イギリスの城下町「ルイス」アンティークハントと歴史をたどる旅

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イギリスの城下町「ルイス」アンティークハントと歴史をたどる旅

イギリスの城下町「ルイス」アンティークハントと歴史をたどる旅

更新日:2019/01/08 13:45

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア

イギリス国内からはもちろんのこと、世界中からアンティークハンターたちが集まる場所「ルイス」。アンティークのメッカとして知られる街の見どころは、おしゃれで個性的なショップや掘り出し物が必ず見つかるアンティークモールだけではありません。
城下町としても名高いこの街には、ルイス城をはじめ、ヘンリー8世ゆかりの屋敷など歴史を感じさせる建物も数多く残されています。

街のシンボル「ルイス城」から眺める美しい景観

街のシンボル「ルイス城」から眺める美しい景観

写真:Lady Masala

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「Lewes(ルイス)」は、イングランド南東部に位置する歴史ある街。その上品で美しい街並みは、城下町の雰囲気を今に伝えています。ロンドンにある Victoria station(ヴィクトリア駅)より列車でわずか1時間30分ほどの距離にあるため、ロンドンからの日帰り旅行に人気の場所です。

街のシンボル「ルイス城」から眺める美しい景観

写真:Lady Masala

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街のランドマークとして知られているのは、「Barbican Gate(バービカン・ゲート)」。堅牢な石を積み重ねてつくられた門は、かつてここに城があったことを物語っています。

ルイス城の建設が開始されたのは、ノルマン征服直後の1068年頃のこと。ヘイスティングスの戦いでイングランドを征服したウイリアム1世は、その戦いに反抗していたアングロ・サクソン系貴族から土地を没収し、臣下に分け与えたといいます。娘婿であったウィリアム・ド・ウォーレンは、「ルイス城」を建設することでこの街を築きました。

街のシンボル「ルイス城」から眺める美しい景観

写真:Lady Masala

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落成までにおよそ300年もの歳月が費やされましたが、現在では、その大部分が破壊され廃墟と化しています。寂れた味わいが感じられる城跡をたどりながら頂上まで登ると、おもちゃのようにかわいらしい家々とともに、白亜の断崖が鮮やかなサウス・ダウンズの丘陵が目前に迫ってきます。

また、隣接する「Barbican House Museum(バービカン・ハウス・ミュージアム)」では、ルイスの歴史をわかりやすく解説したショートフィルムが上映されています。

<基本情報>
住所:169 High Street, Lewes, East Sussex, BN7 1YE
電話番号:+44-12-7348-6290 
営業時間:10:00〜17:30(3〜10月)/10:00〜15:45(11〜2月)

アンティークハンター必見「チャーチヒル・アンティーク・センター」

アンティークハンター必見「チャーチヒル・アンティーク・センター」

写真:Lady Masala

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アンティークの街として知られるルイスには、数多くのアンティークショップやモールがあります。駅を出てハイストリート(イギリス英語でメインストリート)へ向かう途中に、さっそく一軒目のアンティークモール「Church Hill Antiques Centre(チャーチヒル・アンティーク・センター)」が見えてきます。

かわいらしい赤い扉を開けて中へと入りましょう。教会を改装して作られたという広々とした店内には、数えきれないほどのアンティークが所狭しと並んでいます。

アンティークハンター必見「チャーチヒル・アンティーク・センター」

写真:Lady Masala

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豪華なディナーセット、一点物のカップ&ソーサー、シルバーウェアに絵画、焼き物、懐かしのおもちゃ、書籍、民芸品にいたるまで、ありとあらゆる物であふれかえる店内。正真正銘のアンティークとよぶに相応しい物、レトロな味わいがたまらないヴィンテージ品、はたまた、思わず首をかしげてしまいたくなるジャンクな品物もあり、古い物や蚤の市の雰囲気が好きな人ならば、店内を見て回るだけで幸せな気分になれるでしょう。

商品はどれも委託販売ですが、入り口付近にあるレジで一括して支払いができます。そのほとんどがロンドンのショップで買うよりも1割から3割ほどお得なお値打ち価格。スーツケースのスペースと折り合いがつくのなら、まとめ買いのチャンスです。

