誰かに自慢したくなる!栃木「大芦渓谷」は穴場の紅葉スポット

誰かに自慢したくなる!栃木「大芦渓谷」は穴場の紅葉スポット

更新日:2018/10/21 19:30

やた 香歩里のプロフィール写真 やた 香歩里 鈍足の旅人、地域の魅力発掘人、花火鑑賞士
栃木県鹿沼市の大芦(おおあし)渓谷には、紅葉が絵のように美しいスポットがあります。以前からアマチュアカメラマンには人気ですが、少し交通アクセスが厳しいこともあり、平日は人も少なめの、知る人ぞ知る紅葉の絶景スポット。

紅葉と清流とアーチ橋のコラボはまさにアート。インスタ映えを狙うも良し、大切な人を連れてきて喜ばせるも良し。「こんな素敵なところを知ってるよ」と誰かに自慢したくなる美しさです。

関東屈指の清流、大芦渓谷とは

関東屈指の清流、大芦渓谷とは

写真:やた 香歩里

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大芦渓谷は、日光市にも近い鹿沼市の北西部、鹿沼市中心部から車で約1時間の山あいにあります。水質が極上で清らかな大芦川が流れ、大小20ほどの滝もあります。上流の大滝は特に有名で、ハイカーにも人気となっています。

そして秋になると、渓谷の木々が鮮やかに色づき、美しい紅葉スポットとなります。

関東屈指の清流、大芦渓谷とは

写真:やた 香歩里

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大芦渓谷の紅葉の一番の見どころは、白井平橋付近。橋のたもとに大きなもみじの木があり、秋になると燃えるような赤に染まります。少しレトロな橋ともみじとのとりあわせが絵になるので、これだけで満足して帰る方もおられるようですが、ここまできたらぜひ見ていただきたい景色があります。

関東屈指の清流、大芦渓谷とは

写真:やた 香歩里

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もみじ越しに上流を見ると、河原に人がいますね。しきりにこちらの写真を撮っているようです。橋を過ぎて道路を進むと右側に、河原に降りる道があるので、そこから降りてみましょう。

紅葉と清流とアーチ橋の三重奏

紅葉と清流とアーチ橋の三重奏

写真:やた 香歩里

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河原に降りて白井平橋の方を見ると、息を飲むような美しい光景が広がります。赤や黄色に染まった紅葉に、白井平橋のきれいなアーチ型がアクセントになって、まるで一幅の絵のよう。

紅葉と清流とアーチ橋の三重奏

写真:やた 香歩里

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天気が良ければ、川面に紅葉が映って黄色やオレンジに輝きます。川の流れが結構速いので、鏡のような映り紅葉ではありませんが、川面にはまるでプリズムのように、色とりどりの光が踊ります。

紅葉と清流とアーチ橋の三重奏

写真:やた 香歩里

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この景色を絶好のポイントからカメラに収めようと訪れる人は絶えませんが、あまり知られていないことから、ピーク時でさえ平日なら混雑というほどではありません。土日はさすがに人が増えますが、それでも観光バスが連なるような場所ではないので、ほかの紅葉の名所と比べれば余裕があります。ただし、車を停められるスペースが少ないので、車で行かれる方はその点をご留意ください。

澄みきった水と紅葉をいつまでも眺めていたくなる

澄みきった水と紅葉をいつまでも眺めていたくなる

写真:やた 香歩里

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橋の反対の上流側です。山に向かって紅葉が続いていきます。上流・下流のどちらも見ても、色づいた美しい樹々に包まれた世界。しばし日常を忘れます。

澄みきった水と紅葉をいつまでも眺めていたくなる

写真:やた 香歩里

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川の水も澄みきっていて、川底が透き通って見えます。希少な水生生物も存在するといわれる清流。光の加減なのか、わずかに青みがかって見え、光を反射すると宝石のようです。

澄みきった水と紅葉をいつまでも眺めていたくなる

写真:やた 香歩里

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ずっと眺めていたくなるような綺麗な景色ですが、残念ながら周囲に公設の駐車場はなく、お手洗いなどの設備もないので、長居をするのは難しいです。河原も狭いので、紅葉を堪能したら、あるいはお気に入りの写真を撮影できたら、次の人に場所を譲ってあげましょう。

また、ご覧のように山間部なので、午後も遅くなると一気に日が陰ってきます。日差しの加減を考えても、14時頃までがおすすめです。写真は12〜13時頃に撮影したものなので、時間の目安にしてください。

紅葉の見ごろはネットで確認を

紅葉の見ごろはネットで確認を

写真:やた 香歩里

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橋の上から眺めても、下の河原から見上げても、文句なしに美しい、大芦渓谷・白井平橋の紅葉。見ごろは例年11月初旬〜中旬ですが、気候により前後します。鹿沼市の公式サイトの「鹿沼観光だより」で紅葉情報が見られますので、確認しつつお出かけください。下の関連MEMOにリンクがあります。

アクセスは車か、バス+ウォーキング

アクセスは車か、バス+ウォーキング

写真:やた 香歩里

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鹿沼市街から白井平橋付近に行くには、県道58号線を、古峯神社の一の鳥居の手前で右折し、川沿いの道を上流に向かって約3キロ走ります。途中の道は上の写真のように狭く蛇行しているので、対向車や歩行者に十分注意してください。

アクセスは車か、バス+ウォーキング

写真:やた 香歩里

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車以外で行く場合は、鹿沼市のリーバス(コミュニティバス)に乗り、「一の鳥居大貫」バス停で下車して大芦川沿いを上流に向かって歩きます。約3キロ、40分ほどの道のりです。バスは1日9往復、1時間〜1時間半に1本程度なので、計画性が大切です。

河原に下りられそうなところもあるのですが、遊歩道などは整備されていません。草むらが多く、蛇などもいますので、、無理に下りないほうが無難です。車道を歩くことになりますから、車に気をつけてくださいね。それでも、お天気がよければ木漏れ日も美しく、道の両側の紅葉も楽しめます。

アクセスは車か、バス+ウォーキング

写真:やた 香歩里

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県道58号線から川沿いの道を少し入ったあたりでは、大鳥居と紅葉が一緒に見られるポイントがあり、ここもちょっとした撮影スポットとなっています。

なお、一の鳥居から県道58号線をさらに車で10分ほど進むと古峯神社に到着します。バスならば、鹿沼市リーバスで「一の鳥居大貫」バス停から終点の古峯神社まで、やはり約10分です。距離は5キロ以上あるので、歩くと1時間半ほどかかります。古峯神社境内の紅葉もきれいですが、古峯園という庭園も見ごたえがあります。紅葉のピークは大芦渓谷より少し早めで、例年10月下旬〜11月上旬頃ですが、大芦渓谷まで来たら合わせて立ち寄られることをおすすめします。

大芦渓谷の基本情報

所在地:栃木県鹿沼市草久
電話番号:0289-63-2188(鹿沼市経済部観光交流課)
アクセス:〔車〕東北自動車道 鹿沼ICから約60分
〔車以外〕JR鹿沼駅からリーバス古峰原線にて約55分(東武新鹿沼駅からなら約45分)、「一の鳥居大貫」下車、徒歩約40分

2018年10月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/10 訪問

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