まるでSF!昭和の名建築「中銀カプセルタワービル」(銀座)に入れる特別見学ツアー

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まるでSF!昭和の名建築「中銀カプセルタワービル」(銀座)に入れる特別見学ツアー

まるでSF!昭和の名建築「中銀カプセルタワービル」(銀座)に入れる特別見学ツアー

更新日:2018/10/01 16:36

望月 彩史のプロフィール写真 望月 彩史 美術・西洋文化史ライター

建築家の故・黒川紀章氏の設計で1972年に建てられた銀座の「中銀カプセルタワービル」。一度見たら忘れられないユニークな建物で、海外のファンも多く、ハリウッド映画やドラマにも使われています。一度中に入ってみたいと思いませんか? 通常は見ることが出来ませんが、ツアーを利用すれば特別に入れる部屋があるのです。内部の写真と見学方法をご紹介します。

「中銀カプセルタワービル」ってどんな建物?見学の方法は?

「中銀カプセルタワービル」ってどんな建物?見学の方法は?

写真:望月 彩史

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個性的な建物が多い東京でも一際目を引く「中銀カプセルタワービル」は、最初のカプセルホテルを作ったことでも知られる建築家の黒川紀章氏が設計したマンション(1972年に公開)。1960〜70年代に流行した建築運動「メタボリズム」を代表する建築です。メタボリズムとは、生物学の用語で「新陳代謝」を意味します。

ビルの名前にもなっている特徴的なカプセルは、1つ1つが取り外し可能で、25年ごとに新しいカプセルに交換することが想定されていました。そうすることで建物の基礎構造はそのままに、カプセル部分が「新陳代謝」することで、古く且つ新しい状態を保つことが考えられたのです。

「中銀カプセルタワービル」ってどんな建物?見学の方法は?

提供元:中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト

https://www.nakagincapsuletower.com/

このビルは現在も大人気で、賃貸カプセルに空きができてもすぐに希望者で埋まってしまうそうです。しかし、当初の計画と違って、実際は建設以来カプセルが交換されることはなく、現在多くのカプセルが老朽化して、建物自体の取り壊し計画も取り沙汰されるほど。もしかしたら数年後には見ることは叶わなくなっているかも知れません。ぜひ、今のうちにこの名建築の内部を見学しましょう。

多くのカプセルは、個人の家やオフィスとして使われているため、一般の人がビルの中に入るためにはツアーを利用する必要があります。

「中銀カプセルタワービル」ってどんな建物?見学の方法は?

写真:望月 彩史

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中銀カプセルタワービルの実際の見学ツアーの様子をご紹介しましょう。

ツアーは最大6名の完全予約制。記事の最後の「関連MEMO」にある「中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト」のWebサイトから、日時を確認してメールで予約をします。英語ツアーをリクエストすることもできます。このビルは海外でも有名なので、外国人の友人が来日した時などにご案内すれば、喜ばれるかも知れません。

当日は、集合時間にビルの入口で待ち合わせ。ツアーの所要時間は約50分です。
ビルには一般の居住者やオフィス利用者もいるので、ビルの中ではツアー担当者の指示に従いましょう。

茶室からインスピレーションを得た、究極のミニマリズムの室内

茶室からインスピレーションを得た、究極のミニマリズムの室内

写真:望月 彩史

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建設から数十年が過ぎ、多くのカプセルは内装をリフォームしているため、当初の状態を保っているカプセルはあまり残っていないそうです。ツアーを主催している団体は、元の状態のままのカプセルを幾つか所有しており、ツアーではその中の1室に入ることができます。

こちらもその1室。まるで船の船室かSF映画の宇宙船を思わせるシンプルな造りとなっています。レトロでありながら、近未来的な雰囲気も感じるこのカプセル空間。この魅力から、近年はファッションなどの撮影に使われることも多いそうです。

動画:望月 彩史

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こちらの動画は、360°画像が撮れるカメラで撮影した室内全体の様子。部屋がいかにコンパクトでシンプルか、ご覧いただけます。

黒川氏が茶室からインスピレーションを得たという室内は、ベッドを置いたらいっぱいになってしまいそうなほど狭いのに、何故か落ち着く空間です。ぜひ現地を訪れて体験してみてください。

茶室からインスピレーションを得た、究極のミニマリズムの室内

写真:望月 彩史

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懐かしさを感じる機械類は、勿論当初からのもの。ダイヤル式の電話、ラジオ、デジタル時計、カセットテープの前身となる音響録音再生機器など、当時の最新設備でした。

ユニットバスも可愛い

ユニットバスも可愛い

写真:望月 彩史

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こちらは部屋の中央から入口側を見た写真。カプセル内にキッチンはなく、マンションというよりはビジネスホテルのようなイメージに近いでしょうか。

左側の丸い窓の付いているのはユニットバスのドア。こちらも船か宇宙船のような雰囲気ですね。

ユニットバスも可愛い

写真:望月 彩史

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ユニットバスの内部の様子です。洗面台、石鹸台、鏡なども円形をたくさん使っているため、コンパクトで可愛らしい空間になっています。

ユニットバスも可愛い

写真:望月 彩史

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室内には、こんな風にこのカプセルタワーについての建築当時の資料や掲載雑誌などが置いてあります。また、ツアー担当者が、リフォーム済みの他のカプセルの写真など、色々な写真を見せてくれたりもするので、気になることはどんどん質問していきましょう。

ツアーの担当者は、建築に関する話からカプセルタワーを訪れたハリウッドのセレブの話まで、見学者のニーズに合わせて色々な話をしてくれます。建築に詳しい人も詳しくない人もじっくり楽しめる時間となるでしょう。

「中銀カプセルタワービル」外観の撮影スポット

「中銀カプセルタワービル」外観の撮影スポット

写真:望月 彩史

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ユニークな外観の建物なので、内部を訪問するついでに外観の写真もしっかり撮っておきましょう。一番オススメの撮影スポットは、道路を挟んで向かい側にある歩道橋の上。大きな歩道橋なので、ほぼ正面から、少し斜めから、色々な角度で撮影ができます。

歩道橋からだけでなく、ビルのすぐ前の歩道から見上げてみたり、横から見たり、色々な場所から建物の魅力を発見してみてください。

「中銀カプセルタワービル」外観の撮影スポット

写真:望月 彩史

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東京を代表する建築の1つとも言われるほど、有名でユニークな中銀カプセルタワービル。外観ばかりでなく、その内部もまたユニークだということが伝わりましたでしょうか? 丸い窓やシンプルな空間で、インスタグラム用の写真を撮るのも面白そうです。はじめにも書きましたが、近々取り壊される可能性もあるので、その前にぜひこの空間を体験してみてください!

「中銀カプセルタワービル」の基本情報

住所:東京都中央区銀座8-16-10
アクセス:JR東海道線、山手線、京浜東北線、横須賀線 新橋駅
東京メトロ銀座線 新橋駅
都営地下鉄浅草線 新橋駅
ゆりかもめ 新橋駅
各駅から徒歩約10分

見学ツアーについて
主催:中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
日程:週末 ※詳しい日時は、記事最後の「関連MEMO」から確認してください。
申込方法:メールで申し込み

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/11 訪問

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