写真:羽田 さえ
地図を見るJR大牟田駅から徒歩4分。赤いレンガが印象的なROOTH2-3-3は、もともとは配給の米を貯蔵する倉庫だった建物です。戦後の物資不足の時代に、三池炭鉱宮原坑で使われていたレンガを譲り受けて作られました。ところどころ焦げたような色合いのものあり、歴史の重みを感じさせます。
2015年に世界文化遺産の構成資産のひとつとなった三池炭鉱。ROOTH2-3-3は、世界遺産の一部を使った、ちょっと珍しいカフェと言えるでしょう。
写真:羽田 さえ
地図を見る倉庫ならではの高い天井や壁面のレンガを生かした、開放的な大空間が広がる店内。地元のお年寄りから家族連れ、観光で県外から訪れた人など、幅広い客層が集まります。
写真:羽田 さえ
地図を見る二人掛けなどの小さな席テーブルは設けず、カウンターと大きなテーブル、ソファで構成された客席も特徴のひとつ。訪れる人どうしが自然に話せるようにというオーナーの思いがこめられています。
写真:羽田 さえ
地図を見るまず試してみたいのは、看板メニューのBLACK&WHITE。牛乳ビンで提供され、昔ながらのコーヒー牛乳のような佇まいです。紙製のストローと氷入りのカップに移していただきましょう。エチオピア産の豆を使ったコーヒーに、生クリームを入れたミルクを合わせることで、しっかりした味わいに。懐かしさと新しさが共存する、ROOTHらしいメニューです。
写真:羽田 さえ
地図を見るおいしいコーヒーの味わいを直球で楽しみたい時には、迷わずハンドドリップを。深煎りのものや酸味のあるものなど、好みに合わせて豆の種類を選べます。
バリスタの丁寧な手仕事を眺めながら、カウンター席で待つのも楽しい時間。辺りには芳醇なコーヒーの香りが広がります。
写真:羽田 さえ
地図を見るコーヒーのお供には、ホットドッグとドーナツがあります。ちょっとしたおやつには、全部で16種類もあるドーナツがおすすめ。プレーンタイプのシンプルなおいしさはもちろん、色鮮やかで写真映えするスイーツ系も人気です。
直径5センチほどの小ぶりなサイズで、気になるものを2つ3つと気軽に試せるのも嬉しいところ。チョコレートやカシスなどのフレーバーのほか、八女のほうじ茶や抹茶を使ったものなど、地元らしいものもあります。
写真:羽田 さえ
地図を見る壁際にずらりと並んだ新聞は、すべて無料で読むことができます。全国紙から地方紙、ニッチな業界新聞まで、その数なんと60種類。
週刊つりニュース、全国きのこ新聞、日刊大牟田など多岐に渡っており、あまり読む機会のなさそうなものも。普段の情報収集はスマホ一択という人も、ここでは新聞を手に取ってみたくなりそうです。
写真:羽田 さえ
地図を見るまた、店内で流れる音楽は、懐かしいアナログ盤。レトロな洋楽のほか、黒田節や炭坑節など、地元感あふれるレコードも置かれています。
写真:羽田 さえ
地図を見る入口には、カフェには珍しいコンシェルジュカウンターがあります。これはホテル出身のオーナーのこだわりによるもの。革張りのコンシェルジュブックには、三池炭鉱などの観光地から、近隣の飲食店の情報までスクラップされています。
訪れた人が口コミを書き込めるスペースもあり、今後さらに情報が集まってくる仕組み。駅前という立地らしく、観光の拠点としても役立てられそうです。
写真:羽田 さえ
地図を見る単なるカフェにとどまらず、人々が集まり、情報や文化が行き交い、発信される場所でもあるROOTH2-3-3。おいしいコーヒーを味わいながら、大牟田の過去から現在、未来を見つめるスポットとして楽しんでみてくださいね。
住 所:福岡県大牟田市不知火町2-3-3
電話番号:092-984-1131
営業時間:08:00〜19:00
定 休 日:水曜日
アクセス:JR大牟田駅・西鉄大牟田駅から徒歩4分
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
羽田 さえ
こんにちは。国内は44都道府県(青森・秋田・新潟が未踏です!)を旅しました。海外は東アジアが多めです。旅先では、歴史ある建物や古い街並みを見て歩くことが大好き。素敵なホテルに泊まること、美味しいものを…
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