奈良・花の御寺「長谷寺」もみじまつりで大和路の秋を満喫!

| 奈良県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

奈良・花の御寺「長谷寺」もみじまつりで大和路の秋を満喫!

奈良・花の御寺「長谷寺」もみじまつりで大和路の秋を満喫!

更新日:2018/09/14 13:11

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

奈良県桜井市にある長谷寺は、真言宗豊山派の総本山として、また西国三十三所第八番札所として、多くの人々の信仰の対象となっています。広大な境内には、桜や牡丹、紫陽花、紅葉などの花も植えられ「花の御寺」としても親しまれています。秋のもみじまつりの期間中には、本尊大観音尊像特別拝観も行われ、御足に触れて“ご縁”を結ぶこともできます。長谷寺で大和路の秋を満喫してみませんか?

西国三十三所第八番札所「長谷寺」とは

西国三十三所第八番札所「長谷寺」とは

写真:モノホシ ダン

地図を見る

2018年は、日本最古の巡礼とされる西国三十三所観音めぐりの霊場が、718年(養老2年)に長谷寺の徳道上人によって開かれてから、ちょうど1300年となる節目の年です。

長谷寺は、山号を豊山(ぶさん)と号し、686年(朱鳥元年)、道明上人が天武天皇のために『銅板法華説相図』を初瀬山西の岡に安置したことに始まります。のちに徳道上人が、727年(神亀4年)に、聖武天皇の勅願によってご本尊十一面観世音菩薩を東の岡に祀りました。このため長谷寺は西国三十三所の根本道場と呼ばれ、全国に長谷詣、長谷信仰が広がったのです。

近鉄大阪線長谷寺駅を降りて、長谷寺参道を進んでゆくと、與喜天満神社との分岐点に出ます。神社に向かう途中の初瀬川にかかる橋の上からは紅葉に包まれる長谷寺の伽藍を遠望することができます。ぜひ立ち寄ってみましょう。

西国三十三所第八番札所「長谷寺」とは

写真:モノホシ ダン

地図を見る

長谷寺の正面には、総受付があり、参拝者の休憩所として使われています。また山内の火事除けのため秋葉権現が祀られています。長谷寺正面は、春のしだれ桜が美しいところでもあります。

西国三十三所第八番札所「長谷寺」とは

写真:モノホシ ダン

地図を見る

真言宗豊山派の派祖である専誉(せんよ)僧正は、1588年(天正16年)、豊臣秀吉の弟の豊臣秀長の招聘を受けて、長谷寺に入山しました。大和郡山城主となり大和・紀伊・和泉の3ケ国、約100万石の大大名になっていた秀長は、高徳の僧侶を招いて戦禍に遭い荒廃していた長谷寺の復興を図ろうと考えたのです。

以来、長谷寺は関係寺院三千ケ所を有する真言宗豊山派の総本山として、また西国三十三所第八番札所として、さらに四季を通じて「花の御寺」として多くの人々の信仰を集めています。

仁王門(写真)は、長谷寺の総門で、入母屋造本瓦葺の楼門です。楼門の両脇には仁王像、楼上には釈迦三尊十六羅漢像を安置しています。なお「長谷寺」の額字は、後陽成天皇の御宸筆です。

もみじまつりの期間中には秋季大観音特別拝観も

もみじまつりの期間中には秋季大観音特別拝観も

写真:モノホシ ダン

地図を見る

仁王門をくぐると本堂までつづく長い「登廊(のぼりろう)」が延びています。長谷寺を象徴する風景のひとつで、上・中・下の三廊に分かれた全399段の階段です。天井には風流な長谷型灯籠が吊るされています。下灯籠の両脇では、4月下旬〜5月下旬に牡丹の花を鑑賞することができます。同時期に開催される長谷寺のぼたんまつりはあまりにも有名です。

もみじまつりの期間中には秋季大観音特別拝観も

写真:モノホシ ダン

地図を見る

長谷寺の本堂は、初瀬山の中腹の断崖絶壁に懸造り(舞台造り)された大殿堂で国宝に指定されています。内陣に祀られている本尊の十一面観世音菩薩立像(重要文化財)は、光背を入れると日本最大級12メートル13センチの大きさがあります。隣接する鐘楼では、正午になると、鐘と同時に僧侶が吹く法螺貝の音が響きます。

