京都嵯峨野の顔「嵯峨釈迦堂」付近でおすすめ!特選紅葉スポット

京都嵯峨野の顔「嵯峨釈迦堂」付近でおすすめ!特選紅葉スポット

更新日:2018/10/04 14:47

京都を代表する観光地の嵐山渡月橋から、北方向に約1Kmほどの場所に位置している「嵯峨釈迦堂(清凉寺)」。その周辺は、嵯峨野を代表する紅葉名所が目白押しです。今回は、嵯峨釈迦堂をスタートして、90mの「宝筐院」、そこから360mの「厭離庵」、そこから150mの「二尊院」、そこから150mの「落柿舎」、そこから200mの「常寂光寺」と順番に、色鮮やかに彩られる紅葉名所を巡るコースを紹介します。

嵯峨釈迦堂(清凉寺)からスタート

嵯峨釈迦堂(清凉寺)からスタート
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嵯峨釈迦堂は、JR嵯峨野線(山陰線)快速停車駅の嵯峨嵐山駅からも北西に約1Kmほどの場所にあり、ちょうど嵯峨野の中央部に位置していて、1776年(安永6年)に再建された仁王門(京都府指定文化財)は、嵯峨野の顔としても知られています。

嵯峨釈迦堂(清凉寺)からスタート
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清凉寺は浄土宗の寺院で、山号を五台山(ごだいさん)と称し、嵯峨釈迦堂(さがしゃかどう)の名で知られているお寺で、国宝の本尊釈迦如来像を始め、数多くの重要文化財などの名宝を有する歴史の古いお寺です。

嵯峨釈迦堂(清凉寺)からスタート
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源氏物語の主人公光源氏の実在モデルの一人といわれている嵯峨天皇の皇子左大臣源融の山荘の「棲霞寺」に、阿弥陀三尊像を造立し、阿弥陀堂に安置したことに始まっていると伝えられています。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
電話番号:075-861-0343
アクセス:京福電車嵐山駅、JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅下車 徒歩約15分
京都市バス・京都バス 嵯峨釈迦堂前下車 徒歩約1分

宝筐院は隣接している

宝筐院は隣接している
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嵯峨釈迦堂の仁王門前を西方向にお寺の塀沿いに進み、その塀が終わる曲がる角に「宝筐院」があります。

上の写真は、紅葉の木々が覆いかぶさる「嵯峨釈迦堂」の塀を右手に「宝筐院」の門を眺めた風景です。

宝筐院は隣接している
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宝筐院は、白河天皇(1053〜1129)の時代に勅願寺の「善入寺」として創建され、その後足利二代将軍義詮が没すると菩提寺になり、さらに八代将軍義政の代になって義詮の院号の宝筐院にちなみ、寺名が「宝筐院」と改められています。

宝筐院は隣接している
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境内いっぱいに、紅葉の色彩広がっています。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
電話番号:075-861-0610
アクセス:京福電車嵐山駅、JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅下車 徒歩約15分
京都市バス・京都バス 嵯峨釈迦堂前下車 徒歩約2分

期間限定公開の厭離庵へ

期間限定公開の厭離庵へ
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宝筐院から嵯峨釈迦堂の塀沿いに北方向に進むとほどなく嵯峨釈迦堂の西門に着きます、その西門を背に西方向(二尊院方向)に300mほどの場所に「厭離庵」があります。

期間限定公開の厭離庵へ
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厭離庵は、藤原定家の小倉山荘跡で、定家が百人一首を撰したところといわれています。江戸中期に令泉家が修復。霊元法皇から厭離庵の号を賜わったそうです。普段は非公開ですが、秋の公開は11月初旬から12月初旬まで行われます。

期間限定公開の厭離庵へ
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普段はたぶん通り過ぎてしまうような路地を入って行き、小さな門を入ると、庭一面に広がるもみじの紅葉が目に入ります。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
電話番号:075-861-2508
アクセス:京都市バス・京都バス 嵯峨釈迦堂前下車 徒歩約10分

紅葉名所の二尊院、落柿舎もすぐ近く

紅葉名所の二尊院、落柿舎もすぐ近く
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厭離庵から、西方向に150mほど進むと二尊院の山門に着きます。

二尊院は、平安時代の承和年間(834〜847年)に嵯峨天皇の勅により円仁(慈覚大師)が建立したと伝わっていて、総門から西へ真直に伸びるおよそ200mの参道は、「紅葉の馬場」と呼ばれていて、紅葉の名所になっています。通常はライトアップは行われていませんが、特別ツアーなどで見学できることもあります。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
電話番号:075-861-0687
アクセス:JR嵯峨嵐山下車、徒歩約15分 
市バス嵯峨釈迦堂前下車、徒歩約10分

紅葉名所の二尊院、落柿舎もすぐ近く
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二尊院から南方向に150mほど進むと、落柿舎に着きます、

紅葉名所の二尊院、落柿舎もすぐ近く
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落柿舎は元禄の俳人向井去来の遺跡です。去来は芭蕉の門人で、芭蕉も何度か訪れて、滞在しています。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山緋明神町20
電話番号:075-881-1953
アクセス:JR 嵯峨嵐山下車 徒歩約15分 京福電車 嵐山下車 徒歩約20分
市バス・京都バス 嵯峨小学校前下車 徒歩約15分

ゴールの常寂光寺

ゴールの常寂光寺
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落柿舎から目の前に広がる畑の横を歩いて、角を西方向に200mほど進むと、常寂光寺の三門に着きます。

ゴールの常寂光寺
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常寂光寺は、慶長年間(1596〜1614)に開創され、本堂はその慶長年間に小早川秀秋の助力を得て、伏見桃山城客殿を移築し造営されたと伝えられています。通常はライトアップは行われていませんが、特別ツアーなどで見学できることもあります。

ゴールの常寂光寺
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小倉山の山肌に作られた境内いっぱいに、紅葉の木々が生い茂る風光明媚なお寺です。
多宝塔あたりからは、京都市内が一望できます。

<基本情報>
住所:京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話番号:075-861-0435
アクセス:JR 嵯峨嵐山下車 徒歩約15分 京福電車 嵐山下車 徒歩約25分
市バス・京都バス 嵯峨小学校前下車 徒歩約15分

常寂光寺から、徒歩で嵐山渡月橋に行けます

常寂光寺から南方向に300mほど進むとトロッコ嵐山駅があります。トロッコ嵐山駅の前を西方向に100mほど進むと「大河内山荘」があり、その近くから「嵯峨野の竹林の道」が始まっています。「竹林の道」からは、大勢の観光客が行き交う「天龍寺」、「野宮神社」、「嵐山商店街」、「嵐電嵐山駅」、「渡月橋」、「法輪寺」、「阪急嵐山駅」に行くことができます。

嵯峨野の紅葉風景を堪能できる散歩コースなので、嵯峨釈迦堂への行き帰りに是非歩いてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/07−2017/11/19 訪問

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