写真:くまの くま
地図を見る群馬県の北西、上信越高原国立公園の東部に位置する四万温泉。標高1000m越えの山々に四方を囲まれ、四万ブルーと称される神秘的な青みを帯びた四万の水が滾々と湧き出る自然豊かな温泉郷。場所や天気、気温、時間帯、場所によって青みをエメラルドやコバルト、スカイブルーなどに変化させる四万ブルー。でも、やっぱり一番見たいのは、鮮やかなコバルトブルー。
写真:くまの くま
地図を見るコバルトブルーの四万ブルーを見る条件は、雪融けの水が流れ込む3月下旬から5月中旬の気温が低い晴天日、湖面に日が射す午前中。そして場所は、より青く、より澄んだ、より鮮やかに、雄大なスケールで見られる「奥四万湖」がベスト!
写真:くまの くま
地図を見る「奥四万湖」は、四万の温泉街から車で6〜7分。人気景勝地だけあってたくさんの観光客で賑わっていますが、大概の方は天端で四万ブルーを眺めておしまいです。実にもったいない。せっかくここまで来たのだから、湖畔囲む4kmほどの道を周遊して大自然と四万ブルーを堪能しましょう。
今回はウォーキングで紹介しますが、天端は一方通行の車道であり、周遊コースにはトイレや駐車場が完備されているのでドライブやサイクリングでも楽します。
写真:くまの くま
地図を見る朝9時、スタート地点の天端で四万ブルーをさらっと眺望&撮影。すぐさま、時計回りでウォーキングをスタート。2kmほど続く町道万沢線には、新緑の山々、青く澄んだ四万ブルーの眺望が楽しめる広場や橋が点在。人気は、堤体と四万ブルーが一望できる「赤沢やすらぎ広場」からの眺め。
写真:くまの くま
地図を見るこれが「赤沢やすらぎ広場」からの眺め。スタート地点が遠くに見え、四万ブルーは日差しにより天端で見たときよりも明るい青に変化。この青みは、独自の成分によるものとも透明度の高さによるものともいわれていますが断定には至らず、謎です。
写真:くまの くま
地図を見る湖畔後半は、一方通行の町道万沢2号線から「稲包せせらぎ公園」へ。写真は、同公園の駐車場にある見晴台に設置された長いすべり台からの眺め。小柄な女性なら童心に戻って、すべり台から公園に入っても楽しいですよ。
写真:くまの くま
地図を見るコバルトブルーの四万ブルーを間近で見ながら、のんびりウォーキング。利用者が少ない穴場スポットです。
写真:くまの くま
地図を見る公園から町道に出て道なりに歩いて、天端に到着。日が差してキラキラと輝く湖水は、朝や広場で見たときよりも透明度が増し、目が覚めるような鮮やかなコバルトブルーに。フォトジェニックを狙うなら、11時〜正午がピーク。
写真:くまの くま
地図を見る天端では奥四万湖に心奪われがちですが、反対側にも注目を。こちら側は、群馬の郷土かるた「上毛かるた」で謳われる「世のちり洗う四万温泉」が読める隠れフォトジェニックスポットとなっています。
写真:くまの くま
地図を見るダム好きなら堤防も必見。1999年に竣工された堤高89.5m、堤頂長330.0mの城壁を彷彿とさせる石積風の装飾が美しいダムです。ダムカードは、営業時間内なら天端近くにある四万川ダム管理事務所、それ以外なら四万川ダムに設置されたアンケート用紙と切手を貼った返信用封筒を管理事務所へ送付すると発行されます。
寒くなればなるほど、コバルトブルーの神秘度が増す四万ブルー。奥四万湖の白雪、春の新緑と共にお楽しみください。
住所:吾妻郡中之条町大字四万4400-27
電話番号:0279-64-2321(四万温泉協会)
アクセス:
(車)関越自動車道渋川伊香保ICから40km約70分
(電車・路線バス)JR吾妻線中之条駅より路線バス「四万温泉行」約40分、バス停「四万温泉」下車徒歩50分
※町道万沢線および町道万沢2号線、12月初旬〜3月下旬まで冬季封鎖
2020年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
くまの くま
イラストも文章も写真も手掛ける、フリーイラストレーター。独身時代は海外、結婚後は国内も出かけるようになりました。工場見学、温泉、コスプレ、食虫植物や熱帯植物、蝋細工に感興をそそります。海外記事では暮ら…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索