写真:岡本 大樹
地図を見る「KUSUBURU HOUSE」は隠岐諸島最大の離島である島後(とうご)の北西部に位置しているゲストハウスです。名前の「くすぶる」というのは「燻る」を意味しており、何かをやりたいけど一歩を踏み出せていない「くすぶっている人」に訪れてほしいとのこと。
この宿のオーナーさんはこの島に移住して来てゲストハウスをオープンしたという経歴の持ち主。島での滞在を通して「くすぶり」から一歩目を踏み出すきっかけにしてほしい、という思いが込められているのです。
ゲストハウスは築100年以上の古民家を改装して作られているのですが、外観は立派な一軒家といった佇まい。美しい特徴的な色の屋根は石州瓦と呼ばれ、石見地方を主として島根県でよく見られるものです。
写真:岡本 大樹
地図を見る中に入るとすぐに広い共用スペースにつながっています。とても大きな一枚板のテーブルが部屋の真ん中にドンと置かれていて、ゆったりと過ごすには最適の場所。
テーブルの上には隠岐民謡『しげさ節』の一節が書かれているので、そんな点にもご注目くださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見る宿泊客の団欒スペースではありますが、時にはゲストハウス周辺の島民の方が遊びに来るなんてことも。旅人同士の情報交換も重要ですが、地元の人からは観光に役立つ知識を教えてもらえるかもしれませんよ。
旅行で宿泊しに来たというより、友達や親戚の家に来たくらいの気持ちでゆったりと過ごすことができるのもこのゲストハウスの魅力の一つです。
写真:岡本 大樹
地図を見るそんなくつろぎ空間の端にある棚にはハーバリウムやテラリウムなどが並べられています。こちらは島の貝殻やシーグラスなどを使ったものなので、お土産用に購入するのもオススメ。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに広間の隣にはバーカウンターもありますよ。職人が作り上げた木の温もりを感じるカウンターは古民家の一角とは思えないオシャレな空間に仕上がっています。
メニューはカクテルやハイボールなどに加え、生ビールや自家製梅酒まで用意しており、本格的なバーとなっています。
写真:岡本 大樹
地図を見るさらに隠岐の地酒を置いているのも旅人には嬉しいポイントですね。隠岐の島町に本社を置く隠岐酒造の代表的なお酒「隠岐誉(おきほまれ)」は隠岐を訪れたのであれば一度は飲みたい一品。
写真:岡本 大樹
地図を見る他にも、隠岐で作られている少し変わった焼酎も並びます。それが「いそっ子」や「わだつみの精」という名前のもので、なんと材料に海藻が使われているのです。
材料が独特なため味わいも個性的ではありますが、海藻は味よりも風味として感じられる程度。特に「いそっ子」を熟成させた「わだつみの精」に関しては、あまりクセもなく飲みやすい味となっています。お酒好きは一度試してみる価値アリの一品ですよ。
写真:岡本 大樹
地図を見る宿泊部屋は基本的には男女別の相部屋ですが、場合によってはグループでの個室利用をすることもできるので、希望する場合はオーナーさんに相談してみてください。
豪華な設備が整っているホテルとは違いますが、島の生活の一部に参加させてもらったような気持ちで朝を迎えることができますよ。
住所:隠岐の島町南方1227-1
電話番号:08512-3-1088
アクセス:西郷港から車で約30分
取材協力:隠岐の島町観光協会、海士町観光協会、株式会社リコー
※2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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