写真:カカミ ユカ
地図を見る「FLIGHT OF DREAMS」の目玉は何と言ってもボーイング787初号機がそのまま展示されていることです。施設1階に鎮座する機体は圧巻。この機体を見ながら食事をできたり、航空機や航空機産業について学ぶことができるコンテンツを楽しむことができます。
ボーイング787型機の機体構造体の35%は中部地区で生産されており、セントレアから大型貨物機のドリームリフターに乗せられてアメリカの工場に輸送されています。「FLIGHT OF DREAMS」ができるにあたって、787初号機がボーイング社によって寄贈され、セントレアに里帰りしてきました。中部地域やセントレアが航空機産業と深く関わっていることを象徴している一台なのです。
写真:カカミ ユカ
地図を見る機体は施設の1階に展示してあり、地上4階の施設の至るところから見渡すことができるようになっています。
「FLIGHT OF DREAMS」のフロアは、1階と4階が787初号機を見ながら航空について体験しながら学ぶことができる有料の展示エリア「フライトパーク」になっており、2階と3階が商業エリアの「シアトルテラス」になっています。フードコートからは実機を眺めながら食事が可能です。
写真:カカミ ユカ
地図を見る機体の羽がフードコートまで伸びているので、羽の下で食事をすることができます。こんな体験ができる商業施設は世界でもまれ。航空機ファンならずとも、大人から子どもまで興奮してしまうこと間違いなしです。
写真:カカミ ユカ
地図を見る「フライトパーク」にはチームラボがプロデュースした航空について楽しく学ぶことができるコンテンツもあります。9つのコンテンツのうち、「Fly with 787 Dreamliner (フライ ウィズ 787 ドリームライナー)」「Boeing Factory (ボーイングファクトリー)」「Paper Plane Music Field(奏でる!紙ヒコーキ場)」「Sketch Airplane(お絵かきヒコーキ)」「Airline Studio (エアラインスタジオ)」「787 Dreamliner Explorer (歩いて集める飛行機図鑑)」の6つがチームラボがプロデュースしたものになります。
「フライトパーク」ではまず、専用アプリをダウンロード。一般的な博物館のように展示物だけを見て楽しむのではなく、デジタル技術を使って、機体の周りを歩きながら飛行機のパーツを探し、その役割を学ぶことができます。
写真:カカミ ユカ
地図を見るチームラボ演出のすごさを実感することができるのは「Fly with 787 Dreamliner(フライ ウィズ 787 ドリームライナー)」という映像と音のショーです。
787実機と館内空間をダイナミックに使って演出されるショー。2、3階の「シアトルテラス」からも見ることが出来るのですが、おすすめは有料の「フライトパーク」4階の観覧エリアからの眺めです。そこでは館内全体を見渡すことができ、特に飛行機の真正面からは建物と壁の境界線がなくなり現実離れした作品世界に没頭することができます。4階へは「フライトパーク」に入場後、整理券をもらって上がっていくことができます。
動画:カカミ ユカ
「Fly with 787 Dreamliner」の映像は約6〜8分。1時間に2回ほど実施されます。
飛行機と一緒に花火が打ち上ったり、ランタンが飛んだり、イルカが泳いだりと、現実のフライトでは見ることができない風景が広がります。歩く人の動きによって映像が反応し、鳥やイルカの飛ぶ位置が変わるのも面白いポイントです。
写真:カカミ ユカ
地図を見る「Sketch Airplane(お絵かきヒコーキ)」もぜひ体験してもらいたいコンテンツの1つです。
ここでは紙に描いた飛行機をスキャンすると、その飛行機がドーム空間内を立体的に飛び回ります。色鮮やかな空間に自分の飛行機を見つけた時はとても嬉しいです。空中で立体的に飛び回っている様子は圧巻で、自分が夜空の中にいるような感覚になります。
写真:カカミ ユカ
地図を見る「Sketch Airplane」のもうひとつ面白いポイントは、描いた飛行機を専用端末を使って操縦することができることです。画面を傾けると自分の飛行機も傾き、操縦士になった気分を味わうこともできます。