アンティークハンター必見「チャーチヒル・アンティーク・センター」

写真:Lady Masala

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豊富な品ぞろえと商品の安さに興奮し、思わず我を忘れてしまいそうになりますが、ルイスには、他にも大小さまざまなアンティークモールやショップがあります。特に「Cliffe High Street(クリフ・ハイストリート)」には大きなモールがたくさんありますので、一軒に時間をかけすぎないようしましょう。

また、アンティークショップに限らず、大部分の小売店は17時には閉店します。時間配分を考えて、有意義なショッピングタイムを楽しんでくださいね。

<基本情報>
住所:6 Station Street, Lewes, East Sussex, BN7 2DA
電話番号:+44-12-7347-4842 
営業時間:9:30〜17:00
定休日:日曜

ヘンリー8世の置き土産「アン・オブ・クレーヴズの家」

ヘンリー8世の置き土産「アン・オブ・クレーヴズの家」

写真:Lady Masala

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ルイスには、ヘンリー8世が4番目の妻であった同名の妃に贈ったとされる屋敷「Anne of Cleves House(アン・オブ・クレーヴズ・ハウス)」があります。

ヘンリーは、イギリスにおける宗教改革を招き、ローマ・カトリック教会からイングランド国教会を分離させたことで知られています。また、生涯に6人の妻を持ち、そのうちの2人を処刑したことから、暴君のイメージが先に立ちますが、スポーツマンであり、文筆や音楽にも優れた才能を発揮した教養人でもありました。

ヘンリー8世の置き土産「アン・オブ・クレーヴズの家」

写真:Lady Masala

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ヘンリーは、3番目の妻で、切望していた男児を出産したジェーン・シーモアが産褥死した後、政治的な策略からイングランドの同盟国ユーリヒ=クレーフェ=ベルク公国の公女アンを新しい妃として迎えました。しかしながら、床入れも済ませないうちに2人の離婚が宣言されます。

学識があり音楽を好んだヘンリーが、田舎出身で語学や音楽に素養がなかったアンに失望したのが離婚原因のひとつであるといわれています。ヘンリー側の一方的な理由から、しかもわずか半年足らずで離縁されたアンと、その後ろ盾となる公国に配慮し、離婚条件はかなり気前のよいものであったといいます。

ヘンリー8世の置き土産「アン・オブ・クレーヴズの家」

写真:Lady Masala

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多額の年金といくつかの屋敷が与えられた中のひとつが、この「アン・オブ・クレーヴズ・ハウス(Anne of Cleves House Museum)」なのです。屋敷は、現在は博物館として開放されており、館内にはテューダー朝の上流階級の家庭の様子が再現されています。当時使用されていたという、重厚な家具がひときわ目を引くほか、イングランド南東部で盛んであった、製鉄に関する展示も充実しています。

<基本情報>
住所:52 Southover High St, Lewes, East Sussex, BN7 1JA
電話番号:+44-12-734-4610 
営業時間:10:00〜17:00(火〜土)/11:00〜16:00(日・月・祝日)
※11〜2月の火〜土は10:00〜16:00(日・月・祝日は変更なし)

かわいい絵本に出会える「ザ・フィフティーンス・センチュリー・ブックショップ」

かわいい絵本に出会える「ザ・フィフティーンス・センチュリー・ブックショップ」

写真:Lady Masala

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「The Fifteenth Century Bookshop(ザ・フィフティーンス・センチュリー・ブックショップ)」は、その名の通り15世紀に建てられたという由緒あるテューダー・ハウスで営業されている古書店です。外観が美しいだけではなく、店内には状態のよい古書がぎっしり。

さまざまな本がありますが、児童書が充実しているのが特徴。特に「Ladybird Books(レディーバード・ブックス)」とよばれる1940年から70年頃までに出版されたコレクタブルな絵本の品ぞろえには定評があります。とっおきのアンティークブックに出会えますように。

<基本情報>
住所:99-100 High Street, Lewes, East Sussex, BN7 1XH
電話番号:+44-12-7347-4160

※関連MEMOには、イギリスにあるアンティークマーケットや蚤の市を紹介した記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。

アンティークの街「ルイス」で充実の一日を

歴史ある建造物と美しい街並み、そして、いくつもあるアンティークショップ。ロンドンからのアクセスもよく、日帰りでも充分に楽しむことができるルイス。掘り出し物にめぐり会える期待を胸に、素敵な時間を過ごしてみませんか。

2018年11月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/11/11 訪問

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