中に入れる!呉市「てつのくじら館」は日本で唯一の展示潜水艦

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中に入れる!呉市「てつのくじら館」は日本で唯一の展示潜水艦

中に入れる!呉市「てつのくじら館」は日本で唯一の展示潜水艦

更新日:2018/09/26 15:58

政田 マリのプロフィール写真 政田 マリ 仏像ナビゲーター

広島県呉市は軍港として栄えた町。現在も海上自衛隊の呉基地があり、大きな艦船や潜水艦などの勇姿を見ることができます。海にプカッと背中だけ見せる潜水艦…ベールに包まれたその中を覗いてみたくありませんか?呉の港でひときわ目をひく打ち揚げられた大クジラのような潜水艦、平成16年まで海を潜り続けた「あきしお」はその役目を終え、現在「海上自衛隊呉史料館・てつのくじら館」として日本で唯一、内部公開されています!

潜水艦を併設する史料館は愛称「てつのくじら館」

潜水艦を併設する史料館は愛称「てつのくじら館」

写真:政田 マリ

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呉駅から徒歩5分の海沿いにある「海上自衛隊呉史料館」は、所有する資料の展示・保存を通して、隊員教育、広く国民一般等への広報活動等を目的とした、2007年に開館した史料館です。

茶色い3階建ての史料館に併設された長く巨大な潜水艦が目を引く外観はインパクト大!

この潜水艦は1985年に進水し、海でさまざまな任務を遂行したのち2004年に除籍になった「あきしお」で、長さは76.2m、幅9.9m。展示潜水艦となった現在は「てつのくじら館」の愛称で、呉のランドマーク的な存在となっています。

展示用なのでもちろん内部も公開されています。実物の潜水艦を展示公開しているのは日本で唯一「てつのくじら館」だけです。

潜水艦を併設する史料館は愛称「てつのくじら館」

写真:政田 マリ

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史料館は1階から3階までテーマに沿った海上自衛隊の資料の数々が所狭しと展示されています。

1階は「海上自衛隊の歴史」をテーマに、呉という地に深く関わりあいながら発展してきた海上自衛隊の歴史を、映像やパネルなどで紹介しています。

2階は「掃海艇の活躍」。戦後の日本の復興を陰から支えた航路啓開活動、湾岸の夜明け作戦における国際貢献など、掃海部隊の活動を紹介します(写真)。

潜水艦を併設する史料館は愛称「てつのくじら館」

写真:政田 マリ

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そして3階のテーマが「潜水艦の活躍」。潜水艦の役割や艦内の生活、これまでの潜水艦の変遷などを学び、いよいよ「あきしお」の内部へ潜入です!

薄暗くて狭い潜水艦内部

薄暗くて狭い潜水艦内部

写真:政田 マリ

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「あきしお」の内部は薄暗く、天井や壁には機材やパイプがむき出しになっていて、通路もすれ違う時に肩がぶつかりそうなほどの幅しかありません。この中で乗組員75名が任務に当たっていました。

薄暗くて狭い潜水艦内部

写真:政田 マリ

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乗組員の寝室も三段ベッドが並列されていて一区画が膝を立てる高さぐらいしかありません。トイレやシャワー室も必要最小限の広さです。

薄暗くて狭い潜水艦内部

写真:政田 マリ

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艦内唯一の個室である機長室もこの広さ。手前にロッカー収納型のテーブルと椅子が一つ、奥にはベッドと、手の届く位置に無線機などの機材が設置されています。

深い海の中から日本を守る潜水艦は、快適な広さとは言えない閉鎖された空間で、乗員が共に助け合って生活しながら任務に当たっているのです。

「発令所」で乗員疑似体験!

「発令所」で乗員疑似体験!

写真:政田 マリ

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一番奥へ進むと、潜水艦の心臓部「発令所」があります。

ここでは実際に操舵席に座ることができたり、潜望鏡で外の様子を実際に見ることもできます。つまり、乗員の疑似体験ができます。

「発令所」で乗員疑似体験!

写真:政田 マリ

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発令所にはたくさんのレバーやスイッチ、計器が並んでいます。現役の潜水艦では、発令所は非公開になる場合が多いため、ここは貴重な公開場所です。

「発令所」で乗員疑似体験!

写真:政田 マリ

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潜水艦は夜間も任務に当たります。照明を夜間用の赤色灯に切り替えてもらうとこのように赤い室内に変わります。赤色灯に変えるのは潜望鏡で覗き込んだ時に外の様子がよく見えるためです。

あたり一面真っ赤で最初は見えづらかった艦内も、しばらくすると目が次第に慣れ、見えるようになってきます。こうして真っ暗な海の中で昼と夜を感じ取っているのですね。

わからないことがあれば艦内に制服を着たボランティアガイドさんがいますので聞いてみてください。

除籍の日に止まった時計

除籍の日に止まった時計

写真:政田 マリ

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艦内にある時計を見ると1時45分で止まっています。

潜水艦内の時計は親時計式で、電信室の親時計に艦内の全ての時計が合っています。2004年3月3日に除籍になった「あきしお」は、自衛艦旗が降ろされ乗組員が退艦し、最後に電気担当者が艦内の電源を全て切り退艦します。時計が示す1時45分18秒は、「あきしお」が21年間責務を全うしその一生を終えた証なのです。

海の中で日本を守る潜水艦は、現役中は秘密とされなかなかその全容を見ることはできませんでしたが、こうして役目を終えた「あきしお」は日本で唯一の展示潜水艦として、その責務の重要さを私たちに教えてくれているのです。

ショップで、カフェで、イベントで!自衛官気分を満喫!

ショップで、カフェで、イベントで!自衛官気分を満喫!

写真:政田 マリ

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「海上自衛隊呉史料館」の1階には、てつのくじら館オリジナルグッズや自衛隊グッズなどを買うことができるショップや、あきしお第10代艦長認定の「あきしおカレー」などオリジナルメニューを提供しているカフェもあります。また、イベントを開催している時もありますので事前にホームページをチェックしてお出かけください。

海自の世界をたっぷり満喫できる「海上自衛隊呉史料館」。入場は無料です!ぜひ家族で、友人と、お一人でも!1日楽しくお過ごしくださいね。

てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)の基本情報

住所:広島県呉市宝町5番32号
開館時間:9:00〜17:00 (最終入館16:30)
休館日:火曜日・12/29〜1/3
電話番号:0823-21-6111
アクセス:JR呉線「呉」駅から南へ徒歩5分、呉中央桟橋から徒歩3分

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/30 訪問

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