写真:Aya Hasegawa
地図を見るバンコクから南に約586キロメートル、タイ南部の、ミャンマーとの国境を有するラノーン県にはバンコクから国内線で約約1.5時間。ドンムアン空港からノックエアやエアアジアが就航していて日帰りも可能です。バンコクの南バスターミナルからは、バスも出ています(所要時間8〜12時間程度)。
写真はノックエア。機体が微笑ましいです!
写真:Aya Hasegawa
地図を見る海も山もあり、大小あわせて7〜8か所の天然温泉が噴出しているラノーンは、タイ人のガイドさんによれば、「タイ人にとってはラノーンは保養地のようなもの。タイ人の90パーセント以上は、タイで温泉といえば、ラノーンを思い浮かべます。東京の人にとっての軽井沢という感じでしょうか」とのこと。それだけ圧倒的な知名度だということなのでしょう。週末、ラノーンでのんびり寛ぐバンコクのビジネスマンも増えています。
ラノーンにはいくつかの温泉が噴出しているのですが、このラノーンの温泉を含め、タイの温泉の多くは日本のように掘削をしておらず、自噴温泉だということ。正真正銘、天然の温泉で、もちろん源泉かけ流しです。
写真:Aya Hasegawa
地図を見るいくつかあるラノーンの温泉のなかでも、もっとも有名なのが、「病気を治す水」という意味を持つ「ラクサワリン温泉」です。ラーマ5世時代(1890年)に発見されたこちらの温泉は、ラノーンの町の東側、中心街から2kmほどの場所に位置。公園のような作りになっていて、無料で入ることができる足湯や源泉、温泉が点在しています。日本に似たような施設がないのでイメージしにくいかもしれませんが、屋外型の健康ランドを思い描いていただければそう遠くないかと思います。のんびりした空気が流れています。
写真:Aya Hasegawa
地図を見る硫黄は含まれていないのに温泉独特の香りが漂う源泉の温度は65度で、周辺を歩いているだけでもじんわりと汗ばんでくるほどです。温泉のパワーを実感します。
写真:Aya Hasegawa
地図を見る無料開放の足湯は温度別に複数。温泉大国で生まれ育った日本人としてはすべて試してみたくなるところですよね。好みの温度を選べることもあり、老若男女問わず、時間をかけて楽しんでいる人が多い印象です。まさに地元の人たちの憩いの場。ここでゆったり時間を過ごすのも良さそうですよ。
写真:Aya Hasegawa
地図を見る少し奥へと足をすすめてみると、半露天の岩盤浴施設があります。何人か地元の人たちが寝っ転がったり、座っておしゃべりしたりと寛いでいて、一見、休憩場に見えるのですが、足を踏み入れてみるとその正体がわかります。あら足元が温かい! 床の下には温泉水が流れていて熱いんです。
こちらが偉いのは、朝5時から夜9時まで無料で開放されているということ。太っ腹です! ここで一日ごろごろするのもいいのでは? と言いたいところではありますが、けっこう熱くて少しごろんとしただけでも汗びっしょり。いいデトックスになりそうですよ。ただし、くれぐれも水分補給をお忘れなく。
写真:Aya Hasegawa
地図を見るもちろん、全身で入浴できる温泉もあります。ちなみに、露天は混浴・水着着用です。
公園の周辺には、屋内のスパ施設もあるのでこちらでゆっくり寛ぐのもいいですね。温泉で温まった後は、タイマッサージを受けることもできますよ。
なお、「ラクサワリン温泉」から車で10分ほどの位置にある「ポンラン温泉」の渓流には、天然のドクターフィッシュが生息していてフィッシュスパもできちゃいます。こちらにも足を伸ばし、ラノーン温泉めぐりを楽しんでみるのもおすすめです。ラノーンが位置するアンダマン海沿岸は、プーケットやクラビといった日本人にもおなじみのビーチリゾートも。ビーチでたっぷり楽しんだあとローカルなラノーンの温泉で癒される、なんてプランもいいかもしれません。
住所:Bang Non, Mueang Ranong District, Ranong
電話番号:+66-77-501-831(TATチュンポーンオフィス)
アクセス:バンコクから約568km。車、バス、または飛行機でラノーンまで移動。国道4005号線沿いのラノーン市街にある。県庁から東に約2km。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:タイ国政府観光庁
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(2024/3/28更新)
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