写真:かとう とも
地図を見るラーメン王国・北海道の4大ラーメンの1つとして人気の「釧路ラーメン」。細い縮れ麺とあっさり魚介系の醤油スープはさっぱりしていてクセになる美味しさです。
そんな釧路で老舗のラーメン店として地元の方に愛されているのが「まるひら」。昭和34年に創業し、現在の店主は4代目になりますが、先代から譲り受けた変わらぬ味を守り続けています。
開店は朝9:30からと早いのですが、早朝に仕事を終えた漁師やタクシー運転手の常連客で席が埋まっていきます。最近は朝ラーメンを食べることを「朝ラー」といってちょっとしたブームになっていますが、「朝ラー」が昔から当たり前のように行われていた「まるひら」は、北海道の朝ラーの元祖とも言われています。
写真:かとう とも
地図を見る約60年の間、変わらぬ味を守り続けている「まるひら」のスープは、透明感のあるカツオベースの魚介系醤油スープ。レンゲですくって一口飲むと、余計な物が何一つ入っていないそのシンプルさに昭和のノスタルジーを感じます。とてもあっさりしているので、朝からラーメンを食べても全然胃がもたれません。
スープに浮かぶ具も、チャーシュー、メンマ、海苔、ネギと、とてもシンプル。シンプルですが、丁寧に作ったチャーシューやスープの1つ1つの本物の味が際立っています。
麺はかなり細めの縮れ麺ですがコシがあり、さっぱりとしたスープによく合います。細麺は茹であがるのも早いのも特徴。なので、混雑しているお昼時も回転率が早く、思ったよりも待つことなく食べることができるのも嬉しいです。
写真:かとう とも
地図を見る2013年に改装された店内は、カウンター席が7席、テーブル席が2卓、小上がりが2卓と、こじんまりとしていますがシンプルで清潔感が漂っています。混雑時には、店内にも人が並んでギュウギュウになります。
写真:かとう とも
地図を見る「まるひら」のメニューは「正油ラーメン」と「塩ラーメン」の2種類で、あとは大盛りや特大などの大きさが選べるだけと、とてもシンプル。ラーメン一本で勝負している、まさに生粋のラーメン専門店なのです。
派手なトッピングやサイドメニューで客の興味を引きつけようとしているお店が多い中、あくまでも60年前から変わらない味のラーメン2種類だけで勝負し続ける心意気には脱帽です。そんなシンプルで変わらぬ「まるひら」のラーメンは、釧路市民のソウルフードとして愛され、いつも客足が絶えないのです。
写真:かとう とも
地図を見る「まるひら」は、繁華街から離れた米町というエリアにあります。JR釧路駅から車で道道25号を南に10分ほど進むか、市内バス啄木線に乗り、米町公園で降りてすぐです。
写真:かとう とも
地図を見る駐車場は店の前に4台。そして、道路をはさんで向かいには広い専用駐車場があります。
米町は釧路市発祥の地といわれていて、米町公園内にある灯台をかたどった米町展望台からは、晴れた日には摩周岳や日高の山々を見ることができます。江戸時代より釧路市民の守り神として仰がれる厳島神社も米町にあるので、ラーメンを食べた後には公園や神社まで散歩に行くのもお勧めです。
道東でラーメンが食べたくなったら、是非「まるひら」に足を運んでみてください。
60年間の歴史が口の中に広がり、昭和の時代へトリップしてしまうような魅力が1杯のラーメンの中につまっています。
住所:北海道釧路市浦見8丁目1-13
電話:0154-41-7233
アクセス:JR釧路駅より車で約10分
営業時間:9:30〜17:00(ラストオーダー16:45)
定休日:水曜日、第2・第4木曜日
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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