写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るだだっ広い駐車場の奥に、横長の平屋の建物。
到着すると、都会では考えられない贅沢な土地の使い方に圧倒されてしまいます。
そして入館すると、天井の高い解放感のあるエントランスロビーに「ここは素敵な宿だ!」という確信が持てることでしょう。
手頃なお値段の九谷焼の小物が並べられたお土産コーナーで足止めを食いそうになってしまいますが、まずはチェックインです。
チェックイン後は宿泊棟へ入ることができます。
廊下を挟んでお部屋の反対側にある宿泊者専用の休憩用ロビーは、明るく寛げる雰囲気。
見上げれば、ランプシェードがこっそり九谷焼なのでお見逃しなく。
部屋に入るときにドアの横を見れば、部屋番号の札も九谷焼です。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るお部屋は和室と洋室がありますが、和室は真四角の琉球畳が敷かれています。
用意されているお湯呑みはもちろん九谷焼で、色柄違いなのが嬉しいポイントです。
壁に飾られている九谷焼の絵皿を眺めながら、まずはお茶を飲んでひとやすみしましょう。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る建物のまわりは自然豊かで、裏手には古墳公園もあります。
散歩に行く前にちょっと失礼、とお手洗いに入ってまたびっくり。
洗面ボウルまでもが色あざやかな九谷焼です。
鏡の下にも九谷焼のタイルが埋め込まれているのを見ると、散歩はやめて館内の九谷焼をくまなく探しに行きたい衝動に駆られてしまうかもしれません。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るお風呂に入ろうと温泉棟へ向かっていると自動販売機があり、案内がこれまた九谷焼!
こんなにかわいらしくて素朴な九谷焼、普通のギャラリーではなかなかお目にかかれません。
もちろん大浴場内の壁絵も、富士山ではなく美しい九谷焼です。
ところで、この宿のお風呂は天然温泉。
後述する食事もおいしいので、旅のパートナーが「うつわなんかよりフロとメシだ!」というタイプの男性でも満足してもらえるのではないでしょうか。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るそして何よりのお楽しみは、地元の旬の食材が味わえる夕食の時間。
北陸の地酒にぴったりな和会席なので、お酒が好きならさらにテンションも上がります。
言うまでもありませんが、食事のうつわはすべて九谷焼。
素敵なうつわでいただくと、食事がさらにおいしく美しく感じられます。
夕食が終わると「九谷焼三昧もとうとう終わりか・・・」と淋しくなってきてしまいますが、まだ翌朝があります!
朝食のうつわを楽しみに、快適な布団でゆっくり眠って旅の疲れを癒しましょう。
九谷焼のカップ&ソーサーでいただく朝食後のコーヒーが九谷焼三昧のフィナーレ。
食後のコーヒーは、和朝食を出す宿には珍しい嬉しいサービスです。
新しくてきれいな設備、おいしい食事に気持ちの良い温泉、そしてこれでもかというくらいに館内で使用されている九谷焼。
お値段がちょっと心配になりますが、研修センターという位置づけの施設なので驚くほど格安で、週末や繁忙期の料金アップもありません。
また、繊細なうつわが使われているので子連れでは無理かな思いがちですが、スタッフは地元の主婦と思しき女性たちばかりで、子どもにもとても優しくしてくださるので安心です。
子ども用の食器も九谷焼の小皿だったりして、幼いころから本物に触れてもらいたいという気持ちが伝わります。
訪れる価値のある素敵な宿ですので、金沢方面への旅行を検討している方はぜひ、郊外の穴場「能美市ふるさと交流センター さらい」へも足を延ばしてみてください。
宿泊の都合がつかない場合は、ランチ利用で九谷焼のうつわを愛でることもできます。
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(2024/11/3更新)
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