写真:ShinYah シンヤ
地図を見るザルツブルクの新市街、ミラベル宮殿からザルツァハ川の方へ延びる通り沿いにある黒いドームが特徴の建物、こちらが今回ご紹介するホテルのある「聖トリニティ教会」です。1694年から1702年にかけてバロック様式で建てられた歴史ある教会は、およそ5,000平方メートルもの広さがあります。
この教会の設計は、17世紀から18世紀にかけて活躍した宮廷建築家ヨハン・ベルンハルト・フィシャー・フォン・エルラッハ(Johann Bernhard Fischer von Erlach)。ミラベル宮殿の園庭を初め、ウィーンやグラーツ等オーストリア各地の王宮施設の設計に携わった人物です。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る教会の中は、ちょっと珍しい卵型をした特徴的な講堂。煌びやかな装飾は限定的ながら、シンプルで洗練されたデザインは訪れる者を魅了します。
残念ながらこの講堂は一般には公開されていませんが、定期的に開催されるコンサートの時に限って中へ入る事が出来るので、スケジュール等詳細はホテルのレセプションに問い合わせてみると良いでしょう。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るそんな聖トリニティ教会の中には「Gastehaus im Priesterseminar」というホテルが営業しており、誰でも予約・宿泊する事が出来ます。ホテルの入り口は、教会に向かって左側にある大きくて重厚な扉。開けるのにちょっと勇気の要る扉ですが、宿泊客は自由に出入り出来るので心配はいりません。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るレセプションで手続きを済ませたら、素敵な回廊を通って客室へと向かいましょう!この修道院を思わせる様な回廊の一部は朝食会場になっていて、朝はここで優雅な気分に浸りながら食事を楽しむ事が出来ます。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るまた、回廊で囲まれた中庭も必見!大理石の銅像を中心に、周囲の窓枠には赤やピンクの花、そして聞こえてくるのは静かに流れる噴水の音だけ。ここに居ると、まるで時間が止まったかの様な別世界に誘われます。
ここにはベンチも設置されているので、晴れた日にここで読書をするのもおすすめです!
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る客室は、シンプルながらスタイリッシュなデザイン。どの部屋も天井が高くて広々しています。この教会は人通りの多い通りに面していますが、部屋の窓が二重サッシになっているので、防音性能は申し分なし!
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る壁には十字架が掲げられていて、ここが教会の中だという事を実感させてくれます。尚、このホテルの部屋にはテレビがありませんが、これは宿泊客に非日常を味わってもらうというホテル側のコンセプトによるもの。静かで心洗われる、素敵な滞在が約束されます。
そんな聖トリニティ教会のホテルGastehaus im Priesterseminarには、シングルルームからアパートメントタイプの部屋まで様々なタイプが用意されているので、一人旅から家族での旅行まで幅広い利用が可能です。
日本ではなかなか味わえない教会ステイ、皆さんも是非体験してみて下さい!
住所:Dreifaltigkeitsgasse 14, 5020 Salzburg
電話番号:+43-662-877-495-10
レセプション営業時間:7:30〜19:00(日曜日は18:00迄)
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
ShinYah シンヤ
作曲・編曲活動の傍ら、音楽業界に関する独自の見解や、自らの旅行記をブログに綴っています。創作ネタの調達に時々海外へ出かけて行くと、そこには一つの価値観に捉われない多種多様な概念があって、いつも自らの視…
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