アートと歴史が混在する場所!台北「華山1914文創園区」

アートと歴史が混在する場所!台北「華山1914文創園区」

更新日:2018/09/18 15:52

スズキ ミズエのプロフィール写真 スズキ ミズエ グラフィックデザイナー、一人旅女子ライター、世界の民族&お祭りマニア、火山と洞窟マニア
台湾には、日本統治時代の建物がリノベーションして新たなスポットとして生まれ変わった場所が多くあります。その内の一つがここ「華山1914文創園区」。日本統治時代には酒造工場として建てられ、今は流行やアート発信基地として注目の場所となっています。

台湾の歴史とアートが感じられる「華山1914文創園区」は、有名な観光名所はすでに行っているという台湾リピーターにもおすすめです。

華山1914文創園区とはどんな場所?

華山1914文創園区とはどんな場所?

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

MRTの忠孝新生駅から徒歩6分、台北の電気街に隣接するちょっと変わったエリア。元々日本の酒造メーカーが1914年に日本酒、ワインなどの製造工場を建てたの最初でした。今では建物の多くは外観は当時のものを活かし、中はリノベーションして現代にあったアレンジが加えられています。

華山1914文創園区とはどんな場所?

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

昔ながらの趣を残して、工場という大きな敷地を活かした映画館やイベントホールなど、芸術とカフェやセレクトショップが融合した場所になっています。

華山1914文創園区とはどんな場所?

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

1987年に工場が林口に移ったのを期に酒造としての役割が終わり、その後10年以上放置されたままで落書きなど無法状態が続きました。2003年に文化省が管理を始め、2005年に「華山1914文創園区」としてアート施設として生まれ変わりました。

当時の落書きは一部アートとして保存しています。

映画のセットに迷い込んだみたい!

映画のセットに迷い込んだみたい!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

20世紀初頭に建てられた建物はどれもどこか懐かしくもありながら、現代でも通用するモダンなものばかり。リノベーションの際には、当時のものを活かすような作りにしているので、それを探すのも楽しみ。

ガラス粒子の入ったタイルの壁は、一部が剥がれ落ちてもそのままを活かし雰囲気のある廊下を演出しています。

映画のセットに迷い込んだみたい!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

また窓や扉も当時のままの木製。未だに現役で使っているところに、当時の造りの良さを感じさせます。コンクリートとのコントラストも今ではオシャレに感じられます。

映画のセットに迷い込んだみたい!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

燃料が石炭から重油の時代となり、長さも50メートルから3メートル短くなったりと、時代と共に移り変わった煙突。80年以上ここで華山を見続けている言わばシンボル的な存在です。

五感で楽しむアートスペース!

五感で楽しむアートスペース!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

華山1914の東側は倉庫として使用していたため、一つ一つの建物が大きく、今では7つのイベントスペースとして活用されています。常に複数のイベントが行われているので飽きることはありません。

その他に、ブレンド酒製造工場跡地はライブ会場として、果実酒製造工場跡地はダンススタジオとして利用されています。

五感で楽しむアートスペース!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

映画館も併設されており、上映作品はハリウッド作品のような一般大衆向け映画ではなく、国内外問わずの単館上映作品が中心。そこにもこだわりが見られます。

五感で楽しむアートスペース!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

敷地内には数多くのアート作品が隠れるように混在しています。建物の裏の芝生で草を食む牛のオブジェや、壁から顔を出す作品など、隠れたアートを探すのも楽しみの一つかもしれません。

ショップもアートとセンスに溢れている!

ショップもアートとセンスに溢れている!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

ショップは常設の花や服飾、雑貨のセレクトショップからアーティストたちの一点ものを扱うポップアップまで幅広くあります。

木と遊びをテーマにしたお店「Wooderful Life」では、大人も木に触れて楽しめるおもちゃや木のミニチュアも販売。もちろん子供用の木の遊びスペースもあって親子で飽きないお店。

<基本情報>
電話番号:+886-2-2341-6905
営業時間:11:00〜21:00

ショップもアートとセンスに溢れている!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

生活と本をテーマにしたお店「別境書店BOOKS&GROCERY」は、店内の半分が本屋、残りの半分がこだわりの生活雑貨という組み合わせのユニークなお店。

本棚には子供が楽しめる科学本から大人が読むエッセイまでジャンルは広く、中国語で書かれたタイトルを読んでるだけでなんか楽しい気分になれてしまいます。雑貨は台湾オリジナルの商品もあってお土産にも良いかもしれません。

<基本情報>
電話番号:+886-2-2341-5522  
営業時間:11:00〜18:00

ショップもアートとセンスに溢れている!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

広い敷地にはカフェやレストランが12店舗もあるので、決して休憩処に困ることはありません!しかもどのカフェもとてもおしゃれで特徴的。本屋さんや雑貨屋さんの中にカフェがあったりして、コーヒーを飲みながらゆっくり雑貨を選んだり、本を読んだりできる空間になっています。写真の店舗は「青鳥Bleu&Book」。

<基本情報>
電話番号:+886-2-2341-8865
営業時間:10:00〜21:00

西側も忘れずにチェック!

西側も忘れずにチェック!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

駐車場を挟んだ西側は、元々は精製所跡地でした。11の赤レンガの建物には店舗などは少ないのですが、とても静かで、緑のある中庭は特に落ち着いた雰囲気で癒されます。

煉瓦通りを歩いていると本当にタイムスリップした気持ちになれます。是非そんな気分に浸ってみてください。

西側も忘れずにチェック!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

台湾の自然をテーマにしたお店「EcoHub 生態工法基金會」では、馬の毛で出来た歯ブラシや台湾の自然から採れたオーガニックはちみつや醤油、木製フォークなどを販売しています。

<基本情報>
電話番号:+886-2-2341-9227
営業時間:10:00〜18:00

西側も忘れずにチェック!

写真:スズキ ミズエ

地図を見る

台湾で有名なセレクトショップ「好樣思維 VVG Thinking」。一階はちょっと大人の雰囲気漂うレストラン、二階はセレクトショップとなっていて両方をゆっくり楽しめることができます。

<基本情報>
電話番号:+886-2-2322-5573
営業時間:12:00〜21:00

華山1914文創園区の基本情報

住所:No. 1, Section 1, Bade Road, Zhongzheng District, Taipei City
電話:+886-2-2358-1914
最寄り駅:MRTブルーライン忠孝新生駅

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -