恵庭渓谷の奥にあるラルマナイ川の付近は、源義経の黄金伝説が残る地と言われています。歴史上では1189年、奥州平泉の衣川館でその短い生涯を閉じたとされていますが、「義経は武蔵坊弁慶らと共に、蝦夷地(北海道)に逃げ延びた」という言い伝えがあるのです。
この恵庭渓谷にも、義経が熊の沢に黄金を埋蔵したという伝説があり、その熊の沢が三段の滝上流付近ではないかと言われています。こうしたロマンを感じさせる伝説も、恵庭渓谷を神秘的で魅力的なスポットにしている要因です。
ラルマナイ川にある恵庭渓谷は、3つの滝があります。1つ目は「三段の滝」。2つ目は「ラルマナイの滝」。3つ目は「白扇の滝」。
この3つの滝をを巡りやすいように、散策路が整備されていています。また、案内板なども出ていて、滝見広場などの施設も整えられているので、旅行者にとってはとても便利。往復で約2.3キロ程度ですから、30分程度で見て回ることが可能です。
混み合う時期は紅葉のシーズンですが、雪解けの増水時期や、新緑の頃など、季節問わず楽しめるので、ぜひ足を運んでみては?
「三段の滝」は名前の通り、白い帯のような水流が、三段になって流れ落ちている滝のこと。恵庭渓谷を割るように流れ落ちる様子が美しい滝です。また、前述した源義経の財宝が眠るという黄金伝説はこの場所。
おすすめの絶景ポイントは、三段の滝橋からと、三段の滝橋下にある滝見広場から見る眺めです。
※写真は橋下です。どんな景色かはぜひ見に来てください!
「ラルマナイの滝」は、自然あふれる恵庭渓谷に茂る、大木の間から見える滝のこと。雄々しく流れ落ちる滝の白色と、生い茂った緑とのコントラストが美しく、一見の価値ありです。
滝の名称である「ラルマナイ」とは、アイヌ語で「水無沢」のことを指します。沢の両側がきりたち、急流で滝になっているところであるという意味があります。この滝の絶景ポイントは、滝見広場の橋からがおススメ。
※写真は途中の滝。ぜひ絶景ポイントから流れる滝を見に来てくださいね。
「白扇の滝」は、扇を広げたような姿に見えることから付いた名称です。高さ15m、幅18mの真っ白な滝は大迫力!まさに圧巻です。
以前、北海道観光百景の「河川渓谷・滝の部で第6位」に選ばれたことがあり、恵庭渓谷の名勝となっているスポット。この滝の絶景ポイントは、滝見広場の階段を降りて、小道を奥に進むと、前方から見られる場所に出ることが出来ます。
住所:北海道恵庭市盤尻
アクセス:
・恵庭方面から
車で恵庭市街から道道117号(恵庭岳公園線)を支笏湖方面に約18Km(車で約25分)。最初に見える「三段の滝」近くには駐車場が無いので、その先の「ラルマナイの滝駐車場」か「白扇の滝駐車場」に駐車可能
・札幌方面から
車で国道453号線を千歳(支笏湖)方面に向かう途中、道道117号(恵庭岳公園線)と合流する地点を左折。道道117号を恵庭方面に約6Km
・千歳方面
車で国道453号線を札幌(真駒内)方面に向かう途中、道道117号(恵庭岳公園線)と合流する地点を右折。道道117号を恵庭方面に約6Km
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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