写真:島塚 渓
地図を見る「大仙公園」は広大な38万平米の敷地内のなかに、池や芝生広場などの自然豊かなスペースと博物館や図書館などの文化施設が共存したスポットです。園内にはイチョウ、カエデなどの木々が植わっており、例年11月下旬になると紅葉のピークを迎えるので、これを楽しみに大仙公園を訪れる人もたくさんいますよ!
写真:島塚 渓
地図を見るそんな、大仙公園のなかでも、屈指の美しい紅葉を見られるのが平成元年3月19日にオープンした「日本庭園」。中国にある名勝「廬山(ろざん)」をイメージした人工の山や池、小川などで構成された「築山林泉回遊式庭園(つきやまりんせんかいゆうしきていえん)」という様式のお庭です。起伏にとんだ園内は、滝や橋が設置され、鑑賞するお客さんを飽きさせない作りになっていますよ。
写真:島塚 渓
地図を見る大仙公園の中心部「どら池」のほとりにある「伸庵(しんあん)」、「黄梅庵(おうばいあん)」という2つの茶室も、紅葉の際には見逃せないスポット。黄梅庵は、信長や秀吉に仕えた堺の商人「今井宗久(いまいそうきゅう)」ゆかりの茶室で、1980年(昭和55年)にここに移築されました。梅が熟し黄色くなったころに完成したことから、黄梅庵というオシャレな名前がつけられたこのお茶室も、周りの風景といっしょに鑑賞することで、よりいっそう美しく感じられますね。
写真:島塚 渓
地図を見るもう1つのお茶室の伸庵は、数寄屋建築の名匠である仰木魯堂(おおぎろどう)という人物が建てたものです。さきほど紹介した黄梅庵とは露地でつながっており、無料で庭園を見学することができます。(茶室内に入ることは不可)また、玄関横に設けられた立礼席で気軽に抹茶を楽しむことができるのも嬉しいポイントになってますよ。
写真:島塚 渓
地図を見るまた、古墳の街、堺市らしく園内でさまざまな大きさの古墳を見ることができます。なかでも著名なのが、北東に隣接する大仙陵古墳(仁徳天皇陵)。世界最大級の古墳として知られ、歴史の教科書に載っていたことを覚えている人も多いのではないでしょうか。全長は約486メートル、周囲を歩くだけでも1時間ほどかかるという、とてつもなく巨大なお墓なんです。
写真:島塚 渓
地図を見る園内には、そんな伝統ある堺市の歴史を紹介した「堺市博物館」があるのも忘れてはいけません。古代から近代に至るまでの堺の歴史を紹介した博物館で、さきほど触れた大仙陵古墳の出土品や近世の商業都市としての繁栄をものがたる鉄砲などの展示品は必見です。約1,330平米の展示室ではミニチュアや映像などを使って分かりやすく紹介されているので、歴史が苦手だという人でも取っ付きやすい博物館になっていますよ。
住所:大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町2丁
営業時間:
(日本庭園)4月から10月は9:00〜17:00/11月から3月は9:30〜16:30
(博物館)9:30〜17:15
料金:
(日本庭園)一般200円、小・中学生100円
(博物館)一般200円、高校・大学生100円、小・中学生50円
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/9/11更新)
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