こちらが庵月堂の「栗蒸し羊羹」。栗と餡の比率が2:1と、ずっしりとした重さも魅力です。栗のつなぎに餡があると言っても過言ではない程、美味しい栗がたくさん入っています。
常に最高の品質と味を保つため、栗はその時に手に入る一番ベストの産地の高級栗を使用。従って産地は変わります。また栗蒸し羊羹の完成までの工程は全て手作業で行われています。完成まで手間暇がかかりますが、いつも最高の品質をお届けしたいという店主の熱い思いが伝わってきます。
使う材料も厳選されています。普通、蒸し羊羹のつなぎは小麦粉を使いますが、庵月堂の栗蒸し羊羹は高級な吉野葛が使われています。また砂糖は、厳選したザラメを使い2度炊きされます。甘ったるくならず水くさくもならず甘さが口に残ることもなく、素材本来の味が生きてます。
極上の素材を用いて、伝統の製法と円熟した職人により丹念に仕上げられた商品は、まさに贅を極めた栗菓子の頂点と言って過言ではありません。
庵月堂の人気の秘訣は栗蒸し羊羹だけではありません。「蕎麦薯蕷」も人気商品。添加物は一切加えず、自然原料のみを使用しています。艶のある皮に包まれた粒あんのテリと美味しさは絶品です。生地は、そばどころとして知られる山形県尾花沢市から取り寄せた最高級のそば粉と、薯蕷芋を用いてます。
中の餡子は北海道産大納言を使った艶のある粒あん。材料だけではなく蒸しあがり時間や蒸気にもこだわりがあります。こちらも完成までは全て手作業です。このそば饅頭は、近くの劇場へ出演されるベテラン俳優さんもお好きでよく買いに来られる逸品ですよ。
庵月最中は、粒よりの北海道産大納言を用い、じっくり丹念に練り上げられた粒あんを求肥で包んだ高級最中で人気の商品です。
栗くるみは青大豆を丁寧に炊き石臼で引き、甘さ控えめの餡を仕立て上げてその中に特上の栗が入っています。パリッと口ほどけのよい麩焼きせんべいに添えて食べます。口の中で色んな味のハーモニーを楽しむ事が出来ます。
庵月堂の創業は1868年、明治維新の頃にさかのぼります。その後、お店の変遷と輝かしい歴史を経て昭和になり、心斎橋の地で秘伝の味を伝えています。
人気の栗蒸し羊羹は売切れることもありますので、予約されることをおすすめします。
温かい笑顔の店主と素敵なお嬢さんです。伝統を守りながらも、幅広い研鑽を積まれ夢を描いておられる店主。今回は秋の期間限定商品をご案内いたしましたが、四季折々の和菓子を楽しむ事が出来ます。
秋の夜長、お洒落にワイン片手に、もしくはほっこりお茶で美味しい庵月堂の和菓子はいかがでしょうか。
住所:大阪市中央区東心斎橋2丁目8番29号
電話番号:06-6211-0221
アクセス:各線心斎橋駅徒歩8分
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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