さすが日本遺産の御食国!鯖街道の起点地「若狭小浜」の魅力

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さすが日本遺産の御食国!鯖街道の起点地「若狭小浜」の魅力

さすが日本遺産の御食国!鯖街道の起点地「若狭小浜」の魅力

更新日:2018/10/02 15:14

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ アマチュア写真家

歴史や特色を持つ地域を文化庁が認定している「日本遺産」。その日本遺産にも認定され、昔から「御食国・みけつくに」と言われてきたのが若狭小浜です。豊富な食材を都へと運んだ歴史を持ち、中でも特に有名なのが鯖。その道は特別に「鯖街道」と言われるほどでした。その鯖街道の起点となる小浜は、古い町並みが今も残り、観光スポットをおしゃれなレトロバスが無料でつなぎます。観光もグルメも楽しめる小浜の魅力を紹介します。

観光の拠点に便利な「まちの駅」

観光の拠点に便利な「まちの駅」

写真:万葉 りえ

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対馬海流とリマン海流が出会い、国内有数の漁場である若狭。「若狭カレイ」に「鯖寿司」「へしこ」に「小鯛のささ漬け」…若狭湾に近い地域に伝わる様々な名産品は、昔からこの地が海の幸に恵まれてきたことを教えてくれます。さらに、大陸からの文化の玄関口として古くから栄えてきた小浜には、今も昔ながらの立派な家並みが多く残っています。

ご覧いただいている「小浜市 まちの駅」は駐車場完備で、特産品の購入や飲食ができるだけでなく、小浜の観光情報も得られる場所。さらにレンタサイクルもあるという、この町を訪れた人にとても便利な施設になっています。休憩スペースもあるので、ここを街歩きの拠点として周っていくのも良いでしょう。

観光の拠点に便利な「まちの駅」

写真:万葉 りえ

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さらにうれしいのが、ご覧いただいている周遊レトロバスの存在です。

明治から大正時代にかけて建てられたモダンな西洋建築に、もっと古い江戸時代の町人町の小浜西町(重要伝統的建造物群保存地区)。そして、千本格子の風情ある街並みの茶屋町だった三丁町など、趣を残す場所が小浜市中にはいくつも保存されています。

そして、まちの駅だけでなく、やはりこの地へ来たら海も楽しんでおきたいもの。若狭小浜お魚センターや海の駅方面など、小浜観光の主要な場所をこの周遊バスが結んでくれます。しかもJR小浜駅もルートに入って、5月から11月まで土・日・祝日に運航。なんと料金は無料です!

繁栄の歴史を語る福井県最古の芝居小屋

繁栄の歴史を語る福井県最古の芝居小屋

写真:万葉 りえ

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レトロバスの時間に余裕があるなら、まずはまちの駅の一角に建つ、小浜市指定文化財の「旭座」へ行ってみましょう。こちらは福井県で現存する最古の芝居小屋で、創建は明治2年までさかのぼります。修理工場や倉庫として使われていた時期もあったのですが、木造建築物なので改装する前の跡が柱や壁に残っていました。そんな跡も後の時代から見れば貴重な資料。今の場所に移転した際に明治末ごろの姿に復元されたのです。

繁栄の歴史を語る福井県最古の芝居小屋

写真:万葉 りえ

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現在は市民の催しなどに使われていますが、見学可能になっています。二階には両側に座敷席を設け、地元商店の看板や提灯も明治の芝居小屋を彷彿とさせます。ステージへと続く花道では、きっと人気役者が大きな拍手をあびたはず。明治の空気たっぷりの空間から、小浜の町の繁栄を感じられるでしょう。

<旭座の基本情報>
住所:福井県小浜市小浜白鬚111-1
電話番号:0770-52-2000
入館料:無料

繁栄の歴史を語る福井県最古の芝居小屋

写真:万葉 りえ

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そして、旭座から道を隔てた向かい側には、白壁に格子が美しい商家が並びます。

堂々たる商家の中で、町屋ギャラリーになっている「栖水館・せいすいかん」は建物も見学可能。昔ながらの箪笥階段を使って二階へと上がれば、大きな吹き抜けの空間や、どっしりした床の間をそなえた座敷など商家の暮らしを見ることができます。

