写真:カジヤマ シオリ
地図を見るオーブダ地区の街歩きは、ブダペスト中心部からの郊外列車・HEV(ヘーヴ)が停車するSzentlelek ter駅からスタート。
駅から徒歩5分のところにある、フェー広場を拠点にすると移動がしやすいです。1903年に建てられた、クラシックな外観の市庁舎が面しています。
写真:カジヤマ シオリ
地図を見る市庁舎の隣にあるカフェ「エシェルニェーシュ(Esernyos)」は、オーブダ地区のツーリストセンターを兼ねています。まずはここで地図を手に入れたり、わからないことを聞いたりしましょう。
情報収集のための利用はもちろん、カフェのメニューを楽しむのもおすすめです。ケーキやクッキーはグルテンフリーというこだわりよう。カフェの奥にはアートギャラリーも併設し、のんびりと過ごせます。
<基本情報>
住所:Budapest, Fo ter 2, 1033
電話番号:+36-30-883-1953
写真:カジヤマ シオリ
地図を見るカフェのすぐそばに、動きを止めた瞬間をそのまま切り取ったような独特なアート作品が。
傘を差した5人の女性が、動きを止めたまま切り取られたかのように、ブロンズ像で表現されています。これをつくったのは、ヴァルガ・イムレというハンガリー人の現代彫刻家です。
その銅像だけ時がとまっているかのようなリアルさに、驚くことでしょう。無表情で、静かなオーブダの街並みに溶け込むようにして立っています。
その近くには、彼の作品のレプリカが一堂に会する「ヴァルガ・イムレ資料館」もあります。オーブダ地区に限らず、ヴァルカ・イムレの作品は街のあちこちに展示されています。
写真:カジヤマ シオリ
地図を見る「ハンガリー貿易と観光の博物館(Hungarian Museum of Trade and Tourism)」は、デザイン好きなら必見のスポットです。19世紀末から20世紀初頭のデザインを紹介しています。
とくに、現代でもハンガリーを代表するお菓子メーカーとして愛される「Szamos」社のお菓子パッケージが充実しています。キッチュなかわいらしいパッケージを、色あせないまま展示しています。
写真:カジヤマ シオリ
地図を見るそのほかにも、ハンガリーの近現代の雑貨や家具、衣装などを用いて、当時の一般家庭やお店を再現しています。細部にまでこだわって再現しており、まるでその当時にタイムスリップした気分を体験できます。すべて見て回れば、デザインの移り変わりを学べるようなラインナップです。
もともと建物は、クルディ・ジュラという作家が亡くなる3年前を過ごした邸宅でした。博物館の入り口では、生い立ちやここで過ごした様子を展示しています。近年のオーブダの様子も読み取れる展示となっており、あわせて見学するのがおすすめです。
<基本情報>
住所:Budapest, Korona ter 1, 1036
電話番号:+36-1-375-6249
アクセス:オーブダ市庁舎から徒歩10分
写真:カジヤマ シオリ
地図を見るオーブダの街歩きには、歴史探訪もおすすめです。
この街には、かつてローマ帝国に属したアクインクムという都市がありました。現在も、ローマ帝国時代の2〜3世紀にかけて栄えた遺跡がのこされています。ローマ帝国が衰退したあとは、遺跡を避けるようにして新しい街並みができました。
Szentlelek ter駅からHEVで3駅のAquincum駅へ足を伸ばして、遺跡で発掘した出土品を展示する「アクインクム博物館」へ。博物館とあわせて、隣接する遺跡の中を見学できます。住居や銭湯、神殿などの跡も残されていて、見ごたえがあります。
<基本情報>
住所:Budapest, Szentendrei ut 135, 1031
電話番号:+36-1-430-1081
アクセス:Aquincum駅から徒歩10分
オーブダにはブダペストの中心部のような賑やかさはないものの、ゆったりと街歩きを楽しめる街です。中心部からのアクセスが便利で、定番スポットにプラスして観光するのがおすすめ。古きよきブダペストの面影を、ぜひ探しに行ってみてください。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/10更新)
- 広告 -