写真:中山 久美子
地図を見る四季は基本的に日本と同じです。南北に長いため、行き先によって服装の注意が必要。一般的に夏はカラッとしていて、冬は湿度が高いです。
【春(3-5月)】
穏やかな気候で、外に出るのが気持ちの良い春。田舎では、野の花や新緑が眩しい季節です。昼間は夏のような気温の日でも、朝晩はまだまだ冷えることがあるので要注意。雨は比較的3月に多く、5月になると真夏のような日もあります。
【夏(6-8月)】
夏は特に日差しが強いので、サングラス、帽子、日焼け止めは必須です。飲み物も常時携帯するようにしましょう。昼間とても暑くても、特に山などは朝晩は一気に気温が下がり、寒暖の差が激しいです。
【秋(9-11月)】
秋は春と同じく、過ごしやすい季節です。南部を中心に、9月はまだまだ暑いことも。11月は不安定な天気になることが多く、年によっては雪が降ることもあります。
【冬(12月-2月)】
冬はアルプス・アペニン山脈など、山間部では雪も降り寒さも厳しいです。水の上に浮かぶヴェネツィアは、底冷えする格別の寒さになります。
写真:中山 久美子
地図を見る田園風景や花々を楽しみたいなら、やっぱり春。
新緑や野の花が咲き乱れる田園風景は、春しか見られない絶景ですね。場所や年によって差はありますが、田園風景で有名なトスカーナ州などの中部では新緑は3月から、3月後半から黄色の野花、5月からヒナゲシが咲き始めます。トレッキングやテラスでの食事が心地よいのも、やっぱり春が一番ですね。
写真:中山 久美子
地図を見るビーチや海を楽しみたいなら、もちろん夏。そしてヒマワリ畑や屋外のお祭り、セールも夏の楽しみですね。
海が大好きなイタリア人は、早ければ4月に海に入っているほどですが、本格的なビーチバカンスは6月から。カラフルなパラソルが並び、見た目も人々も賑やかなビーチを楽しみましょう。ただし7月後半〜8月は大変混雑するので、南部に行く方はビーチのハイシーズンが終わる8月末〜9月前半が、落ち着いていておススメです。
満開のヒマワリが見られるのは、7月中旬〜8月前半ころ。国営放送で生放送が行われるシエナの馬レース・パリオは毎年7月2日と8月16日、トスカーナ州モンテリッジョー二など全国各地で行われる「中世祭り」も、7月〜9月の開催がほとんどです。
イタリアでは毎年、州ごとにセール期間を設けて発表します。ほとんどの州が7月初旬〜9月頭までの開催ですが、実際はセールの文字が表に出ていなくても、それより前にセールを始めているところが多いです。
写真:中山 久美子
地図を見るグルメを楽しみたい人には、秋がベストシーズンです!
10月は栗やポルチーニ茸、11月は白トリュフや新オイルのシーズン。各産地では食祭りが行われ、大変盛り上がります。有名なものとしては、
【栗祭り】
トスカーナ州北部のマッラーディにて、例年10月毎日曜日開催
【トリュフ祭り】
ピエモンテ州のアルバにて、例年11月中の約20日間にかけて開催
トスカーナ州サン・ミニアートにて、例年11月第2〜4週末に開催
があります。これらに行ってみたい方は、関連MEMOのオフィシャルサイトで詳しい情報をチェックしてみて下さいね。
写真:中山 久美子
地図を見る街歩き、美術館巡りは、断然冬がおすすめです。
イタリアの有名観光都市では、3月後半〜11月前半まで、とにかく混んでいます。夏のハイシーズンになると、町歩きをするだけでも人の波で疲れますし、美術館や人気スポットは長蛇の列。予約をしていても、人が多すぎてゆったり鑑賞することができません。ヨーロッパが冬休みに入るクリスマス前〜1月6日の祝日までは混んでいますが、それ以外はどこも空いており、ゆったりと町歩きと美術鑑賞することができます。
11月末〜1月前半はクリスマスツリーとクリスマス・イルミネーションが点灯し、町は一気にクリスマスムードに包まれます。都会では、大晦日にカウントダウンコンサートなど無料イベントも多いので、日本と違った年越しをしてみたい方は年末年始にお越しください。
冬のセールは、通常1月5日前後から開始。終了は州によって大きく異なり、2月半ば〜4月頭までになります。
また、クリスマスの12月25日と翌日26日、元旦の1日と6日はイタリアの祝日なので、美術館やお店も閉まる所が多いです。田舎町の宿、特にアグリツーリズモ(農家が経営する宿泊施設)は冬季休業の場合が多いので、お目当ての宿がある場合は事前に確認が必要です。
写真:中山 久美子
地図を見る行く場所にも寄りますが、日本と比べるとどの季節も、昼と朝晩とでは寒暖の差があります。それ以外は、基本的に日本と同じような服装で問題ありません。
【春(3-5月)】
春はおしなべて爽やかな日が続きますが、3月はやや不安定、5月になると真夏のような日もあります。薄目の服を重ね着するなどして、調節しやすい服を選びましょう。
【夏(6-8月)】
夏はカラッとしていて、日差しが大変強いです。サングラス、帽子、日焼け止めなど、暑さ対策をしてください。基本的に真夏は一日中同じ服装でも大丈夫ですが、山などは朝晩は一気に気温が下がり、寒暖の差が激しいので夏でも羽織物・サンダル以外の靴も必須です。
【秋(9-11月)】
秋は春と同じく、過ごしやすい季節。南部を中心に9月はまだまだ暑いので、特に前半は夏の服装+羽織物で過ごせることが多いです。一般的に、11月は雨が降りやすく真冬のような寒さになることもあるので、防寒具が必要なことも。
【冬(12月-2月)】
冬はアルプス・アペニン山脈など山間部を除けば、それほど雪は降りません。しかし、特に北部や山間部に行く方は、帽子・マフラー・カイロなどの防寒対策が必要です。
また、どの季節を通じてもストール系は活躍します。首に巻いたり、羽織ったり、そして一部の宗教施設で入場が禁じられている露出の多い服装の時は、ストールで身をまとえば解決することができますよ。
せっかくイタリアに行くのですから、行きたい所、見たい物はたくさんあると思います。しかし、一番したいことは何なのか?その季節にしかできない事は何なのか?を少し考えてみると、その旅行にあったシーズンが見えてくるのではないでしょうか?
最後に1つ注意して頂きたいのが、ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェで世界的な展示会やイベントがある時期です。ファッションの中心でもあるミラノは「ファッションウィーク」と呼ばれる2月後半と9月後半、ヴェネツィアのカーニバルは年によって変わりますが2〜3月、フィレンツェは男性ファッション・子供ファッション・糸の展示会「ピッティ」が1月と6月にかけて行われます。上記の有名なお祭りに加え、これらの時期はホテルが見つからないほどに世界中から人が殺到し、見つかったとしてもかなり高額になることがあります。これらの時期にその場所に行く方は、早いうちからの宿探しと予約をおススメします。
この記事を参考にして頂いて、皆さんにとっての「ベストシーズン」にイタリア旅行を大いに満喫して下さいね!
※2018年9月現在の情報です。
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(2024/9/16更新)
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