<栖水館の基本情報>
住所:福井県小浜市酒井95-2
入館料:無料

鯖街道の起点、400年以上の歴史を持ついづみ町商店街

鯖街道の起点、400年以上の歴史を持ついづみ町商店街

写真:万葉 りえ

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京へと様々な食材を運んできた歴史がある小浜の中で、1601年に問屋や仲買人など魚を取り扱う専門店を町割りで集めたといういづみ町。ここは400年以上の歴史がある魚の町で、小浜で水揚げされた鯖が、ここから京へと運ばれて行ったという鯖街道の起点です。「京は遠ても十八里」と言われ、一塩され一昼夜かけて京へと着く頃にはちょうど良い味加減になって、都の庶民に親しまれた魚だったのです。

鯖街道の起点、400年以上の歴史を持ついづみ町商店街

写真:万葉 りえ

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現在はそれほど大きくないいづみ町商店街ですが、まちの駅のすぐ前にあり、現代も魚店や食堂、そして小浜名物の焼き鯖を売る店が並びます。そんな店の間にあるのがここの歴史を伝えてくれる「鯖街道資料館」です。室内には使われた道具や資料が展示され、往時の活気を伝えてくれます。

<鯖街道資料館の基本情報>
電話番号:0770-52-1040(小浜商工会議所)
開館時間:9:00〜17:00
料金:無料

高級魚に負けないおいしさ

高級魚に負けないおいしさ

写真:万葉 りえ

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小浜で、まず食べておいてほしいのが焼き鯖です。ご覧のお店は江戸時代から続いており、先代までは様々な魚を取り扱っていたそう。それを、現店主が、鯖だけにこだわって鯖専門店に変えたという間違いない美味しさが待っている店です。

高級魚に負けないおいしさ

写真:万葉 りえ

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店頭で焼きあがった鯖を見れば、まずスーパーなどで見かける鯖の大きさとは明らかにサイズが違うことに驚かれるでしょう!

使うのは脂がのっているのに身が締まっている寒鯖のみ。その鯖を時間をかけて丁寧に下ごしらえしてからじっくり焼いた浜焼き鯖。翌日食べることもできますが、塩をしていないので地元ではお茶漬けや汁物など様々な料理にも活躍させるそう。しかし、まずは何もつけずに鯖の持つ美味しさをしっかり味わってみてください。特別鯖が好きというわけではなくても、この店の鯖を一口食べてみれば他との違いを実感していただけるはず!

高級魚に負けないおいしさ

写真:万葉 りえ

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ご覧の浜焼き鯖は串に刺した状態でも40センチ超えのサイズでした。人気の大きさは昼頃には売り切れてしまうこともあります。絶対手に入れたいと思う方は予約しておくのがお勧めです。

<朽木屋商店の基本情報>
住所:小浜市小浜広峰39
※いづみ町商店街の店舗が改装中のため、御食国若狭おばま食文化館近くの仮店舗で営業中

道の駅にも並ぶ鯖メニュー

道の駅にも並ぶ鯖メニュー

写真:万葉 りえ

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ご紹介した大きな焼き鯖はお土産にするにしても、小浜でも美味しいものを食べておきたいですよね。

まちの駅にも地元の魚介を使った料理が食べられるフードコートがあります。またレトロバスの周遊コースになっている「道の駅 若狭おばま」のフードコートでも鯖を使った料理が味わえます。写真は「鯖街道定食」で、鯖がのったうどんのほかに、鯖寿司や地元菓子店が手掛けた葛を使ったようかん付き。他にも観光案内所で相談して観光もグルメも満喫してください。

古代から星のパワーを授かってきた地「小浜」

若狭塗や若狭和紙、塗り箸など特産品もあり、無料の観光拠点や周遊バスもある観光客に優しいこの町は、ぜひとも訪れていただきたい場所です。

近畿には五芒星という不思議なラインがあります。熊野本宮、伊勢神宮、伊弉諾神社…と古い歴史を持つパワースポットが五つの頂点となり星形を作っているというのです。小浜があるのは、その熊野本宮から藤原京、平城京、平安京を経て一直線に北へとラインをのばした先。不思議な星に導かれて小浜を訪ねてみませんか。

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。

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