三重「菅島」で日本最古のレンガ造り灯台と歴史体験の旅を満喫!

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三重「菅島」で日本最古のレンガ造り灯台と歴史体験の旅を満喫!

三重「菅島」で日本最古のレンガ造り灯台と歴史体験の旅を満喫!

更新日:2018/10/04 17:01

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

三重県鳥羽湾に浮かぶ「菅島(すがしま)」は、現役では日本最古のレンガ造りの灯台のある島です。また菅島では、毎年7月に、伊勢志摩地方を代表する海女の祭り“しろんご祭り”が開催されることで知られています。佐田浜にある鳥羽マリンターミナルから鳥羽市営定期船で、わずか約15分で訪れることのできる菅島で、都会の喧騒を忘れる気軽な島旅を満喫してみませんか?

鳥羽湾の離島「菅島」とは

鳥羽湾の離島「菅島」とは

写真:モノホシ ダン

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菅島は、JR・近鉄鳥羽駅から徒歩で約7分のところにある、佐田浜の鳥羽マリンターミナルから、東へ約7kmの鳥羽湾に浮かぶ、周囲約13km、人口約650人の島です。島の形状は、東西に広く、南北に狭いという細長い形をしています。

鳥羽マリンターミナルからは、菅島着8便、菅島発10便の鳥羽市営定期船で結ばれています。所要時間は経由便を除き、約15分間、乗船料は大人500円です。(2018年10月現在)。

集落は菅島漁港周辺にあり、漁港前にある沖ノ島とは連絡橋で結ばれています。沖ノ島には、海水浴場もあってシーズンには海水浴が楽しめます。

鳥羽湾の離島「菅島」とは

写真:モノホシ ダン

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菅島漁港から望める「菅島小学校」の螺旋階段は、菅島灯台をイメージしたデザインで作られています。灯台は島のシンボルといえるでしょう。

鳥羽湾の離島「菅島」とは

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菅島灯台へは徒歩で片道約20分ほどです。島内には、近畿自然歩道が整備されていて、一周約3時間30分のウォーキングを楽しむこともできます。

ヨーロッパの古城を思わせる白亜の「菅島灯台」

ヨーロッパの古城を思わせる白亜の「菅島灯台」

写真:モノホシ ダン

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菅島灯台へ通じる「しろんご海道」と呼ばれる遊歩道からは、神島や愛知県の渥美半島や伊良湖岬の景色を望むことができます。

ヨーロッパの古城を思わせる白亜の「菅島灯台」

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アップダウンを繰り返す遊歩道を歩いて行くと、灯台への矢印があり、やがて忽然と、白亜の菅島灯台が姿を現します。ヨーロッパの古城を思わせるその佇まいは、思わず息を呑む美しさを感じるでしょう。

ヨーロッパの古城を思わせる白亜の「菅島灯台」

写真:モノホシ ダン

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菅島灯台のある白崎の沖合いは、江戸時代から廻船の重要な航路となっていましたが、多くの岩礁があり、難破する船が絶えませんでした。このため幕府の命により、この地に鳥羽藩によってかがり火を焚いて目印とする「御篝堂(おかがりどう)」が建てられ、ことわざの“風前の灯”のような、大変な労苦とともに約200年間にわたって海の安全を守ってきました。

菅島灯台は、1873年(明治6年)に「日本灯台の父」と呼ばれる、イギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの指導のもと造られました。レンガ造りの灯台としては、日本最古のものといわれ、竣工式には西郷隆盛など当時の政府高官が列席する物々しさでした。

現在、菅島灯台は文化庁の登録有形文化財や経済産業省の近代化産業遺産になっています。

伊勢志摩地方を代表する海女の祭り「しろんご祭り」

伊勢志摩地方を代表する海女の祭り「しろんご祭り」

写真:モノホシ ダン

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菅島灯台の近くにある白浜(通称:しろんご浜)は、菅島で受け継がれている海女の伝統行事「しろんご祭り」が行われるところです。しろんご祭りとは、島の守護神の白髭神社に鮑のつがいを奉納して、大漁と海上の安全を祈願するものです。

毎年7月に、この祭が行われる“しろんご浜”は、一年を通じて禁漁区ですが、この日のみ漁が許され、法螺貝の合図とともに海女たちが、海に入り、つがいの鮑を獲るために競いあいます。

この雌雄一対の鮑を「まねき鮑」と言い、まねき鮑を一番に獲った海女が、一年中、海女頭として尊崇されるのです。

伊勢志摩地方を代表する海女の祭り「しろんご祭り」

写真:モノホシ ダン

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しろんご浜の丘の上にある「白髭神社」は、菅島の守り神とされ、毎年しろんご祭りで海女が最初に獲ったつがいの鮑“まねき鮑”が奉納されるところです。ご祭神は白髭大明神で、しろんご祭りとは白髭が訛ったものといわれています。

綿に包まれて姿が見えない神様「菅島神社」

綿に包まれて姿が見えない神様「菅島神社」

写真:モノホシ ダン

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菅島灯台・しろんご浜の散策から菅島漁港に戻ったら、集落の散策を楽しみましょう。菅島集落の中にある「菅島神社」は、1907年(明治40年)に村内の各社を合祀して菅島神社となりました。

境内にある祠には、綿に包まれて見えない神様が祀られていて、島では子供が生まれるとお参りに訪れ、薄い真綿をかけて成長を祈願するという風習があります。

綿に包まれて姿が見えない神様「菅島神社」

写真:モノホシ ダン

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さらに菅島神社の境内には、「亀石」と「つがいの鮑貝」が。亀石の頭を撫でれば長寿の御利益を、つがいの鮑貝に手を添えれば縁結びのご利益があるとされています。参拝の記念にそれぞれに手を触れてみましょう。

綿に包まれて姿が見えない神様「菅島神社」

写真:モノホシ ダン

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菅島神社から徒歩で約3分ほどのところにある「冷泉寺」は、曹洞宗のお寺で、釈迦三尊像を本尊に祀っています。このお寺が所蔵する「鰐口」は、1344年(興国5年)に作られた三重県下で最古のものです。ちなみに鰐口とは、仏閣の堂前に太い綱とともに吊るしてある円形の大きな鈴のことです。

「菅島」で気軽に鳥羽湾の島旅を楽しもう

「菅島」で気軽に鳥羽湾の島旅を楽しもう

写真:モノホシ ダン

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いかがでしたか。このように菅島は、白亜の灯台と伊勢志摩地方の海女などの歴史体験を学ぶことのできるアイランドです。鳥羽を訪れたなら、鳥羽湾に浮かぶほかの離島とともに気軽な島旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

菅島の基本情報

住所:三重県鳥羽市菅島町
電話番号:0599-25-3019(鳥羽市観光協会)
乗船料:大人500円、小人250円
アクセス:佐田浜(鳥羽マリンターミナル)より鳥羽市営定期船で約15分

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/09/24 訪問

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