国指定名勝地である豪渓の紅葉散策は、槙谷川沿いに上流に向って進むのが一般的です。岡山県道57号総社賀陽線を走行し、大きく右に曲がったカーブを過ぎると左に駐車場がありますが、そこが出発点。
なお、行楽シーズンになれば臨時の駐車場もありますので、現地では係員の指示に従って下さい。
滔々と流れる槙谷川。
そして周囲は美しい紅葉の世界。道路沿いを上流方向に向って約600m、歩いてみましょう。
この辺りは花崗岩が多いのですが、岩が長い年月で風化し、あるいは水の流れで浸食されることで、奇岩が多いことでも知られているのです。
豪渓の紅葉は岡山県下でとても有名なのですが、実際に渓谷を歩くとさすがは「名勝豪渓」と納得せざるを得ないことでしょう。
豪渓の紅葉の見ごろは例年、11月下旬から12月上旬にかけて。紅葉、黄葉と、様々な色が楽しめます。
なお、川近くを歩く場合、上に気をとられることで足元が滑らないように、またカメラや携帯を落とさないように注意をして下さい。
散策路の中ほどで上を見投げると、「天柱」と文字が岩に彫られています。この山は天柱山と呼ばれており高さが330mとなっていますが、享和元年(1801年)に備前国和気郡の医師で書家の武元登々庵の書。それを石工2人が14日かけて刻んだものなのです。
なお、近くには説明の看板もありますので、見落とすことはありません。
また、駐車場を出発して比較的近い場所にあるお寺は天柱山豪渓寺で、真言宗醍醐派(総本山 醍醐派 三宝院)となります。
このお寺は江戸後期から明治の始め頃に、愛媛県の行者「増真」が様々な山で修行を重ね、やがては天柱の文字がある天柱山麓に蔵王堂を建立したのが始まりとなっており、それが今日の豪渓寺なのです。
なお、この写真は7月に行った時のものとなります。
<豪渓寺の基本情報>
岡山県総社市槇谷2763
TEL 0866-95-8718
名勝豪渓の紅葉は更に続きます。
場所によっては、異なる落ち葉の色と渓谷の奥深い雰囲気が一緒に楽しめる場所もあります。距離は約600mと短いのですが、見どころは満載と言えるでしょう。
圧倒的なまでの名勝豪渓の紅葉。見返り橋まで来たら、同じ道を戻ることとなります。時間の許す限り、秋の岡山観光を楽しみましょう。
<豪渓の基本情報>
住所:総社市槙谷2761番地
電話:080-6345-9132(11月1日〜11月30日)
アクセス:岡山総社ICから車45分、JR総社駅から車30分、JR豪渓駅から車20分
紅葉の名称豪渓は、まさに必見の観光地であり、その美しい色はいつまでも思い出に残ることでしょう。
また、岡山県は見どころ多数。豪渓に比較的近い高梁市には、ベンガラで赤褐色の「吹屋ふるさと村」、天空の城とも言われる「備中松山城」、空海建立伝説の「祇園寺」があり、総社市には美しき五重塔の「備中国分寺」もあります。関連MEMOにリンクがありますので、ぜひ旅の参考として下さい。
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索