ご紹介する「ヴィラ雨畑」は、山梨県南西部に位置する早川町にあります。静岡市方面から国道52号・通称「南アルプス街道」と呼ばれる県道37号・更に県道810号を経由して75分。雨畑川沿いを遡った山奥の場所に位置する雨畑湖のすぐ近くです。
「ヴィラ雨畑」は、1983年に閉校した旧硯島小・中学校の跡地を利用しており、宿の外観は校舎そのもの。学校に通った子供の頃の記憶を呼び起こすような、どこか懐かしい光景が広がっています。
こちらは、館内の通路。宿は、リノベーションされていますが、廊下や床のタイルは、当時のものが使われており、学校開校時の名残を留めています。
宿に一度入ると、校舎内にまるで迷い込んだかのような空間が広がり、遊び心がくすぐられるよう。こんな独特の雰囲気が味わえるのは、ここならでは。
宿の客室は、和室・洋室を完備。こちらは、畳敷きの落ち着きのある和室です。どの部屋からも山々を見渡せるマウンテンビューになっており、目に優しい緑を見ながらゆったり過ごせます。また、奥深い山にあるので、通り過ぎる車がほどんどなく、とても静かな環境が整っていますよ。
お部屋で、澄んだ空気をたっぷり吸って一息付いたら、温泉へ向かってみましょう。
温泉は、隣接する「すず里の湯」で入ることができます。すず里の湯は、宿から歩いて数十歩の距離にあり、湯殿へ向かう小道は、木や草花が覆う自然豊かなアプローチ。散歩がてら楽しく歩け、あっという間に「すず里の湯」へ到着します。
「すず里の湯」は、旧家の立派な梁や柱を使用したモダンな造りになっています。門をくぐると、暖炉裏があるなど、実に斬新なデザイン。
パウダールームは、椅子やテーブルなどにシックで趣のある調度品が使われていて、落ち着きのある洗練された室内。廃校跡地にあるとは思えないような、優雅で心地良い空間です。
内風呂では、地下60mから湧く天然湯が、コンコンと湧き出ています。温泉は透明ですが、花火のような独特の匂いがする硫黄泉です。
神経痛や冷え症に効果があり、また殺菌力が高いので、切り傷や慢性皮膚病にも効能があると言われています。匂いを嗅ぐだけでも体に良さそうで、湯上りは滑らかな肌触りになれますよ。
男性浴場・女性浴場共に、山並みが見渡せるよう大きなガラス張りになっており、ロケーションも素敵。森を眺めながら入ると、疲れがより一層取れるようです。
そして、女性に限ってですが、女性大浴場に露天風呂があります。露天風呂では、新鮮な空気を感じながら入ることができ、夜になると桜の木々がライトアップされるので、幻想的な雰囲気の中、湯あみを楽しめますよ。
また、露天風呂は寝湯になっているので、星空を見ながら寝湯ができるなんて贅沢! 欲張りな女性にぴったりです。
『温泉データ』
泉質:単純硫黄冷鉱泉(低張性・中性・冷鉱泉)
源泉温度:14.7度 pH7.1
日帰り入浴:あり
温泉を満喫した後は、お楽しみの夕食の時間です。
食事は、お食事処「豆風坊」で頂きます。季節や仕入れ状況によって、メニュー内容は異なりますが、手前から時計回りに、サバの竜田揚げ・豆腐ステーキ・里芋のあんかけ・鶏南蛮・ほうれん草などの和え物など。
メニューの中でも、豆腐ステーキはここの名物。豆腐ステーキは、程良く柔らかな弾力があり、香ばしく焼かれた大豆の香りと大豆の優しい甘さが、口一杯に広がる体に優しい一品です。豆腐一丁はあろうかのボリューム満点で、これだけ食べてもローカロリーなのは、女性にとっては嬉しい限り。
ご紹介した「ヴィラ雨畑」は、お食事処の他に、バーベキュー場「グリルガーデン」も完備。青空の下で焼きたてのお肉を頬張るのも楽しいかも。
「ヴィラ雨畑」は、全館禁煙。エレベーターなし。冷蔵庫は共同利用となります。化粧水や乳液などのアメニティーを持っておくと便利ですよ。
大人になると、慌ただしい日常に追われてばかり。「ヴィラ雨畑」は、子供の頃の思い出を呼び覚ますような風景が広がっていて、温泉や自然もいっぱい楽しめちゃいます。着飾った自分を脱ぎ捨てて、無垢な心に戻ってリフレッシュされてみては如何でしょうか?
2018年9月現在の情報です。最新の情報は、公式サイトなどでご確認ください。
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