写真:カカミ ユカ
地図を見るチームラボが出がけたコンテンツでもう一つ紹介したいのが「㎩per Plane Music Field(奏でる!紙ヒコーキ工場)」。こちらは紙飛行機を折って飛ばすと、レーザーに反応して光の色が変わるとともに、音が流れます。お子様ならずとも大人でもいろんな色を楽しむため、何回もトライしたくなってしまう場所です。
写真:カカミ ユカ
地図を見るチームラボプロデュースのコンテンツ以外にも「フライトパーク」にはおすすめのコンテンツがまだまだあります。航空機好きであれば絶対に体験してもらいたいのが、787実機のコックピット見学と「787シュミレーター」です。
787が常設展示してあり、コックピットにこれほどまでに近づいて見学することができるのは世界でも「FLIGHT OF DREAMS」だけなのだとか。また、計器類に電源が入った状態で見ることができるのもここだけです。
写真:カカミ ユカ
地図を見る「787シュミレーター」は羽田空港のそばでフライトシュミレーター体験を行っている「LUXURY FLIGHT」の2号店になります。こちらのすごい点は設備が本格的であることと、フライトを横でサポートしてくれるスタッフが元パイロットや元フライトチェッカーなどフライト関係の資格を持った人であるということです。
将来パイロットを目指す人なども訪れるというほどガチの場所なので、大人の遊び心を満たしてくれること必至です。
こちらは事前予約をしておくのがベター。15分体験コースは3,240円、その他2時間を超える本格的なコースも用意されています。
写真:カカミ ユカ
地図を見る2〜3階の商業施設「シアトルテラス」も必見です。ボーイングの故郷シアトルを再現したエリアで、特色は、「シアトルブランド」、「シアトル製造の物販店」、「シアトルをイメージしたお店」の3つの業態で構成されていること。日本初出店や新業態のここにしかないお店ばかりというのが最大の魅力です。
「シアトルテラス」の造りも特徴的で、787実機の翼の下にフードコートが広がっていたり、飛行機を意識したデザインが豊富に採用されているのもこの施設の特徴。シアトルと言えば、スターバックス創業の地。館内入ってすぐのところには、飛行機の尾翼を屋根のデザインに採用したスターバックスもあります。
写真:カカミ ユカ
地図を見るシアトルの有名な「パイク プレイス マーケット」内にある老舗クラフトビール醸造所レストランバー「THE PIKE BREWING RESTAURANT&CRAFT BEER BAR(ザ・パイクブリューイング レストラン&クラフトビアバー)」も入店。有名なビール8点をこちらのお店で飲むこともできます。
本場のレンガ造りをそのまま再現したお店で、現地でディスプレイされた装飾品などをそのまま使っているため、まるでシアトルに行ったような気分を味わうことができるお店です。
写真:カカミ ユカ
地図を見るシアトルを代表するセレブリティシェフ、イーサン・ストゥウェル氏が手掛ける「Ethan Stowell PIZZA & PASTA(イーサンストゥウェル ピザ アンド パスタ)」も日本初出店です。
本場シアトルの店まで修行に行ったシェフたちが店頭で手捏ねのピザや店内製造の出来立て生パスタなどを作ってくれます。「生ハム&セルバチコ」のピザはパルマ産の生ハムとルッコラに近い味わいのハーブセルバチコが使われ、チーズの絶妙な塩気がたまらない逸品です。ぜひ食べてみてください!
愛知県は2019年9月までにセントレアの奥に愛知国際展示場を建設すると発表しています。またセントレアには同年新ターミナルもオープン予定です。「FLIGHT OF DREAMS」は今後、その2つの施設の中間地点に位置することになります。訪日外国人が増える中で、セントレアがますます発展していくことを予感させてくれる施設の第一弾がこちらの「FLIGHT OF DREAMS」です。シアトルという一風変わった場所がコンセプトになっているように思われますが、実はこの地域の特色をとても感じられるコンセプトであることは訪れると分かります。ぜひ、新しい施設を体験しに行ってみてください!
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索