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バルト海に浮かぶゴットランド島は中世よりヴァイキングに支配され、15世紀以降はハンザ同盟の中継地点として繁栄しました。島内に残る城壁や教会の跡は当時の名残であり、中心都市のヴィスビィはユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
ゴットランド島へ行くには主に飛行機かフェリーを使います。
飛行機であれば、ストックホルムから1日2〜5便、所要はわずか45分ほどで島の空港へ到着できます。しかし、比較的費用を安く抑え、旅の気分を存分に味わいたいのであれば、フェリーで行くのがおすすめ。ストックホルム中央駅からバスでニーネスハム港を経由し、ヴィスビー行きのフェリーで3時間30分ほど。フェリーはかなり大きく、船内にはカフェや売店もあります。
ゴットランド島観光のメインとなるのは中心都市のヴィスビィ。空港からはタクシーで約10分、フェリーのターミナルからは徒歩15分ほどです。
ヴィスビィの旧市街は、中世の雰囲気を伝える赤い屋根の家々が魅力的。映画『魔女の宅急便』でもこの色合いの家々は描かれています。町のシンボルであるサンタ・マリア大聖堂の横にある小高い丘からは、町を一望することができます。
旧市街に並ぶ家々は壁の色などがばらばらですが、不思議と調和していて落ち着いた雰囲気を醸し出しています。家の前にはバラなどを飾ったり、ちょっとした小窓にもお洒落な小物を置いたりと、島の人たちが丁寧な生活を日々送っていることが伝わります。
ヴィスビィの町は、周囲を3kmの城壁に囲まれています。高さはおよそ10m。石を積み上げて作られた堅牢な城壁です。
城壁の内部の旧市街は、端から端までの長さが最大でも1.3qほどなので、散策するには徒歩で十分。多少坂道が多いですが、レンタサイクルで町をめぐることもできます。
海辺にある火薬塔は1100年代に建設された、ヴィスビィで最も古い建造物の一つです。石造りの巨大な塔の上のオレンジ色の屋根が魅力的。火薬塔の横から海に沿って遊歩道が続き、散策にはうってつけです。
<基本情報>
住所:Fiskarplan
アクセス:ヴィスビィ大広場より徒歩約10分
ヴィスビィの見どころの一つが、旧市街の至るところに残る中世の教会跡。ひっそりと佇む教会跡を訪れると、ゴットランド島往時の繁栄が偲ばれます。
この写真は、1230年に建造されたセント・ニコライ教会。旧市街の北部に位置する、非常に美しい外観の教会です。正面に開いた直径3mの円形の窓は「ローズ・ウィンドー」と呼ばれ、一つの石を花形にくりぬいたもの。夏期には教会内部が開放され、音楽会やオペラなどが上演されます。
セント・クレメンス教会は1100年代に作られ、ヴィスビィに数ある教会群の中でも最古の一つ。先述のセント・ニコライ教会のすぐ南、セント・クレメンス・ガータン通りに位置します。
5〜9月の間だけ、毎日11:00〜17:00で公開されています。
ヴィスビィの教会の中で今も唯一活動を続けているのが、町のシンボルでもあるサンタ・マリア大聖堂です。
ゴットランド島は16世紀、当時ハンザ同盟の盟主として繁栄を誇っていたドイツのリューベックによる攻撃を受け、その時に島内のほとんどの教会が破壊されました。しかし、このサンタ・マリア教会だけはドイツ商人のために建てられた教会であったため、破壊を免れたとのこと。
オレンジ色の屋根に黒い尖塔が印象的です。
<基本情報>
住所:Vastra Kyrkogatan 5
アクセス:ヴィスビィ大広場より徒歩約5分
ヴィスビィのほぼ中心にある大広場に面して建つのが、ロマネスク様式のサンタ・カテリーナ教会。現存するのは14〜15世紀のもので、見上げんばかりの石柱とアーチは数ある教会群の中でも最も美しいと言われています。
教会の周囲はカフェやレストラン、市が集中してにぎやかな雰囲気ですが、教会内は打って変わってひっそりとした雰囲気です。
教会の中へは自由に無料で入ることができ、白い石柱に囲まれて厳かな雰囲気に浸ることができます。
5月と9月は毎日12:00〜16:00、6〜8月は毎日10:00〜20:00で公開されています。
実は、スウェーデンが生んだ世界的ベストセラー『ニルスのふしぎな旅』の第14章「二つの都」に、海に沈んだ伝説の町とされる豪華絢爛な「ヴィネタの町」とともに、遺跡や廃墟の残る現在のヴィスビィの様子が描かれています。
いたずらが過ぎた罰として小人にされてしまった少年ニルスは、ガチョウのモルテンの背中に乗ってスウェーデン中を旅しますが、その途中でこのゴットランド島へも立ち寄るのです。
物語の詳細は省きますが、作者のラーゲルレーヴ(1858〜1940)はニルスたちの訪れる廃墟となった教会跡を描写することで、時の流れを経たものの普遍的な美しさを訴えています。
<基本情報>
住所:Strandgatan 14
アクセス:フェリーターミナルより徒歩約20分
『ニルス』の作者ラーゲルレーヴは、物語を創作するためにゴットランド島を訪れた際、船上から霧に浮かぶヴィスビィの町を見て強く心を揺さぶられ、インスピレーションを得たとされています。この島には、数百年も前の時間感覚や、「ここではないどこか」へ行けるかのような不思議なトリップ感が味わえる雰囲気があるのです。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか?
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2022/7/4更新)
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