写真:長坂 ヒロ
地図を見るベトナムは日本と同様、南北に長くのびる国。北から南までの距離は約1200キロにも及ぶため、北部・中部・南部のどの地域を訪れるかによって、気候も大きく変わってきます。
【北部】(ハノイ、ハロン湾、サパなど)
北部は大まかに5月〜9月が雨季、10月〜4月が乾季にあたります。一年中暖かそうなイメージのベトナムですが、北部を訪れる方は要注意!冬には気温が15度前後になることもあるので、上着を忘れずに持参しましょう。
特にサパのような北部山岳地帯を訪れる方は、防寒用具は必須です。朝晩は非常に冷え込み、場合によってはマイナスに達することもあるので、十分な防寒対策をして観光しましょう。
写真:長坂 ヒロ
地図を見る【中部】(ホイアン、ダナン、フエなど)
中部は大まかに8月〜1月が雨季、2月〜7月が乾季にあたります。中でも9月〜12月は特に雨の多い時期として知られ、近年でも多くの洪水被害が出ています。中部に行くのであればこの時期は避けたほうがよいでしょう。
また、晩秋から初夏にかけては気温が20度を下回ることもあるので、長袖も忘れずに用意していきましょう!
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地図を見る【南部】(ホーチミン、ダラット、ニャチャンなど)
南部は大まかに5月〜10月が雨季、11月〜4月が乾季にあたります。雨季の時期でも一日中ずっと降り続けるということは稀で、一時的なスコールと晴れを繰り返すような天気が続きます。
慣れてくると雲の様子で「もう少しでスコールが降り始めるな」と分かるようにもなるので、ザーッと降り始める前に屋内に移動するよう心がけましょう!
写真:長坂 ヒロ
地図を見るでは、気候も踏まえながら、都市別にベストシーズンを解説していきたいと思います。
【北部】(ハノイ、ハロン湾、サパなど)
北部を旅行するなら、ベストシーズンは乾季の10月〜4月です。特に11月〜2月は湿度もだいぶ下がるので、かなり快適に過ごすことができます。日本の夏休みは雨季の真っ最中ですので、イメージとしては夏休みよりも年末年始に旅行を計画した方が良いでしょう。
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地図を見る【中部】(ホイアン、ダナン、フエなど)
中部のベストシーズンは、乾季にあたる2月〜7月です。特に6月〜7月は気温もかなり高くなるため、夜でも半袖で過ごすことができます。日差しが強い時期でもありますので、紫外線対策や熱中症対策を怠らないようにしましょう。
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地図を見る【南部】(ホーチミン、ダラット、ニャチャンなど)
南部のベストシーズンはやはり乾季にあたる11月〜4月です。ホーチミンを観光の目的にするのであれば、中でも比較的涼しい1月〜2月がおすすめです。いずれにしてもやはり非常に気温の高い時期になりますので、こまめに水分補給をするよう心がけましょう!
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地図を見るそれでは今度はちょっと視点を変えて、観光の目的別にベストシーズンを解説していきたいと思います。
【世界遺産めぐり】
ベトナムで世界遺産めぐりと言えば、ベトナム最後の王朝「グエン朝」の建造物が残るフエ、ランタンの灯るノスタルジックな街並みが美しいホイアンなど、ベトナムの中部がメインになってくると思います。中部のベストシーズンは乾季にあたる2月〜7月ですが、世界遺産めぐりとなると外を歩くことも多くなるので、比較的涼しい2月〜4月がベストシーズンと言えるでしょう。
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https://pixabay.com/ja/【ビーチリゾート】
近年ビーチリゾートとして人気急上昇中のダナンを訪れるなら、雨量も少なく気温の高い5月〜7月がベストでしょう。この時期は波も比較的穏やかなので、リゾートらしい透き通る海の景色を楽しむことができます。
8月以降の雨季に入ると波も高くなり、水の透明度も下がってきます。どちらかと言うとサーファー向けの時期になりますので、ビーチリゾートを味わいたい方はやはり7月までに訪れるのがよいでしょう。
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地図を見る【自然(棚田)】
北部のベストシーズンは10月〜4月とご紹介しましたが、サパのように美しい棚田の風景を楽しみたいなら、5月〜9月頃が良いでしょう。10月以降だと稲刈りも終わってしまっているので、どこか心寂しい景色になってしまいます。ガイドブックのような緑豊かな風景を見たい方は、雨季ではありますが5月〜9月に訪れるようにしましょう!
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地図を見る一年中暑いイメージのベトナムですが、夏服だけで旅行するのはおすすめしません。ホーチミンなどように一年中暑い地域だとしても、その分建物の中はクーラーが効いているところも多く、逆に風邪をひいてしまうかもしれません。季節や地域に関係なく、必ず羽織れるものを携帯するようにしましょう。
写真:長坂 ヒロ
地図を見るまた、ダラットやサパのように標高が高い地域は当然気温も下がりますので、しっかりとした防寒対策が必要です。アウトドア系のジャケットがあると非常に便利ですので、お持ちの方は持っていくことを強くおすすめします。
ちなみにベトナムでもアウトドア系のジャケットは簡単に手に入り、さらに日本より安い価格で買えるということもあって、観光客に非常に人気です。特にハノイにはアウトドア系のお店が非常にたくさんありますので、ハノイで購入してからサパに出かけるというのも良いかもしれません。(もちろん偽者の商品には要注意です!)
ご自身の行く地域、行く時期を考慮に入れながら、最低限の「寒さ対策」をしっかりとして出かけましょう!
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https://pixabay.com/ja/ベトナム旅行の際に注意したいのが、「テト」と呼ばれる旧正月。日付は旧暦によって毎年変わりますが、およそ2月の中旬頃にあたります。
日本の年末年始と同様、この時期になると多くのお店がシャッターを下ろし、航空券などの交通機関も価格が高騰します。各地でイベントが行われるために道路が封鎖されたり、開いているレストランなどを見つけても料金が割り増しされていたりと、旅行者にとっては何かと不便が重なる時期かもしれません。
ただし、逆を言えば、お祭りムードのベトナムを観光できる良い機会とも言えます。縁起が良いとされる黄色い花が街中に飾られたり、年が変わるカウントダウンが行われたり、この時期にしか見られない風景もたくさんあることでしょう。
「テト」の時期に旅行される場合は、こうしたことに十分に注意しながら、ちょっぴり特別なベトナムを味わってみてください!
いかがでしたでしょうか?訪れる地域、時期、目的によって、ベストシーズンも異なってくるベトナム。同時に、シーズンごとによって様々な楽しみ方ができ、異なった表情を見せてくれるのもベトナムの魅力ではないでしょうか?
ご自身の旅のスタイルに合わせて万全の準備をして、ぜひベトナムの魅力を満喫してくださいね!日本に帰国する頃には、きっとあなたもベトナムの虜。次のベトナム旅行のことで頭がいっぱいになっていることでしょう。
※2018年9月現在の情報です。
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(2025/1/17更新)
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