あべのハルカス美術館の「太陽の塔展」で大阪万博を疑似体験

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あべのハルカス美術館の「太陽の塔展」で大阪万博を疑似体験

あべのハルカス美術館の「太陽の塔展」で大阪万博を疑似体験

更新日:2018/09/21 11:08

Sige pandaのプロフィール写真 Sige panda トラベルライター、パンダスポット探検家

1970年の大阪万博の象徴「太陽の塔」。あべのハルカス美術館開催の展覧会「太陽の塔」には直径10.6m、初代 黄金の顔の現物が登場。しかも展示室内は写真OK!SNSに投稿できちゃいます。

構想段階から再生事業まで、太陽の塔がたどった半世紀をたどる展示で、岡本太郎 未完の絶筆作品も登場します。2018年11月4日(日)まで、巡回はしません。「太陽の塔」内部見学前の予習にもオススメの展示です。

「太陽の塔」ってなに?

「太陽の塔」ってなに?

写真:Sige panda

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「芸術は爆発だ!」の言葉で有名な芸術家の岡本太郎がデザインした「太陽の塔」。高さ70mもの巨大な塔で1970年の大阪万博(日本万博博覧会)のテーマ館として誕生しました。

今回の展覧会「太陽の塔」は「太陽の塔」の巨大なスケールを全身で感じ、「太陽の塔」とは一体何なのかを改めて振り返る展示です。岡本太郎 未完の絶筆「雷人」や、60年代のエネルギッジュな絵画作品も見ることができます。

「太陽の塔」ってなに?

写真:Sige panda

「太陽の塔」は万博終了後に撤去される予定でしたが、1975年に永久保存が決定、今も大阪・吹田の万博跡地である公園に立っています。

耐震補強工事の後、2018年3月からは内部見学(予約制)も始まりました。近くを走るモノレールからもその姿が見えますが、あまりの存在感に予備知識なしに見た人は大抵びっくりします。

「太陽の塔」ってなに?

写真:Sige panda

48年ぶりの内部公開により、再び生命を宿した「太陽の塔」。頂部には未来を象徴する「黄金の顔」、正面には現在を象徴する「太陽の顔」、背面には過去を象徴する「黒い太陽」があり、内部は生命の進化の過程を示す展示空間です。

予約制の内部公開にも多くの人が訪れ、人気すぎて予約がとれないのが現状。4ヶ月先まで予約できるのですが、人気の土日はすぐ埋まってしまします。

本展示会は内部公開へ行く前の予習にもオススメ。現地への期待も膨らみます。会場では、原寸大の岡本太郎フィギュアに出会い、岡本太郎の肉声を聞くこともできますよ。

神秘的な地下空間

神秘的な地下空間

写真:Sige panda

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万博閉幕後に撤去され、失われてしまった地下展示ゾーンもジオラマで再現。「いのち」「ひと」「いのり」の3つのゾーンからなり、人々はここを通って太陽の塔内部へと進んでいきます。

当時暗い場所での展示だったため、満足な写真も残っていないこの展示もジオラマで完全再現。全体模型とジオラマで、想像の中で地下空間を巡ることができます。覗き込むと引き込まれそうな精巧なミニチュアの世界です。

神秘的な地下空間

写真:Sige panda

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地下展示「いのち」はタンパク質やDNAなどいのちの物質が彩る空間。中央の受精卵のような球体には被写体を多重に写すマルチイメージで、色々な生命の誕生シーンが映し出される仕様になっています。

生命の神秘を体感できる空間。ジオラマ空間を覗き込むと、まるで自分がそこに存在するかのような気がしてきます。

神秘的な地下空間

写真:Sige panda

地下展示「いのり」に鎮座する顔「コロナ」は万博終了後に行方不明になって今も行方はわかっていません。立体の資料も残っておらず、わずかな写真も正面からのものばかりでしたが、それを手掛かりに小さな10分の1模型を作り、それを3次元計測して直径3mの顔を復元しました。

最初の原型を手がけたのは海洋堂の人気原型師 木下隆志。リアルな造形を得意とする原型師です。会場には実物大の保存用原型が登場、そのスケール感、立体感を体感できますよ。

