写真:麻生 のりこ
地図を見る静岡県随一の観光スポット伊豆半島。その入り口にあたる沼津市は海あり山ありの風光明媚な港町で、首都圏から日帰り可能な観光地です。
今回紹介する「沼津港周遊クルーズ」は、その港町・沼津を海から楽しめる定期運航の遊覧フェリー。遊覧時間は約30分間で、湾内をぐるっと1周します。
乗船受付は伊豆箱根バスの「沼津港」バス停からすぐの白っぽい建物です。
写真:麻生 のりこ
地図を見る乗船時間の10分前までに受け付けを済ませ、いざ船内へ! 座席は船内入ってすぐと、後方にデッキ席があります。週末や夏期休暇など混雑時にデッキ席へ座りたい場合は、少し時間に余裕を持って乗船を。
写真:麻生 のりこ
地図を見る写真:麻生 のりこ
地図を見る船は魚市場を眺めながら方向転換。周辺には魚市場に水揚げされた、獲れたて新鮮な魚介類を味わえる飲食店が並んでいます。
写真:麻生 のりこ
地図を見る沼津港内港から駿河湾へ出るには、港のランドマーク「びゅうお」をくぐります。
これは津波対策にと建設された国内最大級の大型展望水門。30メートルの高さを持ち沼津港内港の水路を跨いでいて、間近から見上げると迫力満点! 展望台からは駿河湾はもちろん、富士山や千本松原など360度の大パノラマが。
海原へ出れば、そこから30分間のプチクルーズ。船内ガイドでは、干物や深海、みかん、松原など沼津のあれこれが聞けるので、帰港する頃には沼津通になっているかも。
こちらの山は標高256メートルの徳倉山。象が鼻を伸ばして寝ているようにも見えることから、地元では「象山(ぞうやま)」の愛称で親しまれています。この徳倉山を含む7山7峠は「沼津アルプス」と呼ばれるハイキングコース。平成26年(2014年)には、皇太子殿下も登山を楽しまれました。
約60万年前に誕生した駿河湾は我が国で最も深い海域で、最深部の水深はおよそ2,500メートル。近年では「それほど沖合に出なくても深海魚が獲れる」ということから、「深海魚が獲れる湾」として知られるように。
遠方に見えるのは、スキューバダイビングのメッカ・大瀬崎(おせざき)です。地図で伊豆半島を見た時に気になる、半島西側にちょこんと突き出た部分がそう。駿河湾越しに霊峰富士山を望むことができる景勝地です。
船内からはご覧のように陸路では見ることができない景勝も楽しめます。
空気が澄んだ日には北側に富士山と、その麓に横たわるかのような愛鷹山。東側には牛臥山や香貫山など沼津アルプスの山々のほか、我入道海岸や沼津御用邸記念公園、薩摩藩出身で明治の元帥・大山巌の元別荘地など。遠く海原の向こうには伊豆半島の姿も!
周遊クルーズでの楽しみは、これだけではありません。出航するとどこからともなく船に近寄ってくる海鳥たちへ、プチ餌付け体験ができるんです。
出航後、しばらくすると手の中にスナック菓子を入れてスタッフが登場します。それを海に向かって高く放り投げると、海鳥たちがナイスキャッチ。
スタッフのお手本を見たりコツを聞いたりしながら、海鳥たちと戯れるのも旅の思い出になるでしょう。なお、スナック菓子は乗船受付場または船内で購入可能です。
クルーズを終えたら、受付と同じ建物内にある売店でお土産品購入はいかが? 売店内には、全国トップのシェアを誇るあじの干物をはじめ、その季節に獲れる魚介類など海の幸が勢揃い。時には沼津港に水揚げされた深海魚が並ぶことも。
魚介類以外には、しらすやワサビ、サクラエビを使用したふりかけやマヨネーズなど調味料もあります。かわはぎやイワシせんべい、焼剣先するめなどは酒の肴にピッタリ。そのほか、伊豆の名物をデザインしたTシャツ、大きなえびせんべい、金目鯛せんべいなども販売しています。
沼津港周遊クルーズ船は基本的に毎日運航。11:00から15:00までは毎時00分に出航します(14:00の便は7月14日から8月20日まで運休)。
11月20日からは夕方16:00の便が特別に出ることも。西には太平洋に沈む夕陽を、北にはその夕陽を受けてオレンジ色に染まる富士山が。それらを眺めながら、ロマンティック風景を30分間堪能できると好評です。
あなたも沼津港周遊クルーズで海から港町の風景を満喫してみませんか?
住所:静岡県沼津市千本港町128(千鳥観光汽船)
電話番号:055-962-7537
アクセス:JR「沼津駅」南口より伊豆箱根バスまたは東海オレンジバス乗車後「沼津港」バス停下車、徒歩約1〜2分(伊豆箱根バスのバス停からだと徒歩約1分)
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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