八ヶ岳をのぞむ苔の森をトレッキング!長野・白駒の池

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八ヶ岳をのぞむ苔の森をトレッキング!長野・白駒の池

八ヶ岳をのぞむ苔の森をトレッキング!長野・白駒の池

更新日:2018/09/23 19:35

神山 かなえのプロフィール写真 神山 かなえ 地域研究家

日本の貴重なコケがあることで知られている長野県・佐久郡「白駒の森」。標高が2115mに位置する白駒の池は、この高度における日本最大の天然湖です。周辺には数百年前からの原生林が生い茂り、その地面を覆う苔の種類は約520種類にもなります。駐車場から池まで歩くだけでも原生林を楽しめますが、さらに森の奥深さを味わうなら、標高2300m級の丸山〜高見石への本格的なトレッキングコースがおすすめです。

白駒の池に向かう道の入り口〜麦草峠へ

白駒の池に向かう道の入り口〜麦草峠へ

写真:神山 かなえ

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佐久平駅からのバスが発着する、白駒の池入口にある駐車場からすぐの遊歩道に入ります。道中、トイレがないので駐車場ですませておきましょう。

遊歩道に入ると、すでに森が広がっています。右手に案内矢印が見えてきますので、右手の麦草峠への道を進みます。木道が整備されており、とても歩きやすいです。丈の低い木々が周囲にひろがり突然別世界に来たような気持ちになります。足元を見ると石がごろごろと転がっており、小石はキラキラと光っています。ここは黒曜の森と呼ばれ、黒曜石とともに苔も見られます。本格的なトレッキングをしない方でも、池だけでなくこの黒曜の森を歩くとうっそうとした原生林とは違った雰囲気を味わえます。

麦草峠を経て丸山へ

麦草峠を経て丸山へ

写真:神山 かなえ

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木道が終わり、土の道が姿を現します。地表はびっしりと苔が覆いはじめ、だんだんと薄暗くなっていきます。麦草峠まではなだらかな道が続きます。コメツガやシラビソ、トウヒといった高山に見られる針葉樹林の原生林がひろがります。麦草峠には麦草ヒュッテという山小屋があり、食事休憩や宿泊ができます。初心者が高山トレッキングに慣れるための場所としてもおすすめのコースなので、泊まって体を環境に慣らしながら歩くのもいいです。

麦草峠を経て丸山へ

写真:神山 かなえ

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足元をよく見ると様々な形の苔を見ることができます。道の途中に代表的な苔を説明した看板がありますので、立ち止まってじっくり周囲を眺めながら歩くことができます。

丸山の森から丸山登山へ

丸山の森から丸山登山へ

写真:神山 かなえ

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麦草峠をすぎて、標高2390メートルの丸山へ向かいます。2000メートル地点からのスタートとはいえ、空気も薄く足場も岩肌を歩くので焦らずゆっくりと登ることをおすすめします。しっかりとした登山靴は必須です。アップダウンがあるので、ストックもあると助かります。夏でもひんやりと涼しいので体温調節がしやすく、急な雨にも対応できるレインウェアを着ていくと良いです。岩肌に手をつくこともあるので、軍手もあると便利です。急こう配のため、雨のあとや雨が降る予報が出ているときは、この登山はおすすめしません。

装備を整えたうえで、周囲にひろがる緑の苔のじゅうたんを楽しみながら山頂を目指しましょう。途中、休憩できる場所はありませんので、少しなだらかな場所をみつけたら水分をとるなどすると良いです。つい上へ上へと登りたくなりますが、景観を眺めながら一歩一歩すすめていくと森の美しさがより身近に感じられます。

山頂は生い茂る木々もなく、空をあおげます。空気がとても澄んでいます。草地が少しあるので、岩場をイス替わりに小休憩をとるとよいでしょう。

丸山の森から丸山登山へ

写真:神山 かなえ

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このように立派な樹木の根を見ることもできます。自然の神秘をたっぷりと味わえます。

丸山から高見石へ

丸山から高見石へ

写真:神山 かなえ

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丸山を下り、高見石へと向かいます。その名前の通り、白駒の池と八ヶ岳山麓が見渡せる景色のよい場所です。岩場のふもとにある高見石小屋にリュックを置かせてもらい、両手両足を使って上まで登ります。晴天時には白駒の池だけでなく、遠くまですっきりと山々を見渡せる絶景スポットです。風が強いときや雨が降ったときなどは、危険ですので登るのはやめましょう。

高見の森をぬけて、白駒の池へ

高見の森をぬけて、白駒の池へ

写真:神山 かなえ

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高見石をくだり、高見の森へ。大きな岩場をアスレチックさながら縫うように歩きます。途中から木道があらわれると、白駒の池まではもうすぐです。左手に白駒荘が見えてくると、その先が池です。静かな湖面と広い空が広がっています。白駒荘は宿泊のほか、食事ができます。トイレも宿泊者が使用しなくなる7:30以降は使えます。

周囲が1.8メートルの白駒の池はぐるりと歩くと約40分。苔の森を横に見ながら、穏やかな水辺の散策ができます。登山まではしたくないという方には、この周遊だけでも森の魅力を味わえます。

高見の森をぬけて、白駒の池へ

写真:神山 かなえ

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白駒の池からバス停のある駐車場まで歩く木道の周囲には、白駒の森がひろがっています。最後まで苔の森をじっくりと味わえます。

白駒の池と苔の森の基本情報

住所:長野県南佐久郡佐久穂町
アクセス:JR茅野駅または、JR佐久平駅より路線バス「白駒池入り口」下車
※バスの運行は夏季のみとなりますので、出発前にお調べください。
車の場合は、白駒の池駐車場を利用
※紅葉のシーズンなどは混雑するので時間には余裕をもっておでかけください。

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/30 訪問

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