「マリモ展示観察センター」へ行くには、まずは阿寒観光汽船に乗船しましょう。遊覧船は、いずれも湖の南側、阿寒湖温泉街の近くに位置する、まりもの里桟橋と幸運の森桟橋の2カ所から乗ることができます。
遊覧に要する時間はおよそ85分。船は1時間おきに運行しており、5月から11月の期間中は無休で営業しています。
早速、船に乗り込んだら、いよいよ出港です!
遊覧船は、2階建てになっています。1階に比べて2階席の方が高くて眺めが良く、なおかつ最前列は、前方の視角が良好なのでおすすめです。空いていれば、是非座ってみましょう。
船は、直行でチュウルイ島に行くわけではなく、まずは阿寒湖の景色を遊覧しながら、見所の滝口へ向かいます。
阿寒湖に浮かぶ小島や大島を左手に見ながら進むと、滝口の入口が現れます。滝口の入り口は狭く、両岸を木々が容赦なく押し寄せるように生えており、まるで行く手を阻むような空間。その間を船がすり抜ける様に通る、船長の巧みな舵の捌き方も見物。とってもスリリングです!
滝口は、阿寒湖で唯一、水が流出する河口になっており、湖に映える美しい緑が広がる撮影スポットとしても最高のロケーションです。
滝口を遊覧後、いよいよマリモ展示観察センターがあるチュウルイ島へ向かいます。
チュウルイ島は、阿寒湖の北東に位置する周囲約260mの大きさの無人島です。島での滞在時間は、およそ15分。島にトイレがないので、必ず船内で済ませておきましょう。
島へ降りて、順路の道を進んだすぐのところに、マリモ展示観察センターがあります。観察センターは、バリアフリーになっているので、車いすでも見学がOK。
館内に入ると、一際目を引くのがこちらの大型水槽です。この水槽の底には、赤ちゃんや子供の頭位の大きなマリモが沢山展示されています。丸いマリモがゴロゴロしており、とってもユニークな眺め。
阿寒湖のマリモは大型で形が美しいことから、世界的に貴重とされており、これだけの粒ぞろいのマリモが見られるのもここだけ。マリモの表面をよく見ると、プカプカと細かな毛が水に揺れてとっても可愛くて、思わず癒されてしまう光景です。
大型水槽の隣には、巨大マリモの展示がされています。このマリモは、直径約25cm。バレーボールより大きなマリモで、ここまで成長するなんて驚きの大きさです。
展示されているマリモは、展示期間が終わったら阿寒湖に戻すので、展示されるマリモは毎年異なります。巨大マリモの展示は、その年によって変わり、大きいものだと直径30cm位のでっかいマリモに会えるかもしれませんよ。
センターでは、巨大マリモの展示の他、マリモの一生を紹介するコーナーや、マリモの内部に空洞ができ潰れた珍しいマリモなど、生態や様々なマリモを鑑賞することができます。
ここは、特別天然記念物に指定される阿寒湖のマリモを目の前で見られる貴重な所。これだけマリモをじっくり観察することができるのはここ以外になく、キュートなマリモに迫れるレアな場所。なので、阿寒湖に来たら見ずには居られません。
住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5番20号
電話番号:0154-67-2511
観光汽船運行期間:5月1日〜11月30日
観光汽船運航時間:最盛期は6:00〜17:00(1時間おき)
※運航時刻は、まりもの里桟橋が起点・終点(幸福の森桟橋は5分遅発・5分早着)
※4月15日〜4月30日は不定期にて運航。運航時刻については要問い合わせ
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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