青森県青森市となるグダリ沼は、田代平の箒場付近で、田代平放牧場の近くにあります。車では田代高原から県道40号線を十和田方面に進みます。進行方向の左側に駐車場が。その駐車場内の右側に看板があり、横のゲートから中に入って約200m進むことになります。
広大な八甲田の中、身近な所には秋の気配。真っ赤な赤とんぼが多く、秋の雰囲気を十分に感じられることでしょう。グダリ沼までは、しっかりと道がついているわけではないのですが、車輪の跡などがあります。やや左に曲がるように進みましょう。
やがて道は左に下る方向となり、その前に見えて来るのが神秘の穴場「グダリ沼」の流れとなります。
グダリ沼の美しさが目の前に広がれば、ここが青森県の中でも人気がある理由が分かるでしょいう。
では、グダリ沼とはどのような場所なのでしょうか。沼と呼ばれていますが、実は清流が穏やかに流れ続けているのです。湧水は日量約20万トンで水温約7度。
グダリ沼の流れはとても穏やかなので、水面に映る様子も楽しむことが出来ます。お気に入りの場所を見つけ、納得のいく一枚を撮影してみてはいかがでしょうか。
赤や黄色。様々な色に変化する見事な紅葉を堪能しましょう。
グダリ沼は流れに沿って小道があり、奥まで行くことが出来ます。足元は湧水等の影響で不安定な箇所があり、また汚れることがありますので、トレッキングシューズや長靴等を利用することをお勧めします。
このグダリ沼の特徴として、北海道と青森県にしか生息しないとされるキタシロカズメウズムシを始めとし、イズミオオウズムシ、カズメウズムシ、ナミウズムシ、ミヤマウズムシの五種類のプラナリアがいることも、極めて珍しいことなのです。
そこに広がっているのはバイカモ。バイカモとは、水温が低く流れのある清流中に生育します。白くかわいらしい花は初夏から初秋にかけて見頃に。
群生しているのは清流の反対側となりますが、手前でもかわいい姿を見ることが出来るのです。
駐車場に戻る前に、坂の途中の右側にある小道に入ってみましょう。
左の奥から八甲田山系の流れがありますが、手前の左右二カ所から湧水が出ていることが流れる様子で分かります。穏やかに渦を巻く様子を、しばし眺めてみてはいかがでしょうか。
なお、下記の関連MEMOでは、グダリ沼からとても近い紅葉の名所である「田代平湿原」、また紅葉観光では外せない「睡蓮沼、地獄沼」、そして、あまり知られていない蔦七沼の一つ「赤沼」、さらには奥入瀬渓流近くの「幻の松見の滝」もお勧めしています。ぜひ、参考にしてみて下さい。
住所:青森県青森市駒込
電話番号:017-738-5382(東八甲田観光開発協議会)
アクセス:青森駅から車で約1時間
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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