写真:井伊 たびを
地図を見る千葉県北西部に通称「木下街道(きおろしかいどう)」という県道がある。正式名称は、「千葉県道59号市川印西線」であり、千葉県市川市から印西市に至る道路である。
今回、ご案内する「白井そろばん博物館」は、その木下街道と国道16号線が交差する、「白井」交差点を、印西市面へ入り木下街道を500mほど進んだ右側にある。
こちらの博物館は、常設されている日本で唯一の“そろばん専門の博物館”である。日本に伝わってから460有余年の歴史があり、現代においても有用性を保持し続けている「そろばん」の、歴史から学べる博物館である。
写真:井伊 たびを
地図を見るまず「二宮金次郎さん」と「郵便ポスト」が出迎えてくれる。
「二宮金次郎さん」といえば、読書しながら薪を運んでいるのが常だが、こちらではそろばんをはじきながら、薪を運んでいる「そろばん金次郎さん」である。館内で待ち受ける展示品には、ユーモアーを含むものもきっとあるだろう!という期待が膨らむ。そして期待通りになる。
その傍らには、「郵便ポスト」。かつては、どこにでもあったが、最近ではほとんど目にしない。この丸型ポストは、“レターポスト”といって、現役では全国に3つしかない。毎日11時に集配されており、「そろばん金次郎さん」と、一緒にあるので“お金がたまるポスト”として地域おこしに役立っている。
写真:井伊 たびを
地図を見る「3度の飯よりソロバンが好き」と、おっしゃる館長のお言葉通り、入口を一歩入れば数々のソロバンが出迎えてくれる。入口の頭上に目をやれば、デッカイそろばんを見つける。
「ところで、受付はどこだろう?」入館者の初めの疑問に応えてくれるのは、目の前のテーブルに用意された、ひと組の“拍子木”と告知メモ。
「二階におりますので、この拍子木を二回ほど打ってください」という、粋な計らいに来館者は和まされる。普段は打つこともめったにないだろう拍子木を、ちょっぴりの気恥ずかしさとともに2回打って受付をお願いしょう!
写真:井伊 たびを
地図を見る拍子木を置き前方へ目をやれば、「世界のそろばん」コーナーだ。朝鮮、ロシア、ポーランド、ブルガリアなどの珍しいそろばんが並んでいる。
写真:井伊 たびを
地図を見るプラスチック製のハンガリーそろばんや、珍しいローマそろばんは必見である。
写真:井伊 たびを
地図を見る「古そろばん」から「現代のそろばん」「装飾品そろばん」「看板用そろばん」など、いろいろな“中国算盤”も興味深い。
写真:井伊 たびを
地図を見る会社や商店の創立記念品など、お客様へのプレゼントとして人気がある「そろばん時計」。そろばんをはじいて、ますますの商売繁盛を願って創られたとか。
写真:井伊 たびを
地図を見るいろいろな「孫の手そろばん」。天2、地5、15桁のミニそろばんがついている「孫の手そろばん」には、そろばんがはじけるように、耳かき兼用の棒も収納されている。そういえば、現代の携帯電話にも電卓がついている。これは、二機能合体のハシリかも?
写真:井伊 たびを
地図を見る世界一の大きなそろばん珠。その傍らの竹製の招き猫も、ちゃんとそろばんを抱いている。思わず笑みがこぼれる。
写真:井伊 たびを
地図を見る室町時代の末期に、中国から伝わったそろばん。そのそろばん文化の発展に特に貢献した9人が紹介されている。特にお子様にもお薦めできるコーナーだ。
写真:井伊 たびを
地図を見る「そろばん箪笥」は、江戸から明治時代の商店で使用されていたもの。10段で現存しているものはとても珍しい!
写真:井伊 たびを
地図を見る天1、地4、231桁で、長さ約3mもある「長尺そろばん」は圧巻だ!数人ではじいたり、ひとつの問題を分割して計算したりする。お正月の弾き初めやイベント用に使われている。
写真:井伊 たびを
地図を見る若いふたりも仲良くそろばんを抱えている。
写真:井伊 たびを
地図を見るだいこく様の恰好をした招き猫。傍らには大判小判がザックザク!コッソリ連れて帰りたいほど可愛い。博物館きっての人気者もやっぱりそろばんを持っている。
写真:井伊 たびを
地図を見るそろばん片手に、微笑む布袋さんは、一体どこにいらっしゃる?ここまで凝れば、そろばん博物館たる面目躍如といえるだろう!
住所:千葉県白井市復1459-12
電話番号:047-492-8890
アクセス:
・国道16号白井交差点より東へ、車で1分木下街道沿い右手(6台駐車可)
・北総鉄道「白井駅」より徒歩25分
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/10更新)
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