意外にイケてる!ロンドンから旅したい魅力的なビーチタウン3選

意外にイケてる!ロンドンから旅したい魅力的なビーチタウン3選

更新日:2020/07/30 12:13

藤谷 愛のプロフィール写真 藤谷 愛 地方移住ブロガー
博物館や美術館、歴史的建造物など、インドア観光が多いイギリス。加えて天気が悪い印象のお国柄なので、ビーチを満喫する旅行者は稀かも。

しかし、晴れた日はイギリス人もこぞってビーチに出かけたくなる「イケてるビーチ」が、ロンドンから日帰り旅の距離にあることをご存知でしょうか?旅行者でも普段着のまま気楽にビーチを満喫できる、おしゃれなビーチタウンを3つご案内します。

英国内唯一のロイヤルハーバーを持つ港町「ラムズゲート」

英国内唯一のロイヤルハーバーを持つ港町「ラムズゲート」

写真:藤谷 愛

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ロンドンから電車で約1時間20分。南東部のケント州にある港町・ラムズゲート(Ramsgate)には、田舎町にも関わらず国内で唯一の「ロイヤル」を冠するハーバーがあります。

1821年、ジョージ4世によって与えられた「ロイヤル」の称号にふさわしく、入江には多くのボートやヨットが停泊しています。

英国内唯一のロイヤルハーバーを持つ港町「ラムズゲート」

写真:藤谷 愛

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ロイヤルハーバーに停泊する船のオーナーの多くが富裕層ですが、中には芸術家の「スタジオ兼自宅」という可愛すぎるボート(写真)も。入江の周囲は遊歩道になっているので、ぐるりとボート見学するのもおすすめです。

英国内唯一のロイヤルハーバーを持つ港町「ラムズゲート」

写真:藤谷 愛

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ラムズゲートの町から入江に降りていく道には、ビクトリア時代に煉瓦で作られたプロムナードも。かつてその道の下は、船舶を修理するドックとして使用されていましたが、現在ではカフェやバーなどオシャレなお店に変身。お茶休憩としても利用してみたい場所です。

英国最大級のパブからビーチ遊び!

英国最大級のパブからビーチ遊び!

写真:藤谷 愛

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ハーバーの周囲にはたくさんの飲食店があるので食事の場所に困ることはありませんが、ラムズゲートに来たら是非利用したいのが「ロイヤル・ビクトリア・パビリオン(The Royal Victoria Pavilion)」。イギリスで有名なパブチェーン「ウェダースプーン(Wetherspoon)」が1903年築のコンサートホールをパブに変身させました。

現在ではイギリス指定建造物の第2級として登録されるほど歴史的価値が高いことに加え、英国でも最大級のパブとして有名です。さらにビーチを楽しみたい人には「ここ以上のパブはない!」というほど最高の立地なのです。

英国最大級のパブからビーチ遊び!

写真:藤谷 愛

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お店からビーチへ徒歩1歩!ドーバー海峡の青い海を眺めながら、冷えたビールでついつい乾杯したくなる魅惑的な立地です。

英国最大級のパブからビーチ遊び!

写真:藤谷 愛

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2階席は美しい砂浜を一望できるテラス席で、ゆったり贅沢な気分でイギリスらしからぬビーチを満喫することができるのです。

ちなみに、チェーンパブの強みで価格はお手頃。ランチメニューは10ポンド以内(ビールなどの飲み物付き!)という破格値です。

<ロイヤル・ビクトリア・パビリオンの基本情報>
住所:Harbour Parade, Ramsgate, Kent CT11 8LS
電話番号:01843-854-420
アクセス:ラムズゲート駅から徒歩15分

可愛い田舎のレトロビーチタウン「ブロードステアーズ」

可愛い田舎のレトロビーチタウン「ブロードステアーズ」

写真:藤谷 愛

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前述したラムズゲートの隣町「ブロードステアーズ」は、名作「クリスマス・キャロル」で有名な19世紀の英国作家チャールズ・ディケンズに20年以上に渡って愛された町。彼はこの地で「ディヴィッド・コッパーフィールド」を書き上げました。現在、ゆかりの建物は「ディケンズハウス博物館」として観光スポットにもなっています。

