見所は紅葉だけでない!竹林の先は何処へ?京都「化野念仏寺」

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見所は紅葉だけでない!竹林の先は何処へ?京都「化野念仏寺」

見所は紅葉だけでない!竹林の先は何処へ?京都「化野念仏寺」

更新日:2018/10/18 13:17

木村 優光のプロフィール写真 木村 優光 和風景写真家、夜景愛好家

「化野(あだしの)念仏寺」は、京都市右京区で重要伝統的建造物群保存地区に認定された鳥居本に位置しています。境内には約8000ほどの石仏や石塔があり、初めての訪問でびっくりすることも!晩秋になると、そんな境内を囲むかのように真っ赤な紅葉が見頃を迎えます。見どころは紅葉だけでなく、遠い時代へとタイムスリップしてしまいそうな竹林もあり!「化野念仏寺」を訪問し、さまざまな要素の晩秋風景を堪能しよう!

入山前からワクワクするような参道!

入山前からワクワクするような参道!

写真:木村 優光

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京都でも竹林が有名な嵯峨野の鳥居本に位置する「化野(あだしの)念仏寺」は、風情ある街並みのエリアにあります。参道入口は重要伝統的建造物群保存地区に面しているため、すぐに見つけることが可能!参道の入口から約40m先の境内入口を眺めると、山門越しに色鮮やかな紅葉が見えてきます。期待を胸に、石階段を一段ずつゆっくりと上っていきましょう。

なお、「化野(あだしの)」の「あだし」とは、「はかない」、「むなしい」などの意味があります。なぜならば、かつてこの「化野念仏寺」一帯は、東山にある鳥辺野、洛北にある蓮台野とともに、風葬の地であったためです。平安時代になると弘法大師が五智山如来寺を開創し、野ざらしだった遺体を石仏や石塔として葬ったのが「化野念仏寺」の始まりと伝えられています。

入山前からワクワクするような参道!

写真:木村 優光

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やがて参道を上り詰めると真正面に境内入口があるので、受付にて入山拝観料500円を払いいざ境内へ!垣根の向こうに見える真っ赤な紅葉と非常の多くの石仏や石塔類がとても気になりますが、順路に従い拝観するようにしましょう。

ちなみに、受付前で上がってきた参道を振り返ってみると、鳥居本の街並みが写真のように見えます。参道越しに見える風情ある街並みも旅の記録として残しておくと良いでしょうね。

石仏と真っ赤な紅葉のコラボレーションは念仏寺ならでは!「西院(さい)の河原」

石仏と真っ赤な紅葉のコラボレーションは念仏寺ならでは!「西院(さい)の河原」

写真:木村 優光

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さらに順路に従って進んでいくと、境内の南側から非常に多くの石仏群が置かれた場所へ入ることができます。この場所が「西院(さい)の河原」と呼ばれる場所で、「化野念仏寺」の代名詞的な風景!約8000ほどの石仏や石塔は、化野に散財していた多くの無縁仏を集めたもので、これらを徐々に見学していくうちになんとも言えない寂しさと無常の美を感じ取るでしょう。

晩秋の季節には「西院の河原」を真っ赤な紅葉が包み、非常に美しい光景となります。嵐山嵯峨野の他のスポットに比べると比較的穴場な観光名所ですので、思い思いに「西院の河原」の光景をゆっくり眺めることができるくらい、訪問する人は少なめです。

石仏と真っ赤な紅葉のコラボレーションは念仏寺ならでは!「西院(さい)の河原」

写真:木村 優光

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「西院の河原」の見学が終われば、本堂までアクセスしてみましょう。本堂前には石灯篭があるため、石仏群ばかりだった光景とは打って変わって、一層和の雰囲気を感じることができます。本堂前にも紅葉が植えられているため、石灯篭とのコラボレーションは色彩も豊富で非常に美しいです。

石仏と真っ赤な紅葉のコラボレーションは念仏寺ならでは!「西院(さい)の河原」

写真:木村 優光

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本堂を背にしてばかりですと大変失礼ですので、周囲の紅葉観賞が終わりましたら本堂を参拝しましょう。本堂を目の前にすると、頭上に広がる真っ赤な紅葉に癒されます。したがって、手合わせも気持ちよくできるでしょうね。なお、この本堂は1711年に寂道上人が再建したものです。

オススメカメラワークご紹介!

オススメカメラワークご紹介!

写真:木村 優光

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ここで、オススメカメラワークのご紹介です。本堂の横には鐘楼がありますので、真っ赤に染まる周囲をイメージするために紅葉を暈しつつ、鐘楼をメイン被写体として撮ってみましょう。すると、秋の境内を連想する1枚に!メイン被写体がやや暗めの鐘楼ですので、ややオーバー気味の露出で撮りたいところですが、その場合は太陽の位置も計算に入れて逆光にならないように撮りましょう。逆光ですと全体的に白くなってしまいますよ。

オススメカメラワークご紹介!

写真:木村 優光

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「西院の河原」にて、最前列で並ぶ石仏や石塔群をクローズアップして切り取るのも良いでしょう。様々な表情をした石仏さんをメインに、10体くらいをやや斜め構図で撮ると写真のようになります。石仏周辺に紅葉の落ち葉やコケなどがある場所を選んでも面白いですね。やや距離がある紅葉を上手いこと組み合わせても素晴らしい1枚になるでしょう。なお、「西院の河原」内部での撮影は禁止されていますので、写真のように取りたい場合はズームレンズは必須となります。

石仏と紅葉だけでなく竹林を通るのも忘れずに!

石仏と紅葉だけでなく竹林を通るのも忘れずに!

写真:木村 優光

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「化野念仏寺」の見所は8000体の石仏や石塔、そして晩秋の季節に真っ赤に染まる紅葉ですが、それに匹敵するくらい素晴らしい空間があります。それは竹林小径で、本堂の横からアクセスすることができます。嵯峨野は竹林が有名ですが、この「化野念仏寺」もそれに勝るとも劣らない美しさがあります!

少しずつ竹林小径の中へ入っていくと、わずかな隙間から陽の光が差し込み、とても幻想的な空間に!さらに、竹林の中というものは何か強いパワーが宿っているようで、この「化野念仏寺」の竹林もどこか遠い時代へとタイムスリップしてしまいそうで、ある意味パワースポット!

石仏と紅葉だけでなく竹林を通るのも忘れずに!

写真:木村 優光

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約50mの竹林を抜けると墓所となり、手前には六面体の石柱に六体のお地蔵様が彫られている六面体地蔵が祀られています。墓所周囲にも紅葉が植えられているため、六面体地蔵と真っ赤な紅葉とのコラボレーションも実現可能!この六面体地蔵には、六道と呼ばれる六つの世界(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道)があり、それぞれには迷界のお地蔵様が居られます。

お参り方法は、六面体地蔵の足元に置かれた柄杓を使って、時計回りで天道から人道へとお水を掛けて行きましょう。その際に、「オン・カカカ・ビサンマエイ・ソワカ」と言ってお参りします。そうすることによって罪障を洗い流すという意味合いがあります。

化野念仏寺の基本情報

住所:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
電話番号:075-861-2221
アクセス:京都バス鳥居本バス停下車徒歩約5分

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/12/05 訪問

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