写真:沢木 慎太郎
地図を見る秘境のビーチリゾート。タイの「クラビ(Crab)」は、プーケット島からパンガー湾をはさんだ東側にあります。複雑な地形は人を寄せ付けず、ボートでしかアクセスできないビーチが点在。神秘的な自然と静寂が手つかずのまま残り、波音だけの美しいビーチが広がっています。
「プラナーン・ビーチ」はその代表。環境保護からジェットスキーなどモーターを使用するウォータースポーツが禁止されています。隠れ家ホテルや、洞窟探検(プラナンケーブ)、ロッククライミングを楽しむことができます。
<プラナーン・ビーチの基本情報>
住所:Phra Nang Beach,Krabi
アクセス:アオナン・ビーチやプラナン・ビーチからボートで約15分
写真:沢木 慎太郎
地図を見るクラビでは、独自の形をした島々を見ることができます。「ポダ島」もそのひとつ。まっ白なビーチが島の半分を取り囲み、海面から起立した岩山(写真)がフォトジェニックで美しい。シュノーケリングにもおすすめの観光スポットです。
<ポダ島の基本情報>
住所:Koh Poda, Krabi
電話番号:+66-7-562-2163(タイ国政府観光庁クラビ事務所)
アクセス:アオナン・ビーチやプラナン・ビーチからボートで約30分
国立公園使用料:400バーツ
写真:沢木 慎太郎
地図を見るマリモがぽっかり浮かんだような可愛い島が「モー島」。この付近も透明度バツグンの海が広がっています。クラビの島々は、潮の干潮によってビーチの形が変わることが特徴。潮が引くと、隣の「タップ島」と白いビーチでつながり、島と島の間を歩いて渡ることができます。
<モー島の基本情報>
住所:Koh Moo, Krabi
アクセス:アオナン・ビーチやプラナン・ビーチからボートで約30分
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらは「ガイ(チキン)島」と呼ばれる島から、「ポダ島」を見た風景。この海域は、“タレー・ウェーク(割れる海)”“Sand Bar”と呼ばれるミステリアスな現象が起こるスポット。
干潮時になるとチキン島とタップ島の間にまっ白な砂浜が現れ、海が割れたような現象が起こります。自然条件が整わないと見ることができない珍しい現象です。
<チキン島の基本情報>
住所:Koh Chicken, Krabi
アクセス:アオナン・ビーチやプラナン・ビーチからボートで約30分
写真:沢木 慎太郎
地図を見る写真はアオナーン・ビーチ。格安ホテルから高級ホテル、土産物店やダイビングショップ、バーが並び、クラビ観光の拠点となるスポット。ビーチには木造のボートがずらり。クラビの島々(ポダ島、チキン島、タップ島、モー島)やプラナーン・ビーチを巡るアイランド・ホッピングツアーの起点となります。
<アオナーン・ビーチの基本情報>
住所:Ao Nang Beach,Krabi
アクセス:クラビ空港から約40分
ジャングルに囲まれた天然温泉を楽しむことができるのもクラビの魅力。「クロントム温泉」は源泉かけ流しの天然温泉です。森の奥から流れてくる水がすべて温泉。川には湯船のような窪みも。湯温も38℃ほどで地元のタイ人たちにも人気のリラクゼーションスポット。
※入浴には水着の着用が必要。園内はトイレ、シャワー室、更衣室があります。
<基本情報>
住所:Khlong Thom Nuea,Krabi
電話番号:+66 -7-562-2163(タイ国政府観光庁クラビ事務所)
アクセス:クラビタウンからタクシーで約45分
入園料:160バーツ
営業時間:8時30分〜17時
写真:沢木 慎太郎
地図を見るトゥンティアオ山の国立公園は瑞々しい森林浴が楽しめるスポット。この森の奥には美しいエメラルドグリーンに輝く淡水の天然プール「エメラルドプール(Emerald Pool)」があり、タイ語で“サ・モラコット”と呼ばれています。公園内では清流に沿って木道が整備され、島めぐりやビーチとは違ったヒーリング効果があります。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る写真がエメラルドプール。公園の入り口から清流に沿って30分ほど歩くと、急に視界が開け、巨大なプールが見えてきます。森を流れる川が窪地に流れ込み、源泉かけ流しの天然温泉。
光の加減によってはエメラルドやブルー、乳白色に見えることもあり、実に神秘的な森のプール。こちらも湯温も38℃ほどで、ぬるい温泉といったところ。水は濁っているように見えて、足もとが見えるほど綺麗に透き通り、小魚たちの群れも。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るかすかな硫黄の匂い。エメラルドプールに浸かっていると、旅の疲れが癒され、肌もつるつるに。デトックス効果や美容効果もありそう。プールの底は石灰がやわらかく堆積し、ふかふかの感触を楽しむこともできます。
苔がびっしり覆う岩場をお湯が流れ、きらきらと輝く大自然が美しい。子供も大人も存分に楽しむことができます。
※入浴には水着の着用が必要。近くに更衣室はありません。ちなみに、服を着たまま泳ぐのがタイ人の習慣です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るエメラルドプールからさらに15分ほどジャングルの奥を進むと、次に見えるのが「ブループール(Blue Pool)」。天然の色とは思えないほど、深く澄みきった美しい青。神秘すぎる絶景のスポットです。
