ブーム間近!若狭鯖街道・熊川宿をゆったりと楽しむなら、いま!

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ブーム間近!若狭鯖街道・熊川宿をゆったりと楽しむなら、いま!

ブーム間近!若狭鯖街道・熊川宿をゆったりと楽しむなら、いま!

更新日:2018/11/16 10:23

SHIZUKOのプロフィール写真 SHIZUKO 舞台演出者

重要伝統的建造物群保存地区であり日本遺産の第一号に選出された「若狭鯖街道・熊川宿」。賑やかだったころの宿場町の面影を今に伝える全長1キロ余の街道は、宿内を流れる前川と、雪国ならではのベンガラ塗りの家並みが印象的。江戸時代に、大陸文化と海の幸が行き交った交通と軍事の要衝は、2020年のNHK大河ドラマに取り上げられることが決まりました。熊川宿ブームが起こることは間違いなし。今なら静かに楽しめます。

それぞれの個性が光る宿場町・熊川宿!

それぞれの個性が光る宿場町・熊川宿!

写真:SHIZUKO

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熊川宿が指定を受けている「重要伝統的建造物保存地区」とは、建造物単体ではなく、城下町や宿場町などの伝統的建造物群を面としてとらえ、その地域固有の歴史及び伝統を反映した人々の活動と、その活動が行われてきた歴史上価値の高い建造物、ならびに周辺が一体となって形成してきた環境が重要なものであると考えられている地域のこと。

熊川宿は、戦国時代の終盤、交通と軍事の要衝として小浜城主・浅野長政に保護され、宿場町として誕生しました。大陸文化や豊かな海の幸が、人々とともにこの街道を往来し、畿内へと運ばれていきました。そんな歴史背景を踏まえ、2008年に「重要伝統的建造物群保存地区」=重伝建に選定されました。

それぞれの個性が光る宿場町・熊川宿!

写真:SHIZUKO

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街道の両側に目をやれば、緑豊かな山並み。自然豊かな若狭の地を貫く幅広い街道には、夏でも涼しげな水音をたてて流れる前川が流れています。これぞ熊川宿のシンボル。前川は平成名水百選にも選ばれている清流です。

それぞれの個性が光る宿場町・熊川宿!

写真:SHIZUKO

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街道に並ぶ建物は、一見、統一感があるようにも感じるのですが、実は、一軒一軒とても個性的。平入り(街道に対して軒が並行している)建物や妻入り(街道に対して三角の屋根が見える)建物が混じった変化に富んだ家並みなのです。

町屋の外観も、古いものは2階部分が低い「逗子二階」。新しい、二階部分高い「本二階」など、それぞれに違う景観を持っているのに、連続した美しい風景になっているのが不思議。

「下ノ町」「中ノ町」「上ノ町」三つの町がそれぞれに

「下ノ町」「中ノ町」「上ノ町」三つの町がそれぞれに

写真:SHIZUKO

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熊川宿は「上ノ町(かみんちょ)」「中ノ町(なかんちょ)」「下ノ町(しもんちょ)」の3つの町で構成されています。3つの町はそれぞれに少しずつ雰囲気が違います。その違いを楽しみながら散策できるのが魅力です。

中心となるのは「中ノ町」。

江戸時代には、大きな問屋や旅篭、商家が立ち並び、小浜藩の町奉行所が置かれ、蔵屋敷(蔵奉行所)や足軽長屋などもあり華やいでいた街道です。御蔵道と呼ばれる蔵屋敷へ米を運んだ路地も残っています。当時の問屋の形式がしっかり残っている重要文化財指定の倉見屋・荻野家住宅や旧逸見勘兵衛住宅、大店の菱屋など見学できる建物も多く、古民家カフェやお土産処など、ゆったりとした時間が過ごせる場所。神社やお寺などが多いのも特徴です。

「下ノ町」「中ノ町」「上ノ町」三つの町がそれぞれに

写真:SHIZUKO

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熊川番所(関所)は、東に延びる「上の町」の端にあります。重伝地区に番所が残っているのは、全国でも熊川宿だけ。江戸時代には、関所で入り鉄砲出女と言われる統制と、物資の課税が行われていました。

鉄道の登場で宿場町はその役目を終えますが、江戸時代は関所が置かれるほどの重要拠点だったのが熊川宿なのです。

<熊川番所の基本情報>
住所:福井県若狭町熊川18-2

「下ノ町」「中ノ町」「上ノ町」三つの町がそれぞれに

写真:SHIZUKO

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「まがり」と呼ばれるひし形に曲がった道の向こうに続いている「下ノ町」。敵の突進を防ぐために、わざわざ作られた曲がり角。

多くの宿場町では入り口に作られることが多いものですが、街の途中にあることから、熊川宿が西へどんどん発展していったことがわかります。下ノ町は、今でも多くの人が住む生活圏。夕方になると、ゆったり散歩をされている方に多く出会います。

街道シェアオフィス菱屋

街道シェアオフィス菱屋

写真:SHIZUKO

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「川の流れは絶えずして、しかも、元の水にあらず」と鴨長明が書いた方丈記。とうとうと流れる平成名水百選・前川は、まさに移りゆく歴史をその流れに映してきた川。重伝建に選定されたのは2008年。それから22年。街道に世代交代の風が流れ、空き家も増えてきました。

