写真:天草野 黒猫
地図を見る日本各地にトトロの森と呼ばれる場所がありますが、人吉市にも熊本版トトロの森があります。田園風景の中に、孤立しこんもりと木々が盛り上がった場所。すぐそばにある川辺川の浸食により出来た森。その上に祀られているのが「雨宮神社」です。「熊本緑の百系」の選定地でもあります。
写真:天草野 黒猫
地図を見るこのトトロの森の頂上に、森に守られるように祀ってあるのが「雨宮神社」。鳥居のそばまで行くと、TVアニメが好きな方なら「あっ!この場所は」と思いつくはず。祖母から妖怪(あやかし)の名前の書かれた「友人帳」を引き継いだ、高校生の夏目。そんな夏目と妖怪との日々を描いた「夏目友人帳」。オープニングの風景そのものです。
写真:天草野 黒猫
地図を見る階段から主人公の夏目が降りてきそうな参道。この石で作られた参道は、なんと百十二段あるのです。江戸時代に村人が800人程で1852年に完成させたといわれる石段。なんと160年以上の歴史。神社のためだけに出来ているような森は、石段を一歩一歩上がると空気が変わり、異世界に登って行くようにさえ感じます。
写真:天草野 黒猫
地図を見る「夏目友人帳」メインキャラクターとして人気のニャンコ先生。ニャンコ先生が登場したのもしめ縄の結界を、夏目が誤って切ってしまったことからでした。ここ「雨宮神社」も参道を登ると階段と神社の間にはしめ縄が、まるで結界のように張られています。しめ縄をくぐると、神社を守るかのような木の根の数々。この木の根、動き出しそうな迫力です。
写真:天草野 黒猫
地図を見る階段先に祀られている「雨宮神社」。ここは、鎌倉時代から約700年の長きに渡り続いた相良藩の産土神で、相良の殿様の雨乞い伝説が残るパワースポットです。殿様が「名も高き木末の松も枯れつべしなお恨めしき雨宮かな」「千早ぶる神の井垣も枯れ果てて名も恥ずべき雨の宮かな」と神社の名前を恨めしく思うような歌を詠った後、願いが叶い雨が降ったのだとか。
写真:天草野 黒猫
地図を見る神社の横からの風景も「夏目友人帳」ではおなじみの風景。そして、神殿前の灯籠にもしめ縄が張られています。古神道の神域と結界の考え方をより深く感じる神社です。
写真:天草野 黒猫
地図を見る「雨宮神社」に行ったら、はずせないのが奥の院のシャンシャン(三産)くぐりです。神社拝殿の裏手から更に奥に進むと自然の巨石が作ったトンネルの様な道が!相良藩十一代当主、長寛公が嫡男に恵まれず雨宮神社を参拝。このシャンシャン(三産)くぐりをくぐられてから、男子を授かったのだとか。
写真:天草野 黒猫
地図を見るくぐった先には、しめ縄の結界がはられた小さな祠があります。シャンシャン(三産)くぐりは福徳開運(幸せを産む)、子宝運(安産)、金銀財産運(金を産む)の三つの運を授かるのだとか。この巨石だけでも、確かにパワーがありそうな奥の院のシャンシャン(三産)くぐり。くぐらずには帰れませんよ!
住所:熊本県球磨郡相良村川辺
アクセス:人吉駅からバス五木方面上田代・大谷・頭地・上荒地行き(雨宮下車)
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/16更新)
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