そのディケンズハウスの正面から撮影したのがこの「バイキング湾」の写真。
英国的な小ぢんまりした可愛いビーチで、春から夏にかけては地元の人たちが家族連れで楽しんでいる穏やかな場所なのです。

可愛い田舎のレトロビーチタウン「ブロードステアーズ」

写真:藤谷 愛

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遊歩道を歩きながら様々な角度で可愛いビーチを眺めることができます。イギリスでよく見かけるカラフルなビーチハウスと素朴な草花がレトロな風景を演出し、写真撮影についつい時間を忘れてしまいそう。

可愛い田舎のレトロビーチタウン「ブロードステアーズ」

写真:藤谷 愛

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レトロなビーチにお似合いなのはレトロなアイスクリーム屋さん!

創業1907年。南イタリアからスコットランドに渡った創業者以来、「モラリス・ジェラート(Morelli’s Gelato)」では毎日お店で作っている新鮮なジェラートを販売しています。

ブロードステアーズ店は1932年のオープンで、近隣の町を含む地元の人なら誰もが知っている超老舗。夏には行列ができるほどの人気店です。レトロな店内ではパフェや、ジェラートがてんこ盛りになったワッフルなど、スイーツ好きには堪らないメニューがたっぷりのお店なのです。

<モラリス・ジェラートの基本情報>
住所:14 Victoria Parade, Broadstairs, Kent CT10 1QS
アクセス:ブロードステアーズ駅から徒歩10分

アートとビーチが共存する「マーゲイト」

アートとビーチが共存する「マーゲイト」

写真:藤谷 愛

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ブロードステアーズのさらにお隣には、アートとビーチが共存する町「マーゲイト(Margate)」があります。英国を代表する画家、ウィリアム・ターナーが作画の為に度々滞在し愛した町で、ビーチの周囲にはアート関連の施設や作品そのものが並びます。

アートとビーチが共存する「マーゲイト」

写真:藤谷 愛

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ターナーが下宿をしていた建物の跡地に建てられた「ターナー・コンテンポラリー(Turner Contemporary)」は、現代芸術作品を展示している美術館。海の風景自体が芸術作品のようになっている部屋もあり、地元の人にも癒しの場所として人気のある美術館です。

<ターナー・コンテンポラリーの基本情報>
住所:Rendezvous, Margate, Kent CT9 1HG
電話:01843-233-000
アクセス:マーゲイト駅から徒歩13分

アートとビーチが共存する「マーゲイト」

写真:藤谷 愛

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入江を囲む防波堤の灯台の麓には、「貝の貴婦人」と呼ばれるアート作品も。モデルになったのはターナーと懇意にしていた下宿の女主人・ブース婦人です。

町には世界的に有名な神出鬼没画家「バンクシー」の作品もあるので、ビーチと共にアートを楽しむのもおすすめです。

ボタニー湾で自然の創造美に感動

ボタニー湾で自然の創造美に感動

写真:藤谷 愛

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所在はブロードステアーズですが、アクセスはマーゲイトの中心地からのほうが近いボタニー湾(Botany Bay」。タクシーで10分のそのビーチでは、長年かけて創造された自然美を堪能できます。

その昔密輸が多かったこの地で、逮捕された密輸業者が島流しに合ったのがオーストラリアのボタニー・ベイ。そこから名付けられたという黒歴史の有るビーチですが、現在では密輸業者の代わりに美しい風景とビーチを楽しむ人たちで溢れています。

ボタニー湾で自然の創造美に感動

写真:藤谷 愛

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干潮の際にくっきりと現れる、波によって削られた石灰岩壁による砂浜の道。フォトジェニックな風景はプロの撮影で使用されることもしばしば。

ボタニー湾で自然の創造美に感動

写真:藤谷 愛

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角度を変えるといろいろな表情を見せてくれるボタニー湾。ここでしか撮れない一枚を求めて出かけてみませんか?

3つのビーチタウンが連なるサネット地域

ご紹介した3つのビーチタウンが連なるサネット(Thanet)地域は、古き良き英国のビーチタウンの趣を残しています。イギリス旅行の最中に1日でも晴れた日があれば、是非サネット地域まで足を延ばしてみてください。アウトドアアクティビティーが苦手な方でも、お手軽におしゃれにビーチを満喫できるホリデーになることでしょう。

2020年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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