タイ語では“サ・ナム・プット(「湧き水の池」という意味)”と呼ばれ、エメラルドプールの源泉として知られています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るひっそりと森の静寂に包まれた「ブループール」。深く透き通った水底から、ぽつぽつと空気の泡が湧き出ています。手をたたくと、音に反応して気泡が沸きあがるスピードが速くなるそう。
エメラルドプールと異なり、ブループールでは遊泳が禁止。この神秘的な青い池が見られるのは11月〜4月と期間限定。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るブルーの美しい池といえば、北海道の「青い池」や「神の子池」、青森県の「青池(世界自然遺産・白神山地)」を思い浮かべる方も多いと思います。クラビのブループールも幻想を超えた美しさ。深く透き通るコバルトブルーのプールは、ひっそりした静寂を抱え、あまりにも神秘的。大自然のエネルギーがキラキラと集まったような輝きがあります。
<エメラルドプール(サ・モラコット)の基本情報>
住所:Khlong Thom Nuea,Krabi
電話番号:+66-7-562-2163(タイ国政府観光庁クラビ事務所)
アクセス:クラビタウンからタクシーで約60分
入園料:200バーツ
営業時間:9時〜17時
写真:沢木 慎太郎
地図を見るアオナーン・ビーチでは不思議なくらいに鮮明な美しい夕日を見ることができます。クラビの沖に浮かぶ島々がシルエットとなって浮かび、赤い空から、赤紫の空へ。夕闇がゆっくり淡い夜へと移り変わる時間。クラビの美しいマジックアワーを楽しみましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るアオナーン・ビーチは、海岸にそって土産屋やレストラン、バーが軒を連ね、のんびりした素朴な雰囲気があります。やがて日が暮れると、ロマンチックなバータイムに。静かな波の音を聞きながら、カクテルやワインを楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るクラビタウンでは毎週末、ナイトマーケットマーケットが開催されます。“クラビ・ウォーキングストリート”では、屋台がひしめき、ローカルな庶民グルメのほか、美しい工芸品や可愛い雑貨も。素敵なタイ土産が見つかります。
<基本情報>
住所:Soi Maharaj,Krabi
アクセス:クラビ空港からクラビタウンまで約14kmソンテウで約35分
営業時間:17時〜22時(金、土、日曜日)
クラビは、バンコクの南西へ約800キロメートル。バンコクからクラビへの行き方・アクセスは、飛行機であれば、スワンナプーム国際空港からタイ国際航空(1日3便)、バンコクエアウェイズ(1日3便)、エアアジア(1日3便)が運航(所要時間約1時間20分)。
鉄道では、スラータニー、トラン(約9時間)を経由し、路線バスでクラビへ。バスでは、バンコク南バスターミナルからVIPバス1日2便運行(所要時間約12時間)。
クラビには、3つの季節があります。乾期(11〜3月)、暑期(4〜5月)、グリーンシーズン(6月〜10月)。
乾期は、からっとした爽やかな晴天が続き、この時期がハイシーズン。グリーンシーズンは、一日中雨が降り続けるというわけではなく、ローシーズンプライスで高級ホテルに泊まるなど、過ごし方によっては快適な旅を楽しむことができるでしょう。
旅のシーズンは乾期(11月〜3月)から暑期(4月〜5月)。晴天が続き、ダイビングやシュノーケリングなどマリンスポーツを楽しむのにおすすめ。ハイシーズンなのでホテルの料金は高くなります。
グリーンシーズン(6月〜10月)ではスコールはあるものの、ずっと降り続くのは少なく、緑が深みを増し、旬のフルーツを楽しめるシーズンでもあります。ホテルの料金が安くなるというメリットも。ただ、グリーンシーズンは、モンスーンの影響を受けやすく、波が高くなることもあり、マリンスポーツを楽しむのなら十分に注意が必要。グリーンシーズンに関係なく、ビーチに赤旗が出ている時は遊泳禁止を表しています。
ご紹介したアイランド・ホッピングツアーやエメラルドプールなどの温泉めぐりはアオナーン・ビーチの旅行代理店や中級以上のホテルで簡単にすぐに申し込むことができます。ボートを一日貸し切り、「ポダ島」「ガイ島(チキン島)」「タップ島」「モー島」「プラナーン・ビーチ」を巡ることも可能(料金は約1万円)。
一方、クラビの温泉ツアーは1500バーツ前後(約5000円)の料金。しかし、アオナーン・ビーチなどでレンタルバイク(料金は一日500円〜700円)を借り、自力で行けば安く行くことができ、集合時間を気にすることなく一日中のんびり過ごすことができます。
クラビの気候やベストシーズン、おすすめの観光スポットなどについてはタイ国政府観光庁のホームページとともに、別途記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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