くぐる歩く食べる!南紀「熊野那智大社」の楽しみ方

| 和歌山県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

くぐる歩く食べる!南紀「熊野那智大社」の楽しみ方

くぐる歩く食べる!南紀「熊野那智大社」の楽しみ方

更新日:2018/10/23 10:09

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー

古来より多くの参拝客で賑わう「熊野那智大社」。青岸渡寺や那智大滝とセットで参拝する方も少なくありません。でも参拝だけでは、ちょっともったいないかも。
日本一大きいおみくじや、眺望が楽しめる胎内くぐりのほか、苔むした熊野古道・中辺路の一部分を歩くこともできるんです。さらに疲れた身体に嬉しい甘味も味わえます。

朱色の鳥居が映える熊野那智大社

朱色の鳥居が映える熊野那智大社

写真:麻生 のりこ

地図を見る

熊野三山のひとつ「熊野那智大社」がこの地に遷座して1700年余り。御瀧本に祀られていた熊野の神々を、山の中腹に造営した新社殿に遷したのが始まりとされています。平成16年(2004年)には世界遺産に登録されました。
大門坂を歩いて来た方も、那智駅から路線バスに乗って来た方も、門前に並ぶ土産物店の駐車場に車を止めた方も、まずは石段の参道を上りつめ、朱色の鳥居をくぐって境内へ。

朱色の鳥居が映える熊野那智大社

写真:麻生 のりこ

地図を見る

熊野の山々を背後に、境内には宝物殿や朱色が美しい拝殿、その後ろ側には玉垣に囲まれた本殿が。拝殿は2017年12月から「御創建1700年記念境内施設整備事業」による屋根の葺き替え工事等が始まり、完成予定は2019年3月末日です。

朱色の鳥居が映える熊野那智大社

写真:麻生 のりこ

地図を見る

主祭神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。創造神であり国生みの神でもある伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われています。

手水舎はもちろんありますが、常香炉で煙を浴びるのも身を清めることに。拝殿での参拝作法は二拝二拍手二拝が基本です。

胎内めぐりができる大クスノキ「樟霊社(しょうれいしゃ)」

胎内めぐりができる大クスノキ「樟霊社(しょうれいしゃ)」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

拝殿の右側でひときわ存在感を放っているのは、ご神木として祀られているクスノキの巨木「樟霊社」。樹齢はおよそ850年で、平安末期の武将・平重盛が植えたと伝えられています。太い幹の内部は空洞化していて、なんと「胎内めぐり」として中に入ることが!

胎内めぐりができる大クスノキ「樟霊社(しょうれいしゃ)」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

胎内めぐりを体験したい方は、樟霊社近くに用意されている護摩木(有料・300円)に願い事と氏名を書きましょう。書けたらそれを手に持ったまま大クスノキの内部へ。

胎内めぐりができる大クスノキ「樟霊社(しょうれいしゃ)」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

入り口はご覧のようにあまり広くありません。内部は入ってからのお楽しみ♪

と言いたいところですが、急な階段を上った先に出口があることと、その出口からの眺望が良いことはお伝えしておきましょう。
クスノキの枝越しには手前に門前の土産物店から続く石段、奥には那智の山々が見渡せます。胎内めぐりをして、この風景をぜひ!

なお、出口にある護摩舎に納められた護摩木は、毎月18日に行われる権現講祭にて焚き上げ祈願されます。
日本一大きいおみくじは拝殿の右横付近にあります。

ご祭神は八咫烏「御縣彦社(みあがたひこしゃ)」

ご祭神は八咫烏「御縣彦社(みあがたひこしゃ)」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

拝殿の左側には三本足のカラス「八咫烏」が祀られている「御縣彦社」があります。
八咫烏は熊野の神々のお使いで、より良い方向へ物事を導いてくれるとのこと。熊野那智大社と併せてお参りしてみてはいかがでしょうか。境内には、石に姿を変え休息中の八咫烏と言われる「烏石」も。

大社から飛瀧神社参道入り口までは中辺路(なかへち)を歩こう

大社から飛瀧神社参道入り口までは中辺路(なかへち)を歩こう

写真:麻生 のりこ

地図を見る

「那智大社周辺で熊野古道を歩いてみたいけど、石畳の階段が続く大門坂は体力的にちょっと…」「時間もないし、でも古道は歩いてみたい」という方にお勧めなのが、三重塔近辺から飛瀧神社参道入り口付近までの道です。
カーブが続く防災道路を時おり横切る下り階段の古道ですが、ここもれっきとした熊野古道・中辺路。ある程度下りてから見上げると、このような感じです。

大社から飛瀧神社参道入り口までは中辺路(なかへち)を歩こう

写真:麻生 のりこ

地図を見る

さらに石段を下りていくと、なにやら石が敷き詰められ ぽっかりとした空間が。
ひっそりと、でもどこか神秘的な雰囲気が漂うこの場所は、御瀧の遥拝所「伏し拝み」。毎年7月14日の例祭「那智の扇祭り」の際には、こちらに扇が立てられ神事が執り行われます。

大社から飛瀧神社参道入り口までは中辺路(なかへち)を歩こう

写真:麻生 のりこ

地図を見る

林立する杉の巨木の間にも古道は延びています。このあたりまで下りれば御瀧の参道入り口まではもう少し。中辺路ともお別れです。この先、道路に出て門前土産店まで歩けば、那智の名産品を使った甘いモノを食べることができます。
引き続き那智大滝と飛瀧神社へ参拝する方は、いったん道路を横切りそのまま参道を進んでくださいね。

疲れた身体に優しい甘さ「黒あめソフトクリーム」

疲れた身体に優しい甘さ「黒あめソフトクリーム」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

山の中腹に鎮座している熊野那智大社への参拝は、意外と体力が要るもの。門前に店舗を構えている「那智黒亭みむろ」では、疲れた身体に嬉しい糖分補給ができます。

疲れた身体に優しい甘さ「黒あめソフトクリーム」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

それがこちら、那智の名産品・那智黒を使ったその名も「黒あめソフトクリーム」。那智黒の優しい甘さを味わいながら舐めれば、今までの疲れも吹き飛んじゃうかも。

店内は土産物コーナーのほか、軽食がいただける座敷席とテーブル席があります。
メニューは熊野地方の名物・めはり寿司に加え、山菜や月見、きつねなど各種うどんやそばのほか、玉子丼に親子丼、カレーライスなど。飲み物は珈琲や紅茶をはじめ、甘酒に日本酒、オレンジジュースやビール、ぜんざいなどです。

疲れた身体に優しい甘さ「黒あめソフトクリーム」

写真:麻生 のりこ

地図を見る

実はこの店舗、那智黒総本舗の直営店なんです。そのため昔ながらの那智黒や関連商品も勢揃い。南紀限定発売の「かりん党」は口あたりも軽くて美味しいので、お茶請けにもぴったり。
店舗駐車場は有料ですが、嬉しいことに店内で買い物または飲食した方は無料になります。

<那智黒亭みむろの基本情報>
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山195
電話番号:0735-55-0414
アクセス:飛瀧神社参道口から徒歩約7分 /「那智山」バス停から徒歩約2分
駐車場:あり

熊野那智大社の基本情報

住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
電話番号:0735-55-0321
アクセス:JR紀勢本線「紀伊勝浦」駅から熊野交通バスで「那智山」バス停下車後、徒歩約10分
駐車場:門前土産店などに駐車場あり(料金は各店舗により異なる)/ 神社駐車場30台(神社防災道路通行料800円が必要)

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/11−2017/12/11 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -