴォロスで、伝説の勇者に乾杯!

写真:松田 朝子

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マグニシア県の県都でもあるヴォロスでは、港を中心に街が拓けていて、おしゃれなブティックやレストランが軒を連ねています。ここは、地元の人たちの憩いの場。週末には人でいっぱいになります。

港や通りに面したカフェやレストランでは、席に着くなり小さなボトルが出されます。これはチプロ(ウゾとも言う)と呼ばれる透明のお酒。グラッパのように、ワインの絞りかすを蒸留して造るのだそうです。

港町ヴォロスで、伝説の勇者に乾杯!

写真:松田 朝子

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同時に小皿料理が数種、タコのマリネやカラマリ、ポテトサラダ(ピンク色なのはビーツが入っているから)、ズッキーニのフリットなどが次々と出てきます。シーフードと野菜が中心のおつまみはチプロともよく合い、ついついお酒が進んでしまいますが、チプロのアルコール度数は40度。合間に水を飲みながら、舐めるように飲まないと危険です。

フォトジェニックが止まらない!ポルタリアの村

フォトジェニックが止まらない!ポルタリアの村

写真:松田 朝子

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ヴォロスから向かったのは、ペリオン山。ここは、ギリシャ神話において、半人半馬のケンタウロスが住んでいたというところ。ヘアピンカーブの続く山道を登ること30分で、ポルタリアの村に着きます。

ポルタリアは、 中央ギリシャの中でも最も美しい村と言われています。栗や桃、オークの森林が鬱蒼と茂る中には、この地方の伝統的な「アルホンディコ」と称される建物が並び、石畳の小道がそれらをつなぎます。

フォトジェニックが止まらない!ポルタリアの村

写真:松田 朝子

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石畳、と書くとフラットな感じですが、石そのものの上を歩くような道なき道を歩いていると、あちこちから水音が。近づいてみるとそれらは湧き水。冬には雪に埋もれるこの地域では、雪解けの水が年間を通して豊富にあるのだそうです。この水は飲むこともできます。深い森に濾過された水は、心身を浄化してくれるかのよう。

フォトジェニックが止まらない!ポルタリアの村

写真:松田 朝子

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広場にはタベルナと呼ばれるレストランパブが並び、生い繁る緑の中のテラス席は快適です。ギリシャで、深い森に包まれるというのは、貴重な体験かもしれません。そんな森の緑も、石造りの建物もどっちを向いてもフォトジェニック!ポルタリアはまだ観光客も多くないので、手つかずの風景を思い切り独占できるでしょう。

マクリニッツァの村で「ペリオンのバルコニー」に立つ

マクリニッツァの村で「ペリオンのバルコニー」に立つ

写真:松田 朝子

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ポルタリアから峰続きに車で10分、マクリニッツァの村からは、港町ヴォロスと、パガシティコス湾がパノラミックに広がる「ペリオンのバルコニー」と呼ばれる眺望が楽しめます。

マクリニッツァの村で「ペリオンのバルコニー」に立つ

写真:松田 朝子

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ここにはかつてに裕福な人たちが住んでいたので、高貴な村として有名でした。今ではギフトショップなどが軒を連ねています。また、小さな教会、大理石の噴水やタベルナなどもあり、マクリニッツァの村は「バルコニー」というよりは、マチュピチュのような天空の街の雰囲気があります。

マクリニッツァの村で「ペリオンのバルコニー」に立つ

写真:松田 朝子

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広場には、樹齢1000年以上と言われる木があり、ここに集う人たちに涼しげな木陰をもたらしてくれています。樹齢1000年以上の木は、ここに限らずあちこちで見かけます。

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アグリカルチャーの盛んなリンゴの村、ミリエス

アグリカルチャーの盛んなリンゴの村、ミリエス

写真:松田 朝子

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ペリオン半島において、最もで美しく伝統的な大きな村のひとつであるミリエスは、リンゴの産地として有名。ちなみにミリエスMilliesとは、リンゴの木という意味です。ここは、村の女性たちが手作りのクッキー、フルーツの砂糖漬け、ジャムなどを作って販売しているショップ。奥のキッチンでは、エプロン姿の女性がリンゴの皮をむいていたり、手作りの温かみを感じさせてくれます。

アグリカルチャーの盛んなリンゴの村、ミリエス

写真:松田 朝子

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古い建物を使って造られたタベルナ。この前の広場はタベルナのテラス席でもあり、肉などを焼くロースターも置かれています。ここは村の人たちの交流の場。広場中央には古い大木があり、あたりを覆い尽くすような枝葉の下では、猫たちが昼寝をしていたり、のどかな時間が流れています。

アグリカルチャーの盛んなリンゴの村、ミリエス

写真:松田 朝子

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ミリエスのランドマークでもあるタクシアルヘス教会は、正確な築年は不明ですが、18世紀以前に建てられた教会です。質素な外観に反して、びっしりとフレスコ画が描かれた礼拝堂は煌びやか。小さな教会を埋め尽くす、鮮やかな色彩は胸に迫るものがあります。

ペリオン半島はギリシャの原風景

ガイドブックにもまだあまり紹介されていないペリオン半島は、ギリシャのイメージを良い意味で覆してくれるところ。悠久の時を刻む木々の森や、牧歌的な山あいの村は、情報過多の浮世からのデトックス旅行にもピッタリでしょう。オリンポスの神々が夏の間住んでいたという伝説も、バカンスシーズンでごった返す街や島から逃れてのことだったのかもしれません。ギリシャは人気も観光地ですが、街や島の行き帰りに、ペリオン半島に足を運んでみてください。もしかするとギリシャの原風景はこの森にあるのだ、と思えてくるでしょう。

取材協力:Chamber Music Hellas

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/06/23−2018/06/29 訪問

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