セレブとパンピーが隣同士!愛知豊橋「二川宿本陣資料館」

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セレブとパンピーが隣同士!愛知豊橋「二川宿本陣資料館」

セレブとパンピーが隣同士!愛知豊橋「二川宿本陣資料館」

更新日:2018/11/19 10:53

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー

江戸時代の面影が今なお残る愛知県豊橋市二川町。「二川宿本陣資料館」は現存する本陣を中心とした国内でも珍しい施設です。建物の目印は、大名家の家紋が描かれた表門の幔幕。その隣には庶民が利用した旅籠屋「清明屋」が並んでいます。
旧東海道に現存する本陣は、ここと草津宿のみ! 清明屋や本陣南側の資料館とあわせてどうぞ。

旧東海道沿いに現存する二川宿本陣

旧東海道沿いに現存する二川宿本陣

写真:麻生 のりこ

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東海道五十三次の宿場町だった頃の面影が、今なおあちこちで見られる豊橋市二川町。かつて二川宿には参勤交代の際に大名が利用する本陣や、それをサポートした脇本陣に加えて、30軒近くの旅籠屋が並んでいました。
今回ご紹介する「二川宿本陣資料館」は現存する本陣と隣接する旅籠屋に資料館が併設されたスポットです。

旧東海道沿いに現存する二川宿本陣

写真:麻生 のりこ

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旧東海道に面した建物の目印は、表門に張られた家紋入りの幔幕。この家紋は吉田城の最後の藩主・大河内松平家の「臥蝶に十六菊」です。

旧東海道沿いに現存する二川宿本陣

写真:麻生 のりこ

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本陣西側の駐車場から見ると、一度に全景が眺められないくらい! こちらが満車の場合は、JR線路沿いの駐車場も利用できます。

玄関棟と書院棟は必見!

玄関棟と書院棟は必見!

写真:麻生 のりこ

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受付から右側に資料館、左側には本陣と旅籠屋があり、どの建物から見学してもOK。
写真左側に写っている白い建物は東土蔵で、中では借用証文や嘉永3年(1850年)に表門を再建した際の棟札などを展示しているので、時間があればこちらへも。通路を真っすぐ進めば本陣です。

玄関棟と書院棟は必見!

写真:麻生 のりこ

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この建物は江戸時代後期の文化4年(1807年)に本陣職を引き継ぎ、明治維新後の明治3年(1870年)まで経営していた馬場家の遺構です。馬場家は本陣職の引き継ぎにあたり、玄関棟や番所、書院棟などを増設。
その後、幕末も押し迫った嘉永2年(1849年)に改造しましたが、明治時代になり家業のためさらに改築。現在の建物は当時の設計図や木材の痕跡調査などから、3年間かけて改修復元したものです。

太い梁が目立つこちらは、馬場家の家族が暮らす勝手座敷(主屋)と、本陣との間に通っている通り庭の天井です。

玄関棟と書院棟は必見!

写真:麻生 のりこ

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本陣内へは玄関棟の板の間から上がれます。内部はご覧のように広々とした畳敷き。間取りの都合上、端から端までは見通せませんが、それでも充分広さを感じることができるでしょう。この奥には玄関棟と繋がった書院棟も復元されました。

大名が利用した上段の間を、ご覧あれ!

大名が利用した上段の間を、ご覧あれ!

写真:麻生 のりこ

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内玄関にも立派な幔幕が張られ、左右には高張提灯が。本陣として機能していた頃には、宿泊する大名の家紋が入った幔幕と高張提灯が掲げられました。こちらからも室内への出入りができます。

大名が利用した上段の間を、ご覧あれ!

写真:麻生 のりこ

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明治維新後に取り壊されたため復元した書院棟は、二川宿本陣の中で一番南側に建っています。
奥に見える上段の間は、かつて大名や公家など貴人の休息に使われていた本陣の最重要箇所。一段高くなっていて御簾も付いています。この部屋は三方からご覧くださいね。釘隠しや襖の取っ手の意匠も素敵!

大名が利用した上段の間を、ご覧あれ!

写真:麻生 のりこ

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室内には当時使用していた徳利やそろばん、行燈なども展示中。建物内数ヶ所には湯殿や雪隠(トイレ)が、きちんと復元されています(どちらも使用禁止)。
旧東海道で本陣が現存しているのは、ここ二川宿と草津宿だけ! 全貌を隅から隅まで堪能するチャンスです。

庶民はこちら、旅籠屋「清明屋」

庶民はこちら、旅籠屋「清明屋」

写真:麻生 のりこ

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かつての姿に戻され、本陣の東側に隣接して建つ「旅籠屋 清明屋」への行き来も自由。街道沿いのミセの間では、当時の旅人が投宿する様子を人形でリアルに再現。
本陣内にある「体験コーナー」では無料で江戸時代の旅人の扮装ができるので、なりきって記念撮影してみては。着物だけでなくカツラや小物も揃っています。

庶民はこちら、旅籠屋「清明屋」

写真:麻生 のりこ

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自炊形式の超安宿・木賃宿とは異なり、旅籠屋は1泊2食つき。宿泊料金は1泊でおおむね200文から300文程度でした(現在の貨幣価値で3,000円から5,000円に相当)。清明屋では当時の食事内容も再現しています。

庶民はこちら、旅籠屋「清明屋」

写真:麻生 のりこ

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庶民向けの旅籠屋とはいえ本陣に隣接している清明屋は、大名行列が宿泊する際には家老など上級武士が利用していました。こちらは繋ぎの間から奥座敷を見た様子です。本陣と同じく建物の最奥部にあり、一段高くなっています。

本陣と旅籠屋それぞれに設置されている湯殿や雪隠、通り庭のかまどの数などを見比べるのも楽しいかも!?

当時の様子が分かる資料館

当時の様子が分かる資料館

写真:麻生 のりこ

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東海道五十三次を江戸から数えて33番目の宿場町だった二川町。資料館では江戸時代の交通や、二川地区に関する資料などが展示されています。館内の見学スタートとなる2階入り口では、当時の旅人がお出迎え。

当時の様子が分かる資料館

写真:麻生 のりこ

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2階は手前に東海道、奥に二川宿のコーナーが。こちらのジオラマは二川宿の町並みについて、絵図などとともに説明したものです。町並みの途中から屋根の色が違う理由も教えてくれますよ。

当時の様子が分かる資料館

写真:麻生 のりこ

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1階には江戸時代の遊びを体験できるコーナーや、ずらっと続く大名行列の模型が印象的な本陣コーナーがあります。奥に置かれているのは殿様が乗った大名用の駕籠です。そのほか1階奥には企画展示室もあり、随時開催しています。

二川宿はJR二川駅から東へ1キロほど。宿場町の風情を感じながら、こちらへ立ち寄って、かつての旅を体験してみませんか?

二川宿本陣資料館の基本情報

住所:愛知県豊橋市二川町字中町65
電話番号:0532-41-8580
アクセス:JR東海道線「二川」駅下車、北口より東へ1キロ
駐車場:あり(無料)

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/29 訪問

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