芸術の秋は美しい作品と紅葉庭園の観賞!東京「根津美術館」

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芸術の秋は美しい作品と紅葉庭園の観賞!東京「根津美術館」

芸術の秋は美しい作品と紅葉庭園の観賞!東京「根津美術館」

更新日:2018/10/07 20:51

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

オシャレな街で有名な港区南青山に位置する「根津美術館」。7400を超えるコレクションからテーマ毎に行われる展覧会は見どころが多く、美術館だけでも1日費やしてしまうほど!そんな「根津美術館」の敷地内に素晴らしい庭園があることをご存知でしょうか?晩秋になると様々な木々が色づき、芸術の秋にふさわしい光景となります。都心とは思えない庭園を訪問し、美術館と併せて芸術の秋を堪能しよう!

入館前から竹の美しさに惚れ惚れ!

入館前から竹の美しさに惚れ惚れ!

写真:木村 優光

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地下鉄の表参道駅から南東の青山方面へ歩くこと約5分、交差点の角に見えてくるモダンな建物が「根津美術館」です。本館の入口に向かう通路には、和風の美術館らしく綺麗な竹林があります。根元には綺麗に石が敷き詰められていて、入場する前から和の雰囲気を感じることができます。

ここで「根津美術館」の概要といきましょう。1940年に東武鉄道の社長などを務めた根津嘉一郎氏(二代目)によって創立され、開館は翌年の1941年。併設する庭園は、江戸時代の下屋敷などがあった場所でした。1906年に荒れていたこの土地を初代根津嘉一郎が取得して私邸としたことから始まります。

メインの美術館内では、テーマの異なる展覧会が年7回行われ、7400を超えるコレクションの中からそのテーマに合った作品が展示されます。メジャーな展覧会の開催期間に訪問すると、館内には数多くの閲覧者で賑わいますが、館内が広いこともあってか、混雑度合いはそれほど感じません。ここで注意。庭園に入るには、まず入館料を購入して美術館に入館しなければなりません。

入館前から竹の美しさに惚れ惚れ!

写真:木村 優光

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美術館の付属という位置づけの庭園は木々や草花が非常に多く、それらを綺麗に手入れされているとてもきれいな庭園。園内の丘陵の効いた地形を上手く利用しているところも見どころのうちの一つです。あって欲しいところに木があるのは当然のことで、それ以上に晩秋の季節になれば紅葉の木と常緑樹との配置により、色彩配置がお見事!

園内を数分も歩けば、つい先程まで人でごった返していた表参道駅に降り立ったことを忘れてしまうほど、周囲は非常に静かな空間です。さらに、敷地面積が広い園内であることからも、ここが都心ではなく京都の北山あたりを訪問しているかのような錯覚に陥ります。一番の見頃は紅葉の時期ですが、春先の新緑やカキツバタの季節もオススメです。

「根津美術館」の庭園といえばこのアングルは代名詞!

「根津美術館」の庭園といえばこのアングルは代名詞!

写真:木村 優光

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「根津美術館」の庭園のシンボル的風景といえば、写真のように水辺に浮く「舟」!実際に舟の中へは立ち入ることはできませんが、この風情ある舟に乗って紅葉を見ながらお茶をしているシーンを頭の中で描くのも良いかもしれませんね。水辺周りの紅葉が赤色だけでなく、橙色や黄色などがミックスされて、とても素晴らしい空間を作り上げています。

「根津美術館」の庭園といえばこのアングルは代名詞!

写真:木村 優光

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舟が置かれている場所のすぐ近くには、池の水が湧き出る「吹上の井筒」があります。常にぶくぶくと湧き出る様子は、まるで水が命を持っているかのよう!

「根津美術館」の庭園といえばこのアングルは代名詞!

写真:木村 優光

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風がない日であれば、写真のように逆さ紅葉も見ることができます。「吹上の井筒」をちょうど中央に捉えた構図も作品性高い1枚になります。水辺に植えられた木々が真上に伸びるのではなく、「吹上の井筒」を覗き込むかのような形で斜めになっている様子もまるで計算されたかのよう!手前の岩に生える苔も、晩秋の水辺エリアには欠かせない色彩要素で、美しい絶景を演出しています。

庭園内には茶室があちこちに!

庭園内には茶室があちこちに!

写真:木村 優光

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庭園内には茶室が4つあります。普段は公開されていませんが、月一回の公開日やイベント時に内部を見ることができます。

写真は「閑中庵・牛部屋」という茶室。大正初期に造られ、戦後今の場所に移築された閑中庵側は、五畳台目(ごじょうだいめ)下座床と呼ばれる珍しい畳の敷き方で、昭和31年に再建された牛部屋側は、四畳半囲炉裏構えになっています。鮮やかな色彩を持つ紅葉が「閑中庵・牛部屋」を覆い、素晴らしい光景を作り上げています。

庭園内には茶室があちこちに!

写真:木村 優光

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こちらは「弘仁亭・無事庵」で、大正8年に建造され、戦後に現在の場所に移築されました。南側に池を望む弘仁亭(こうにんてい)には、四畳半の無事庵(ぶじあん)が寄り添っています。真っ赤な紅葉が「弘仁亭・無事庵」の頭上を覆い、紅の世界を作り上げています。

庭園内には茶室があちこちに!

写真:木村 優光

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園内の高台に位置する「被錦齋(ひきんさい)・一樹庵(いちじゅあん)」のうち一樹庵は、明治32年に造られたもので、大阪から移築されました。被錦齋は根津嘉一郎(二代目)の還暦を記念して造られました。

「被錦齋・一樹庵」の屋根に覆いかぶさる紅葉の量は他の茶室と比べて多く、相性も抜群!「被錦齋」の「錦」は色とりどりの紅葉を意味することから、少し距離を置いて見ると、真っ赤な紅葉の周りにはさらに様々な色彩を持った紅葉が寄り添っています。

園内に佇むその他の建造物もお見逃しなく!

園内に佇むその他の建造物もお見逃しなく!

写真:木村 優光

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園内の最南エリアには竹林に囲まれた薬師堂があります。この薬師堂ですが、宝形造(ほうきょうづくり)と呼ばれる建物で、鬱蒼と覆い茂った竹林を背景に従う様子は、京都の嵯峨エリアを彷彿させます。真っ赤な紅葉は付近にありませんが、紅葉を見た後の目休めとして訪問するのも良いでしょう。

園内に佇むその他の建造物もお見逃しなく!

写真:木村 優光

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薬師堂からやや広めの舗装された道を西へ進むと、今度は鳥居が見えてきます。こちらは「天神の飛梅祠」と言われ、天神様で学問の神様でもある菅原道真を祀った社!祠の中には菅原道真が中国で参禅した姿を表した、渡唐天神像が祀られています。

なお、祠の名称は飛び梅伝説を踏まえています。色彩豊かな紅葉が頭上を覆いかぶさっている中、祠の前で手を合わせましょう。

根津美術館の基本情報

住所:東京都港区南青山6-5-1
電話番号:03-3400-2536
アクセス:東京メトロ各線表参道駅より徒歩約6分
※紅葉の見頃は例年11月下旬〜12月上旬頃(掲載写真は2016年11月26日撮影)

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/11/26 訪問

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