岡本太郎の肉声が降ってくる!不思議空間

岡本太郎の肉声が降ってくる!不思議空間

写真:Sige panda

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アトリエの庭で太陽の塔の原型を作る岡本太郎。その上から太郎の肉声が降ってくる不思議な空間。高さ1.5mの石膏原型、黄金の顔はなんと鍋のフタです。

音声は太郎が万博のホステス(コンパニオン)に展示についてレクチャーしている時のもの。「歴史を動かしたのは英雄ではなくPeopleだ。無名の人間だ。」熱く語る太郎の言葉が心に刺さります。

壁には太郎が描いた太陽の塔構想のスケッチのレプリカやマケット(原型)も。芸術家 岡本太郎の世界に浸りましょう。

岡本太郎の肉声が降ってくる!不思議空間

写真:Sige panda

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こちらは太陽の塔があったテーマ館の全景模型。高さ30mの大屋根を突き抜ける太陽の塔、当時の迫力が伝わってきそうです。脇には「母の塔」と「青春の塔」も見えます。

岡本太郎の肉声が降ってくる!不思議空間

写真:Sige panda

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ジオラマを手がけた海洋堂の宮脇修一社長は、大阪万博の開催当時、大阪に住んでおり、会場に30回以上足を運んだという万博マニア!

当時の印象そのままに再現されたジオラマ、近づいて覗き込むと、リアルに広がる世界に当時自分がその空間にいたかのような錯覚に陥ります。

全景を見渡せる、精密な内部模型

全景を見渡せる、精密な内部模型

写真:Sige panda

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万博当時の内部を正確に再現した内部模型も。現在の塔内は、2018年の耐震補強工事により、わずかに内部が狭くなり、エスカレーター部分が階段に変わるなど構造が変化しています。

全景を見渡せる、精密な内部模型

写真:Sige panda

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太陽の塔の血流であり、生命の進化の過程を表す「生命の樹」の全体像も模型で見ることができ、今の内部公開ではわからない、当時の様子を知ることができます。

全景を見渡せる、精密な内部模型

写真:Sige panda

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「生命の樹」の樹上生物群の配置を検討した時の40分の1模型も展示されています。これをもとに位置、向き、角度などを調整したんですね。

今のは2代目!巨大な初代 黄金の顔

今のは2代目!巨大な初代 黄金の顔

写真:Sige panda

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太陽の塔の象徴とも言える「黄金の顔」。今の顔は2代目だってご存知でしたか?1992〜93年にかけてのメンテナンス工事で、サビに強く丈夫なステンレス製の2代目に掛け替えられたのです。

こちらには直径10.6m、万博当時の初代 黄金の顔の現物が登場。近くで見るとこんなにでかいんですね。しかも写真撮影OK!一緒に写真が撮れちゃうんです!太陽の塔の顔と写真を撮る、めちゃくちゃSNS映えしそうですね。こんなチャンス二度とありませんよ。

今のは2代目!巨大な初代 黄金の顔

写真:Sige panda

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この初代「黄金の顔」は倉庫に保管されていた鉄板169枚(片面分)を今回の展示のために組み立てたもの。近くで見るとわかりますが、非常に薄い鉄板でできており、さびなども確認できます。

遠くからではわからないこの立体感!こんなにとんがってたんですね。空間全体で太陽の塔を感じることができます。こんなデカいもの、よく展示できたなと関心。美術館の方々の並々ならぬ情熱を感じますね。

今のは2代目!巨大な初代 黄金の顔

写真:Sige panda

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「太陽の塔」を知り、70年代の万博の雰囲気を感じられるこの展示。ショップではガチャガチャや岡本太郎の名言クリアファイル、コップのフチ子 太陽の塔コンプリートセットなどファンには胸アツなグッズも揃います。

日本が元気だった万博当時の熱気と岡本太郎の情熱に触れ、明日への活力をチャージしてみませんか。

展覧会「太陽の塔」の基本情報

会期:開催中〜2018年11月4日(日)
開館時間:火〜金 10:00〜20:00、
月土日祝 10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:9月18日(火)

住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
電話番号:06-4399-9050
アクセス:近鉄「大阪阿部野橋」駅 西改札
JR「天王寺」駅 中央改札
地下鉄御堂筋線「天王寺」駅 西改札
地下鉄谷町線「天王寺」駅 南西/南東改札
阪堺上町線「天王寺駅前」駅 よりすぐ

※2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/14 訪問

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