動画:岡本 大樹
地図を見るまず最初にご紹介するのは、海士町随一の絶景スポットである「明屋海岸(あけやかいがん)」です。海水の透明度がとても高く、夏は海水浴客で盛り上がります。
さらに奥の方には赤崖と呼ばれる大きな岩山がそびえ立っています。海の青さと対照的な赤色に染まっている岩肌は約280万年前に形成された火砕丘の断面。こんな壮大な景色が見られる場所は国内でもかなり限られてくるでしょう。
※こちらの動画は画面を動かすことが可能なので、明屋海岸が360度見渡すことができます。
写真:岡本 大樹
地図を見るそんな中で、特に女性を中心に話題となっているのがこちらの岩。岩の足元の部分を見てください。見る場所によっては完全なハート型に穴が空いています。
そのことから明屋海岸は単なる絶景スポットではなく、縁結びのパワースポットとしての魅力も持ち合わせているのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るまたハート型に抜けた岩に加え、この海岸にはある伝説も残されています。その伝説というのが、中ノ島の神様と結婚した西ノ島の女神様がこの地で出産をしたというもの。
その時に使った道具が出産後に「たらい岩」と「屏風岩」という二つの巨大な岩になったと言われています。
280万年の大地の歴史やこの地の伝説を思いながら風景を楽しんでみましょう。
<明屋海岸の基本情報>
住所:島根県隠岐郡海士町豊田
電話番号:08514-2-0101(海士町観光協会)
アクセス:菱浦港から車で約15分
写真:岡本 大樹
地図を見る宇受賀命神社は明屋海岸と関連のあるパワースポット。少し難しいですが、宇受賀命で「うづかみこと」と読みます。
宇受賀命というのはこちらの神社の祭神であり、中ノ島の神様でもあります。つまり、先程ご紹介した明屋海岸でお産を行ったという比奈麻治比賣命(ひなまちひめのみこと)、その結婚相手でもあります。
そのため、海岸からこの神社までの海岸沿いの道は広い範囲ながら全て縁結び・子宝・夫婦円満のご利益があるとされていますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る田圃道の真ん中にポツンとたっているあまり大きくない神社ではありますが、本殿はとても見応えのある立派なものとなっています。
島根では出雲大社が縁結びのパワースポットとして最も有名ですが、宇受賀命神社はその出雲大社と同格の名神大社に位置付けられている神社なのです。
写真:岡本 大樹
地図を見る周りが田圃で囲まれているため、季節によって違った雰囲気を楽しめるのも魅力の一つです。
本殿は一度火災で焼失しましたが、大正7年に拝殿より一段高い位置に本殿を置く隠岐特有の「隠岐造」という様式で再建されています。
<宇受賀命神社の基本情報>
住所:島根県隠岐郡隠岐郡海士町宇受賀 宇受賀747番地
アクセス:菱浦港から車で約15分
祈願・朱印については、現在は隠岐神社にて受付しています。
写真:岡本 大樹
地図を見る海岸で海を楽しむのももちろんいいのですが、透明度が高い隠岐の海をさらに楽しむ方法があります。
それが「あまんぼう」に乗ることです。あまんぼうというのは菱浦港を出て、島の北側にある三郎岩を見にいく海中展望船の名前。
船の上から見る海だけでなく、さらに船の地下部分で水中を覗くことができるため、シュノーケリングなどのアクティビティは苦手という方でも簡単に水中散歩ができますよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る三郎岩に辿り着くまでに15分ほどかかりますが、その間はガイドさんが中ノ島周辺の島や自然の関することに加えて、他の隠岐諸島の説明をしてくれます。
船上ではかなり強い風を受けることになるので、帽子などが飛ばされないように注意しましょう。また場合によっては足元が滑りやすいこともあるので、歩きやすい靴での参加をオススメします。
写真:岡本 大樹
地図を見るそして、こちらがあまんぼうの窓から見た海中の様子です。クロダイなど大きなものや小さなイワシの群れなど、多くの海の生物を見ることができる場所なので、ガイドさんの説明を聞きながらどんな魚がいるのかゆっくり見学しましょう。
驚きなのは、年に一回くらいと本当に稀なケースですが、イルカも目撃されたことがあるということ。他にもどんな珍しい海の生物が見られるのか気になったら、ぜひガイドさんに尋ねてみてくださいね。
<海中展望船あまんぼうの基本情報>
乗船料:大人2000円 小人1000円
乗船場所:菱浦港
電話番号:08514-2-0101(海士町観光協会)
営業期間:4月〜10月
写真:岡本 大樹
地図を見る清水寺(せいすいじ)はその名前の通り清い水が湧き出ている場所。元々は奈良時代に高僧行基が訪れ、その湧き水に霊気を感じ建てたのがこのお寺です。
なお、その際にこちらの湧き水を「天川(てんがわ)の水」と名付けたとされています。
写真:岡本 大樹
地図を見る湧き出る水の量は一日400トン。日本の名水百選にも選ばれていて、この地の農業用水源の一つとして現在も大事に扱われている場所です。
写真:岡本 大樹
地図を見る日本人の口に合う軟水で、とても口当たりが良くそのまま飲んでも美味しいのでぜひお試しください。気に入ったらペットボトルなどに入れて島観光のお供にするのもオススメです。
<清水寺の基本情報>
住所:島根県隠岐郡海士町知々井
アクセス:菱浦港から車で約30分
写真:岡本 大樹
地図を見る最後にご紹介するのは海士町の玄関口である菱浦港の施設「キンニャモニャセンター」です。
船のチケット売り場でもあり、観光案内所・お土産売り場・レストランと旅行者に有難い施設ですが、その建物自体も美しく「しまね景観賞」をとったこともあるという場所。
「何があるのかな?」と中を歩いているだけでも楽しいので、到着後あるいは出発前にじっくり楽しんでみてほしい場所でもあります。
写真:岡本 大樹
地図を見るキンニャモニャというのは海士町発祥の隠岐民謡「キンニャモニャ」からとられている名前ですが、民謡に使われているこの言葉自体の意味がわかっていないとされています。
観光案内所には観光マップも用意されていますし、海士町観光協会のスタッフの方がいるため、ここで海士町をはじめとする隠岐観光のヒントをいただきましょう。
写真:岡本 大樹
地図を見るセンター2階にあるレストランは「船渡来流亭(せんとらるてい)」という名前で、海士町の海の幸を中心に楽しむことができます。
海士町の名産であるブランド岩牡蠣の「春香」や、白いかのお刺身などのメニューが人気商品。他の場所では相当な高値がつく春香ですが、ここでならお値打ち価格で食べることができますよ。
<キンニャモニャセンターの基本情報>
住所:島根県隠岐郡海士町福井1365-5
電話番号:08514-2-0101(海士町観光協会)
営業時間:7:00〜19:00
<船渡来流亭の基本情報>
電話番号:08514-2-1510
営業時間:9:00-15:00
定休日:火曜日
ここまで隠岐諸島の一つである中ノ島「海士町」の見逃せない魅力をご紹介してきましたが、さらに楽しんでほしいポイントが一つあります。
それは海士町の人たちの優しさ。日本のローカルな離島というと、排他的な雰囲気が感じられる場所も少なくありません。しかしながら、海士町は移住者を増やすための施策をいくつも行なっており、現在ではなんと島の人口の20%が移住者という驚きの比率を誇っています。
そんな土地柄なので、他所から来る人に対してとても優しくフレンドリーな町なのです。島の見どころをまわりながら、そんなポイントにもぜひ注目してみてくださいね。
取材協力:海士町観光協会、株式会社リコー
※2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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