そんな今こそ、変革の年。いかに新たな定住者を増やし、街を活性化していくかがこれからの熊川宿の課題となっています。ただ保存するだけではダメ。人々がここで暮らし、伝統を踏まえつつ新たな流れを作り出さなければ、街道としての息遣いが失われてしまいます。

街道シェアオフィス菱屋

写真:SHIZUKO

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さまざまな取り組みがなされる中、熊川宿の最大級の大店問屋「菱屋」も生まれ変わりました。

菱屋の外観は、間口28間(約50メートル)と横に長い建物に、美しいベンガラ格子。中に入れば、予想以上の広さと奥行き。軒を支える腕木の風情が美しく前川の流れと相まって、熊川宿の重要な景観を担っています。

街道シェアオフィス菱屋

写真:SHIZUKO

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この伝統的建造物、実は、一時期は空き家となっていたのですが、2018年に改装されて「シェアオフィス」としてよみがえったのです。

一階には広々としたスタジオにミーティングスペース。キッチンもあるので、期間限定カフェやイベントにもってこい。通り過ぎるだけじゃない滞在型の新しい旅スタイルが生まれそうなスペースです。

7部屋あるシェアオフィスには、若狭の山々と熊川宿を繋ぐ新たな若狭トレイルを企画している山岳ガイド事務所=PLUS WILDや、鯖街道の終着点・京都出町の呉服屋プロデュースの逸見きものミュージアム、熊川まちづくり推進協議会の事務所があり、これからの熊川宿の中心地として、人が集まり、出逢い、次へと進んでいく場所になることでしょう。

<街道シェアオフィス菱屋の基本情報>
住所:若狭町熊川30-6-1

旧逸見勘兵衛住宅に泊まる!

旧逸見勘兵衛住宅に泊まる!

写真:SHIZUKO

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多くの人が行き交った熊川宿に一泊するのも素敵な経験。

熊川宿では、なんと!町指定文化財の旧逸見勘兵衛住宅に泊まることができるのです。文化財に泊まれる体験は、ワクワクしませんか。

旧逸見勘兵衛住宅に泊まる!

写真:SHIZUKO

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この家は、初代熊川村村長さんの家で、外観は当時のまま。内装を暮らしやすく改革し、リノベーションのモデルルームとしての役割も担っている場所です。

吹き抜けの広々としたリビングでゆったり過ごす気持ちよさ。部屋もお風呂もとても居心地よく、喫茶スペースの表玄関では、ご自慢の葛を使った料理をいただけます。

<旧逸見勘兵衛住宅の基本情報>
住所:若狭町熊川30-3-1
アクセス:JR上中駅から近江今津行きJRバス「熊川」下車徒歩3分
北陸自動車道敦賀ICから車で50分
舞鶴若狭自動車道小浜ICから車で20分

旧逸見勘兵衛住宅に泊まる!

写真:SHIZUKO

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「熊川宿おもてなしの会」によって運営されているこのお宿の夕食は、若狭鯖街道ならではの「浜焼き鯖」がドドーンと。

他にも心づくしのお料理がたっぷり。それがまた、若狭の地酒「わかさ」によく合います。食べたら後は寝るだけの安心感の中、ゆっくりと熊川宿の夜をお楽しみください。

ブームの前に紅葉の隠れ名所へ

ブームの前に紅葉の隠れ名所へ

写真:SHIZUKO

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全国各地に紅葉の名所は数々あれど、中ノ町にある「松木神社」の紅葉は、熊川宿のクローズアップと共に大人気になること間違いなしと思わせる大木ぞろい。青紅葉の風情も素敵な場所。

<松木神社の基本情報>
住所:福井県三方上中郡若狭町熊川32

ブームの前に紅葉の隠れ名所へ

提供元:村田浩道・PLUS WILD

https://pluswild.com/地図を見る

ただ紅葉の木があるだけでは、名所とはなりえず、その木々の一本一本のたたずまいが、名所を決定づけると言えます。松木神社の参道は階段。その階段の上から腕を伸ばし、顔をのぞかせる紅葉の葉。

ブームの前に紅葉の隠れ名所へ

写真:SHIZUKO

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境内に入れば、苔むす広々とした大地に点在する紅葉。ゆったりと静かに秋の風情に身を任せられる名所です。ブームに火が付く前に、ぜひ自分だけの紅葉として、楽しんでいただきたい場所です。

本物の宿場町がある熊川宿

江戸時代に栄え、鉄道が発達してから一気に衰退した熊川宿。今、新たな脚光を浴びようとしています。様々な形で景観保護をしながらも、住みやすく、新たな人も受け入れられる町であるための模索が続いています。

大河ドラマで熊川出身の人物が取り上げられることが決まり、これからは全国区の注目を集めることとなります。それに合わせ、街は変貌をしていくのでしょう。だからこそ、今、ありのままの熊川宿に行ってみてほしいと思うのです。

2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/16−2018/09/17 訪問

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