写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る名古屋市科学館があるのは、地下鉄伏見駅から徒歩約5分の緑豊かな白川公園内。名古屋市美術館にも隣接しており、白川公園周辺は「芸術と科学の杜」と呼ばれています。
ここで銀色に輝くプラネタリウムドーム「ブラザーアース」は、名古屋のシンボルのひとつ。ネーミングライツパートナーは名古屋が本社のブラザー工業です。
次世代を担う子どもたちが、宇宙への興味と理解を深め、美しい地球を守る心が育つという思いを込めて、この名前が付けられました。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る名古屋市科学館は「理工館」「生命館」「天文館」の3つのエリアに分かれています。
写真は球体の中にある天文館で、プラネタリウムだけでなく宇宙にまつわる展示も豊富。
展示だけなら、プラネタリウムのチケットがなくても見学可能です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るプラネタリウムが注目されがちな名古屋市科学館ですが、理工館と生命館も見応え抜群です。
理工館2階の半分を使った「水のひろば」は、海から雲、雨、川、海と循環する水の様子を見ることができる大型展示。見るだけでなく、水に触れながら学べる実験エリアも用意されています。
では、1日では足りないボリュームを誇る理工館と生命館を詳しくご紹介していきましょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る実際に見て、触れながら科学のおもしろさを体感できるのが理工館です。
2階の「不思議のひろば」は、動きや形、音や光、錯覚などの感覚に焦点を当てた展示が集まるゾーン。
未就学のお子さんはその不思議さを単純におもしろがり、小学生になると「なぜ?」と考え始め、大人は納得しながら実験する。
年齢それぞれの楽しみ方ができます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る理工館4階「科学原理とのふれあい」も実験設備が多いのですが、こちらはアトリエ風の見せ方。
磁力、光の屈折、音による振動や水の波動などが可視化されているのは非常に興味深く、ここでは中高生が熱心に遊んでいる姿もよく見られます。
原理の理解という点では2階よりもやや難易度が高いですが、未就学児でも充分に楽しめるよう工夫されています。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る理工館には、子どもたちが大好きなシミュレーターもあります。2階にある「Go Go! しょうぼうしゃ」は、週末には行列になるほどの人気。
3階には電車とクレーンのシミュレーターがあるほか、ボタンを押すと商品が出てくる様子を見られる自動販売機の展示もおもしろいです。
5階は「物質・エネルギーのせかい」、6階は「最先端科学とのであい」。
原子・分子といったミクロの世界から壮大な宇宙科学まで幅広く網羅されています。オシャレなインテリア風の、写真映えする展示にも注目!
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る最初にご紹介した「水のひろば」と並ぶ大型展示が、理工館にあと3つあります。
こちらは、3階の「竜巻ラボ」。
ボタンを押すと、人工的に竜巻そっくりの空気の渦を発生させることができます。
1日に数回、スタッフが解説してくれる時間もあり、このときはライトの色が変化したり風船を飛ばしたりといったショー形式の演出があります。
※写真は吹き抜けになっている4階から撮影
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る5階は、防寒着を借りてマイナス30度の世界を体験する「極寒ラボ」(整理券制)。
天井にオーロラの映像が映し出されるので、極地での生活に思いを馳せながら寒さを体験することができます。自分自身が冷えているので、氷を触っても冷たく感じないのも不思議!
SOSを出せば途中退室できることになっていますが、体調を考え、無理はしないようにしましょう。なお、子どもも入室可能です。
2塔のテスラコイルから放たれる電気スパークを見られるのが、「放電ラボ」(整理券制)。
いわば人工的な雷で、近距離なので迫力ある轟音が響きます。
途中退室できないので、小さなお子さんがいる場合は慎重に判断してください。
音は聞こえませんが、4階・5階の窓から覗くこともできます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る理工館で遊んでいるうちに1日が終わってしまいそうになりますが、地球環境や人々の生活に密着した展示の多い生命館も見逃せません。
2階「地球のすがた」の中央にあるのは、迫力あるマプサウルスの復元骨格。2009年に東京と大阪で開催された「大恐竜展〜知られざる南半球の支配者」で展示されていたものです。
ティラノサウルスによく似ていますが、少し面長。2007年に命名されたばかりの恐竜です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る3階「生活のわざ」で学べるのは、天気、住宅・防災、食生活など。パソコンを使って食生活を診断することもできるので、大人はちょっと緊張してしまうかもしれませんね。
ミミズになった気分で地中を体験できるミミズトンネルも楽しい!
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る4階「人体のふしぎ」は人間の体について、5階「生命のひみつ」はもう少し範囲を広げてDNAやバイオテクノロジーについて学べるゾーン。
自分の体の中に潜り込んで覗いているような、そんな不思議な感覚にもなってきます。
子どもたちが遊びながら学べる、ゲーム感覚の展示もあります。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る名古屋市科学館には、飲食可能な広い休憩室もあります。写真は最も広い生命館1階の休憩室(170席)で、中央にはフーコーの振り子!
その他、理工館3階に84席、理工館7階に96席の休憩室があります。
なお、再入館可能なので、食事のために退出することもできます。旅行者の方は、近隣でなごやめしを食べに行くのもいいですね。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るコインロッカーは100円玉が戻ってくるタイプ。
理工館1階に小130個、生命館1階に中18個と大8個があります。
写真は理工館1階のコインロッカーで、科学館らしく番号のかわりに元素記号が振られています。
理工館5階には元素単体や利用例の実物を展示した元素周期表があるので、そちらもぜひ見学してください。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る多機能トイレは各階にあるほか、理工館3階にはベビールーム(授乳室とオムツ替えエリア)があります。
また、理工館2階奥にある「ウッディ・プレイランド」では、小さなお子さんと靴を脱いで遊べますよ。
めいっぱい楽しみながら学べる名古屋市科学館は、名古屋を訪れる旅行者にも体験していただきたいスポット。
土日祝や特別展開催時はチケット売り場が混雑しますので、プラネタリウム以外の展示室のみの観覧であれば、コンビニエンスストアでチケットを購入しておくことをおすすめします。
住所:愛知県名古屋市中区栄二丁目17番1号 芸術と科学の杜・白川公園内
電話番号:052-201-4486
アクセス:地下鉄東山線・鶴舞線 伏見駅下車、4・5番出口から徒歩5分
入館料:【展示室のみ】大人400円、高校・大学生200円【プラネタリウム観覧付】大人800円)、高校・大学生500円
※高校・大学生は要学生証
※中学生以下無料、名古屋市営地下鉄の一日乗車券で一割引、その他減免・割引制度あり。
休日:月曜日(祝日の場合は直後の平日)、第3金曜日(祝日の場合は第4金曜日)、12月29日から1月3日
※臨時開館、臨時休館については公式サイトのカレンダーにて確認
2019年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/12更新)
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