写真:麻生 のりこ
地図を見る平成の大合併で西伊豆の一番北側にあたる戸田(へだ)地区を編入し、市域が広がった沼津市。渚に続く千本松原や沼津港、御浜岬に大瀬崎など景勝地も充実しています。見どころが多い沼津を日帰りで楽しむ場合は、主に港周辺を巡るのがコツ。
まずは最初の目的地「沼津港深海水族館」へ向かいましょう。沼津港を抱く駿河湾の最深部は日本一深くて約2,500メートル。この水族館では駿河湾や世界中の深海生物を飼育展示しています。
写真:麻生 のりこ
地図を見るなかでも一番の見どころは“生きた化石”と呼ばれるシーラカンス! 世界広しといえど、シーラカンスの冷凍個体を見ることができるのは、なんとここだけなんですよ。尾びれや背びれなど、8つのひれをぜひ確認してみて!
ほかにもダイオウグソクムシやオウムガイなど、珍しい生き物も展示しています。
写真:麻生 のりこ
地図を見る館内2階の売店では深海魚をモチーフにした可愛いマスコットやキーホルダー、マスキングテープなどを販売中。お土産にもなりそうですね。ダイオウグソクムシとシーラカンスのぬいぐるみも、どこかキュート。同館オリジナルの「深海ノ紋」シリーズも好評です。
<基本情報>
住所:静岡県沼津市千本港町83番地
電話番号:055-954-0606
アクセス:JR沼津駅から路線バスで「沼津港」下車後、徒歩3〜4分
営業時間:10:00〜18:00(最終入館17:30)
※夏期・冬期・繁忙期により変更する場合あり
駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)
写真:麻生 のりこ
地図を見る沼津港へ来たならば、新鮮な海の幸を食べたいところ。沼津港深海水族館と同じエリアにある「港八十三番地」は、回転寿司や浜焼き、海鮮丼の店舗が並ぶ複合施設です。
写真:麻生 のりこ
地図を見る水族館と通路を隔てた場所に建つ「海鮮丼 佐政」は、獲れたて新鮮な魚介類の丼物が美味しいと評判です。通常サイズの丼物には味噌汁と干物が半身付いてくるので、これだけでお腹いっぱいになる方も。ご飯は酢飯と白米から選べるのも嬉しいですね。
写真:麻生 のりこ
地図を見る刺身や焼き物、本日のなめろうなど一品料理も充実しています。なお、深海水族館の当日チケットを提示すると飲食代が10%オフになる割引サービスを実施しているので、忘れずにご提示を。
<基本情報>
住所:静岡県沼津市千本港町83番地
電話番号:055-939-5333
アクセス:「沼津港」バス停下車後、徒歩3〜4分
営業時間:9:30〜17:00(16:00 LO)
※土・日・祝日・繁忙期 9:30〜20:00(19:00 LO)
駐車場:近隣に提携駐車場有り(有料)
写真:麻生 のりこ
地図を見る昼食後は港内を1周する「沼津港周遊クルーズ」で30分間の海の旅に。遊覧船は11時から15時まで毎時00分に出航します(7月14日から8月20日の間は14時便は運休)。
受け付けは出航10分前までなので、乗船受付までに時間がある場合は、腹ごなしに港周辺の散策をしてみては。港八十三番地から遊覧船乗り場までは徒歩で3〜4分ほどです。
写真:麻生 のりこ
地図を見る写真奥に見える大型展望水門「びゅうお」をくぐって、いざ海原へ! クルーズ中は遠く伊豆半島をはじめ、渚にのびる松原や牛臥山に我入道海岸など四季折々の沼津の景勝地を見渡せます。
空気が澄んでいる時は船上から裾を広げた富士山と、その手前に横たわる愛鷹山の姿を望むことも。海鳥への餌付けも楽しめますよ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る<基本情報>
住所:静岡県沼津市千本港町128(千鳥観光汽船)
電話番号:055-962-7537
アクセス:「沼津港」バス停下車、徒歩約1〜2分(伊豆箱根バスのバス停からだと徒歩約1分)
写真:麻生 のりこ
地図を見るプチクルーズを楽しんだ後は、巷で人気のプリンを食べてひと休み。濃厚なプリンと、海の色をそのまま封じ込めたかのような紺碧なジュレの組み合わせが美しい「深海プリン」は、2018年7月に誕生したばかり。
ラムネ味のジュレは、レモンの風味も効いていて後味もさっぱり。下のプリンと混ぜて食べると、美味しさ倍増です!
写真:麻生 のりこ
地図を見るプリンのラインナップは「深海プリン」のほか、3種類(プレーン味、塩キャラメル味、抹茶味)の「沼津プリン」。丹那牛乳や戸田塩など、どの味も沼津やその周辺地域の厳選素材を使用しています。
写真:麻生 のりこ
地図を見る店内にイートインスペースはありませんが、入り口付近にベンチがあるので、座って食べたい方はこちらへどうぞ。プリン以外に深海プリンソフトも好評です。
<基本情報>
住所:静岡県沼津市千本港町97
電話番号:055-962-9010
アクセス:「沼津港」バス停下車、徒歩4〜5分
営業時間:10:00〜17:30
写真:麻生 のりこ
地図を見る日帰り沼津観光の締めくくりには、気品溢れ落ち着いた空間へ。
国内有数の避寒の地として、明治中期から昭和の初めにかけ別荘地として活用されていた沼津。明治26年(1893年)には当時皇太子だった大正天皇静養のため、この地に御用邸が造られました。
こちらは明治時代後期に昭和天皇の御用邸となった西附属邸です。玄関の車寄せ部分は起屋根(むくりやね)で、内部は美しい杉の竿縁天井です。
写真:麻生 のりこ
地図を見る館内ではロイヤルな趣を今なお感じることができます。継ぎ目なしの畳廊下、様々な意匠を見るのも楽しい釘隠しなどは必見!
居間として使用された御座所は、畳の上に絨毯を敷いた和洋折衷和方式です。真鍮製のシャンデリアは当時のものを使用していて、花模様の裂地を用いたソファーにもうっとり。
写真:麻生 のりこ
地図を見る受付隣室の売店「松籟亭」では、同館オリジナルの風雅な薯蕷饅頭の記念菓「雪後の春」や、皇族方のお印を刺繍した膝掛やハンドタオルなどを販売中です。口の中でほろりと溶ける「和三盆くぎかくしさがし」も人気の一品。お土産にいかがでしょうか。
<基本情報>
住所:静岡県沼津市下香貫島郷2802-1
電話番号:055-931-0005
アクセス:JR沼津駅から路線バスで「御用邸前」下車後、徒歩約3〜4分
東名高速道路「沼津」ICまたは新東名高速道路「長泉沼津」ICから車で約20〜35分
営業時間:9:00〜16:30
今回紹介したモデルコースでは移動に路線バス利用を想定しています。沼津駅から沼津港への便は、伊豆箱根バスと東海バスの2社が運行していますが、どちらもそれほど便数は多くありません。
そのため、モデルコースはゆったりとした時間配分になっています(路線バスは遅延することもあります)。
効率良く回りたい方にはレンタサイクルがお勧め。2018年10月現在、「ぬまクル」と「NUMAZU RUNNING&SKILLS STATION」がレンタサイクルのサービスをしていて、どちらも1日1,000円。貸し出し場所はそれぞれ駅から少し歩きます。
ただし、前者は年中無休ですが、後者は毎週火、木曜日休み。詳しくは記事下部【関連MEMO】から公式サイトをご覧ください。車の場合は沼津港の周辺にある無料と有料の駐車場を利用すると便利です。
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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