場所は、ストリートアートが一番多い通り「パンガー通り」。中華寺院「センタム寺院」の斜め前にあるコロニアルスタイルのおしゃれなカフェのような美しい外観が、タイ南部料理も食べられると評判の「Tu Kab Khao」です。一見するとおしゃれなカフェ?と思われがちですが、リーズナブルなお値段で定番タイ料理から郷土料理、フィユージョンまで味わえるれっきとしたタイ料理店。最近は、タイのTVでもよく紹介されるらしく、入口付近はランチタイムやディナータイムのピーク時間帯は、入口付近でよく人が賑わっている光景も目にします。
1階は、全150席。2階は、パーティー専用スペースなっています。店内は、シノ=ポルトガルスタイルならではの様式をうまく使い、高い天井に吊り下げられた大きなシャンデリアや窓にかかる厚みのあるカーテン、壁には古き良き時代のオールドタウンの写真が飾られています。なんだか、気品あるしつらえのお宅におじゃましているようなホッとする空間です。
ソファーや食器、ランプ傘などに青色を上手に取り入れてプーケットの美しい海さえも連想させてくれる店内は、パンガー通りのストリートアートに匹敵するフォトジェニックスポットかもしれません。
店内に入って左手奥にあるなにかアンティーク調のパステルカラー色をした家具が置いてあります。実は、これがお店の店名になった由来のもの。その昔、冷蔵庫の代わりに使っていた「Tu Kab Khao(トゥカップカオ)」と呼ばれる食材を保存しておく棚です。
これは、その昔お母さんたちが、事前に作った料理を虫などに食べられないように入れておくお料理専用の戸だなだったそうです。学校から帰ってくると必ずこの棚を開ければ何かおいしいものがはいっている。「Tu Kab Khao」は、そんなほっこりするような優しい気持が込められているレストランなんですよ。
それでは、早速メニューをみていきましょう!
英語でもメニューは記載されています。店員さんにも英語は通じますよ。
タイらしいタイ料理の食べ方といえば、みんなで何品か料理を選び、ご飯と一緒に分けて食べるスタイルが基本です。メニューにざっと目を通した感じでも平均的なお料理1品の値段は、180バーツ〜(約600円)。みんなでシェアーして食べて平均的なおひとり様のお値段は350バーツ~500バーツ(日本円でおおよそ1200円〜1700円)。都心のランチ価格で十分に満足するお料理が食べられます。
ちょっと奮発してプーケットロブスターやタイガープラウンなどの王道シーフードメニューを頼んでもおひとり様1000バーツほど。雰囲気のよい素敵なレストランなのに、パトンビーチエリアにあるシーフード屋台や気軽な雰囲気のタイ料理レストランと同じ、もしくは安いお値段で食事ができるなんてびっくりします。
さて、こちらのお店にきたらやはりプーケットならではの料理を注文しなくては!店員さんの「Tu Kab Khao」おすすめメニューは、じっくりとコトコト豚肉を煮たタイの豚の角煮カイパローのプーケットバージョン「Moo Hong Phuket (ムー・ホン・プーケット)」。一般的なカイパローよりも濃厚なソースがポイントです。もう一品は、カニ肉がたっぷり入ったココナッツクリームベースのカレーを細い米麺と一緒に食べる「Sen Mee Gaeng Poo (センミー・ゲンプー)」。
リピーターのタイ人がおすすめしてくれたのは「spicy sun -dried salad with lemongrass and mints」。青いマンゴー、レモングラスそしてミントにプラーサリーと呼ばれる干し魚をカラリと揚げてアクセントとしている辛さもほどよく効いたさっぱりとした食べ応えのあるサラダです。こちらは、女性に特に人気のある隠れた人気メニューのようですよ。
その他、タイ風チャーハンや空心菜炒めなどタイの定番メニュー、タイフユージョン料理などメニューは充実。どのお料理もタイ料理特融のパンチの強い味ではなく、やさしく、上品な食べやすい味付けで日本人の方にもピッタリ合うこと間違いなし!
最後のデザートもかき氷の下にオーエオと呼ばれるゼリーのような植物が入っているので「オーエオ」という名前で親しまれているプーケット名物は、「Banana Jelly snowing」という名前でメニューにちゃんと載っています。タイデザートの中でも人気ナンバーワンのマンゴーともち米のココナッツソースがけ「カオニャオ・マムアン」をマンゴーアイススタイルにアレンジした「Nam-Dok-Mai mango ice cream with sticky rice」。おなかがいっぱいという方は、自家製ココナッツアイスがおすすめ。さっぱりとしていてペロリと完食してしまいますよ。濃厚な甘さがやみつきになるデーツのプティング「Date palm pudding served with caramel cream sauce」は、数量限定品の隠れメニュー。チャンスがあったらぜひ、トライしてみては?
営業は毎日11:30~24:00(ラストオーダー21:45)と観光途中のランチやライトアップされた旧市街地を散策した後のディナーとしても利用できます。お昼は、12:00~14:00 夜は18:00~20:00が一番混雑する時間帯です。オープンから3年がたち今では国内メディアで紹介されることも多い有名店なので、比較的席の回転率はよさそうですが、このピーク時間に行きたい場合は、ホテルのコンシェルジュさんや旅行会社に頼んで予約を入れていったほうが確実です。FACEBOOKからも予約可能です。
おなかが満たされたら、オールドタウンに点在しているストリートアート作品を堪能してみてはいかがでしょうか?特に「Tu Kab Khao」があるクラビ通りは、ギャラリーも多くストリートアート作品も一番多い通りなので、道をまっすぐ歩くだけでもタイアートの世界を十分に楽しめますよ。「Tu Kab Khao」の正面右側の壁にも大きなロブスターの模型とかわいらしいアート作品が描かれているので要チェック!
インテリアがすてきな観光客向けのタイ料理レストランはあちらこちらにありますが、地元の美食家たちを味、価格、雰囲気、サービスで満足させているのは「Tu Kab Khao」!プーケットタウンを訪れた際はぜひその味を味わってみてください。
「Tu Kab Khao」の基本情報
住所:8 Phangnga Rd, Chang Wat Phuket 83000
電話番号:076 608 888
アクセス:プーケットオールドタウン内クラビ通り中華寺院「センタム寺院」斜め前。大きなロブスターの模型が外壁にあるレストラン
定休日:なし
2018年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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