もみじまつりの期間中には秋季大観音特別拝観も

写真:モノホシ ダン

地図を見る

もみじまつりの期間中に行われる本尊大観音尊像の秋季特別拝観では、ご本尊観音様の御足に触れて“ご縁”を結ぶことができます。その際にいただける「結縁の五色線」は仏の五つの智慧をあらわす白・赤・黄・青・黒の五色の糸をより合わせた腕輪です。これを身につけることによって観音様とご縁が結ばれたというしるしになります。帰った後も大事に持ち歩くようにしましょう。

本堂の内舞台に映り込む「床紅葉」は必見

本堂の内舞台に映り込む「床紅葉」は必見

写真:モノホシ ダン

地図を見る

ご本尊観音様とご縁を結んだら、本堂の舞台から境内の本坊・仁王門方面を俯瞰して見ましょう。ここからの風景は、長谷寺随一のビュースポットです。真っ赤に染まった紅葉は見事の一言に尽きます。

本堂の内舞台に映り込む「床紅葉」は必見

写真:モノホシ ダン

地図を見る

さらにおすすめのフォトスポットが、本堂舞台から眺める三重塔と紅葉のコラボです。これに五色幕と灯籠を入れる構図もおすすめです。

本堂の内舞台に映り込む「床紅葉」は必見

写真:モノホシ ダン

地図を見る

もうひとつ必見のフォトスポットが本堂の内舞台に映り込む“床紅葉(ゆかもみじ)”です。紅葉を背景にした賓頭盧(びんずる)像のシルエットも印象的です。なお、賓頭盧像は、撫でると除病の功徳があるとされています。ぜひ祈りをこめて撫でてみましょう。

均整のとれた五重塔や本坊からの紅葉も素晴らしい

均整のとれた五重塔や本坊からの紅葉も素晴らしい

写真:モノホシ ダン

地図を見る

朱色も鮮やかな長谷寺の五重塔は、1954年(昭和29年)に第二次大戦後の日本で初めて建てられた五重塔で、「昭和の名塔」といわれています。均整のとれた塔身は、周囲の景観によく溶け込んでいます。

均整のとれた五重塔や本坊からの紅葉も素晴らしい

写真:モノホシ ダン

地図を見る

五重塔のフォトスポットでは、本長谷寺の脇の階段を上ったところにある一切経蔵からの眺めも見事です。紅葉をバックにそびえたつ五重塔の容姿は、時が経つのを忘れるほどの美しさです。

なお、本長谷寺は、冒頭でご紹介した道明上人が、天武天皇の御病気平癒のために『銅板法華説相図』を鋳造し、本尊としてお祀りしたところです。こちらも忘れずにお参りしましょう。

均整のとれた五重塔や本坊からの紅葉も素晴らしい

写真:モノホシ ダン

地図を見る

さらに、本堂と鐘楼を正面に見ることのできるフォトスポットが、本坊からの眺めです。ここからは様々なグラデーションの紅葉を楽しむことができます。なお本坊では、磨き上げられた床に庭の紅葉が鏡面のように映える「猩々野村(しょうじょうのむら)」と呼ばれる紅葉もみどころのひとつです。

このように秋の長谷寺は、木々が織り成す見事な紅葉のほかに、ご本尊観音様の御足に触れて“ご縁”を結ぶことができる特別な期間です。西国三十三所草創1300年にあたる記念の年に、もっともゆかりのある長谷寺で大和路の秋を満喫してみてはいかがでしょうか。

長谷寺の基本情報

住所:奈良県桜井市初瀬731-1
電話番号:0744-47-7001

もみじまつり期間:2018年10月13日(土)〜12月2日(日)
入山料:中学生以上500円、小学生250円
参拝時間:8:30〜17:00(4月〜9月)、 9:00〜17:00(10月〜11月、3月)、 9:00〜16:30(12月〜2月)

秋季大観音特別拝観期間:2018年10月13日(土)〜12月2日(日)
拝観時間:9:30〜16:30
料金:1000円(入山料別途)

アクセス:近鉄大阪線長谷寺駅を下車、徒歩15分
車利用の場合は、大阪方面から天理ICを降り約40分 名古屋から針ICを降り約30分
駐車場:あり(有料)

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/20−2017/11/24 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -