新潟「越乃Shu*Kura」は日本海を肴に地酒を味わうリゾート列車

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新潟「越乃Shu*Kura」は日本海を肴に地酒を味わうリゾート列車

新潟「越乃Shu*Kura」は日本海を肴に地酒を味わうリゾート列車

更新日:2018/09/14 11:53

和山 光一のプロフィール写真 和山 光一 ブロガー

地酒王国・新潟が誇る“酒”をコンセプトにした3両編成の観光列車が「越乃Shu*Kura」です。厳選した新潟県内の地酒の利き酒に地元食材にこだわったおつまみ、車内での蔵元の話を聞きながら試飲が楽しめる蔵元イベントや以外にマッチしているジャズなどの生演奏と、楽しみ満載の新潟が満喫できる列車です。日本海の車窓を肴に、沿線の名物や地酒を味わいながらの鉄道旅と食の気軽な一日贅沢旅はいかがですか。

「越乃Shu*Kura」は“酒”をコンセプトにしたリゾート列車

「越乃Shu*Kura」は“酒”をコンセプトにしたリゾート列車

写真:和山 光一

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米どころ新潟を走るリゾート列車「越乃Shu*Kura」は、2014年5月に登場した地酒王国・新潟が誇る“酒”をコンセプトとした列車です。越後の酒蔵と豊かな自然をイメージし、(越乃=越後、Shu=酒、Kura=蔵、*=米・雪・花)と命名されました。

3両編成になっていて、JR東日本の旅行ツアー専用車両の1号車、地酒や肴を販売するカウンターとイベントスペースがある2号車、そして、普通車の指定席料金で乗車できる36席のリクライニングシートが備わる3号車からなります。

「越乃Shu*Kura」は“酒”をコンセプトにしたリゾート列車

写真:和山 光一

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車両には伝統色の「藍下黒」という青味を帯びた黒に白を組み合わせた塗色が施され、凛とした新潟の風土をイメージした列車のシンボルカラーになっています。

「越乃Shu*Kura」は“酒”をコンセプトにしたリゾート列車

写真:和山 光一

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国鉄時代のディーゼル機関車を改造したとは思えない車両の窓が大きい斬新な列車です。

写真は1号車で、車内を覗くと「らくらくボックスシート」といわれるテーブルを囲んでお酒や食事が満喫できるようになっている座席が見えます。1号車のシートアレンジは他にも海側の景色を正面の大型窓から楽しめるウッディな「展望ペアシート」、そして山側の「くつろぎペアシート」は海側の景色が見れるように一段高くして山側の窓にもたれるように横並びに配置されています。

乗車券と指定席券さえあれば乗れるくつろぎの3号車

乗車券と指定席券さえあれば乗れるくつろぎの3号車

写真:和山 光一

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3号車の座席は9列で通路を挟んでA・B席とC・D席の合計36席です。リクライニングシートにはゆとりがあり、リクライニングを一番奥まで倒しても後部座席の人が窮屈にならないよう前後の間隔も広く設計されています。列車の旅でゆったり座れるのはうれしいポイントですね。

片側のシートを回すと4人で向かい合わせに座ることも可能です。実は長岡駅で進行方向が変わるため(信越線からスイッチバックして上越線に入るため)座席を回すことになりますので周りの人に注意して座席を回転させましょう。

乗車券と指定席券さえあれば乗れるくつろぎの3号車

写真:和山 光一

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先頭部分にはフリースペースとして自由にくつろげる8人用のソファー席もあり、グループ利用には便利です。

時には、2号車でのイベントを行っていただく演奏家の人達や蔵元の方々が座っておられることもあり、お話する機会がもてるのも旅の楽しみです。

2号車では誰でも楽しめるイベントと利き酒コーナー

2号車では誰でも楽しめるイベントと利き酒コーナー

写真:和山 光一

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イベントスペースの2号車は、酒樽をモチーフにしたスタンディングテービルが4基設置されていてお洒落です。また窓際にはカウンターテーブルが設置されていて、車窓から見る日本海を肴に地酒を楽しむことができます。反対側にはバーベンチが設置され、生演奏やイベントなどが実施されます。

奥にはサービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」があり、新潟の地酒や沿線名物のおつまみ、オリジナルグッズの購入が可能です。

2号車では誰でも楽しめるイベントと利き酒コーナー

写真:和山 光一

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イベントスペースである2号車では、青海川〜柏崎と越後川口〜十日町間の2回、それぞれ約20分の生演奏があります。新潟のミュージシャンによるジャズを中心とした生演奏を聴きながら新潟の銘酒を味わうことができます。

ほとんどの乗客がこの車両に集まってきていて、ちょっとした走る列車での立食パーティーのようです。音楽と日本酒、そして車窓に酔いしれる時間です。

2号車では誰でも楽しめるイベントと利き酒コーナー

写真:和山 光一

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柏崎〜宮内と長岡〜越後川口間の2回、それぞれ約20分イベントスペース2号車で“蔵元イベント”が行われます。新潟県の蔵元の方々による、酒にまつわる話を聞きながら地酒の試飲が楽しめます。お気に入りのお酒を見つけたら、サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」で買うこともできます。

蔵元によっては試飲だけでなくクイズもあり、当たれば蔵元から素敵なプレゼントがもらえたりしますよ。

サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」で地酒や肴を注文

サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」で地酒や肴を注文

写真:和山 光一

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サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」には、厳選された新潟県りの地酒の“利き酒コーナー”があり、常時5種類の銘柄を楽しむことができます。利き酒の銘柄は定期的に変更され、メニューは座席の前のポケットに配られていますのでお好みの地酒を選んで1種類から注文できます。1銘柄100円〜300円ですが、大吟醸越乃Shu*Kura限定は新潟が誇る酒造好適米「越淡麗」の魅力を最大限に引き出した大吟醸酒で500円です。市販されていないので1合瓶1本1000円の購入をおすすめします。

プラスチックですが足つきのカップなのが利き酒の気分を盛り上げてくれます。

サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」で地酒や肴を注文

写真:和山 光一

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呑み比べセット(おつまみ付き)2000円というのもありますよ。枡に入ったお猪口になみなみと注がれた地酒3種(内1杯は古酒)に、新潟の郷土料理・鮭の焼き漬けがおつまみとしてついています。生鮭を白焼にした後、すぐにダシ醤油に漬け込んだもので、身は厚く、脂がのって食べ応えも満天です。冷えても固くならないのがいいですね。

この日の地酒3種は、柏崎・石塚酒造の精撰「姫の井」、小千谷・新潟銘醸の雪蔵九年貯蔵「越の寒中梅」純米大吟醸原酒、上越・代々菊醸造の「吟田川(ちびたがわ)」純米吟醸でした。こちらのセットも定期的に変更されます。

サービスカウンター「蔵守〜Kuramori〜」で地酒や肴を注文

写真:和山 光一

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お食事メニューとしては、直江津名物駅弁「鱈めし」等がありますが、おすすめは柏崎名物「鯛茶漬け」500円です。ごはんに焼きほぐした鯛の身をのせ温かい出汁をかけていただきます。うまさぎっしりのご当地どんぶりです。飲んだ後には締めの茶漬けが最高ですね。

「越乃Shu*Kura」の停車駅にはオリジナルの駅名標が設置

「越乃Shu*Kura」の停車駅にはオリジナルの駅名標が設置

写真:和山 光一

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「越乃Shu*Kura」の停車駅のホーム上には、オリジナルの酒樽をイメージした駅名標が設置されています。駅名標には、水(波)、大地(稲穂)、ジャズの3つのテーマがあしらわれているほか、各駅ごとの観光名所や特産品など3点が駅名のすぐ上にある菱型のマスの中に描かれています。

記念撮影にもってこいなので停車時間の合間に探してみるのも楽しみです。

「越乃Shu*Kura」の停車駅にはオリジナルの駅名標が設置

写真:和山 光一

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車窓に日本海が広がると歓声が上がりますが、とりわけホーム下がすぐ渚になっている停車駅の「青海川」は、日本海の波打ち際に建てられた小さな無人駅です。ここが『日本で一番海に近い駅』だと知らなければ通り過ぎてしまいそうですが、「越乃Shu*Kura」では15分程度停車してくれます。

プラットホームに立つと潮の匂いがして、目の前に広がるのは一面の海で、まるで駅のホームが海に浮かんでいるかのようです。天気がよければ、はるか海の向こうに佐渡島が見えます。

「越乃Shu*Kura」の停車駅にはオリジナルの駅名標が設置

写真:和山 光一

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復路では運が良ければ、水平線を真っ赤に染める夕日も堪能できる「越乃Shu*Kura」随一の記念撮影スポットです。

「越乃Shu*Kura」の基本情報

運転区間:十日町駅行き、越後湯沢駅行き、新潟駅行きの3ルート
(いずれも上越妙高駅発で、運行日が決まっています)
運転日:3月〜11月末の金・土・休日運行で1日1往復
料金:乗車券と指定席券520円(3号車は利用日の1カ月前から発売)
運転時刻:
上越妙高発10:02⇒十日町着12:32/十日町発14:50⇒上越妙高着18:38(越乃Shu*Kura)
上越妙高発10:02⇒越後湯沢13:11/越後湯沢発14:45⇒上越妙高着18:38(ゆざわShu*Kura)
上越妙高発10:02⇒新潟着13:06/新潟発14:52⇒上越妙高着18:38(柳都Shu*Kura)

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/01−2018/09/02 訪問

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