写真:安藤 美紀
地図を見るいくつもの丘が生み出す雄大な景色が人気の美瑛。その中の、小さなスプーン状の谷間にあるのが、「スプウン谷のザワザワ村」です。この景色が「まるでムーミン谷みたい!」とSNSでも話題に。そう!ここはひと目見ただけで、可愛すぎて心がざわざわするメルヘンなスポットです。
アクセスは、旭川空港から約15分、美瑛駅から約3分。国道237号線を旭川から富良野方面へ車を走らせ、「北西の丘展望台」の看板が見えたら、右折。さらに看板に沿って左折し、カフェ「あるのばいん」がある交差点を右折、なだらかな坂道を下っていくとその先に「スプウン谷のザワザワ村」が見えてきます。
※最新のカーナビだと宿の名前でヒットしますが、出てこない場合はマップコード「389 068 235」を入力すると行き方に迷いません。
写真:安藤 美紀
地図を見る「スプウン谷のザワザワ村」は、オーナー夫婦手作りの村!
関西出身のオーナー小田さん(通称:村長さん)が、家族でこの地を訪れたとき、美しい景色に惚れ込み「いずれこの場所に住んでみたい!」と思うようになったとか。その思いがやまず、脱サラして、美瑛に移住。2007年から「スプウン谷のザワザワ村」をオープンさせました。
ちょっと変わった「ザワザワ村」の由来は、周囲を囲んでいる麦畑が風になびくと「ザワザワ……」と音を立てることから、名付けたそうです。メルヘンなこの場所にぴったりのネーミングですよね!
写真:安藤 美紀
地図を見る村の中には、三角屋根✕バター色の宿泊用コテージが5つ、レセプション棟が1つ。コテージは、ものづくりが大好きな村長さんが地元の大工さんと相談しながら、ゆっくり時間をかけて完成させました。まるでヨーロッパの田舎の村にいるような優しい風景……。日本にこんな場所があったなんて!と言いたくなります。
写真:安藤 美紀
地図を見る「スプウン谷のザワザワ村」に到着したら、まずはチェクインを行うレセプション棟へ向かいましょう。コテージはいくつかありますが、赤い扉が目印です。チェックインは15時、チェックアウトは翌日10時です。
写真:安藤 美紀
地図を見るレセプション棟は、中もメルヘン!カントリー調で統一された空間に、時を忘れてしまいそう。部屋の一角にある薪ストーブは、冬になると火が灯り、ゲストをあったかく出迎えてくれるそうです。ゆるやかな時間を感じられる、北国らしいおもてなしですね!
ここでチェックインを済ませて、客室の鍵を受け取ったら、後はフリータイム。丘の暮らしを楽しむように、お散歩や森林浴をしながら、ゆっくり休日を満喫しましょう。
写真:安藤 美紀
地図を見る村の中をぶらぶらお散歩していると、茶色いポニーに出会えます。
この子は、「スプウン谷のザワザワ村」住人のひとり、流星くん。近付いてみると、草をもしゃもしゃ食べながら、近寄って来てくれます。流星くんの他に、キタキツネや野うさぎといった野生の仲間たちと、ばったり出会うことも!
写真:安藤 美紀
地図を見るホテルに泊まるというより、「田舎暮らしそのもの」をおしゃれに体験できるのが、「スプウン谷のザワザワ村」の大きな魅力です。
宿泊するコテージは、すべて2階建て。リゾートホテルのように豪華ではありませんが、素朴で可愛らしい家具や内装でまとめられています。思わずシャッターを押したくなるような、フォトジェニックな魅力満載。
写真:安藤 美紀
地図を見る壁も天井もガラス張り!日なたぼっこにぴったりのサンルームには、座るタイプのハンモックが置かれています。部屋の中にTVはありますが、スイッチはオフのままで。好きな本を片手に、ハンモックに揺られてスローな時間をお楽しみください。
写真:安藤 美紀
地図を見る2Fの寝室は、屋根裏部屋風。まるで秘密基地に来たようでドキドキします。コテージは1棟につき4ベッド。マットレスをぴったりくっつければ、即席クイーンサイズに!これで、小さなお子様がベッドから落ちる心配もいりません。
1つ注意したいのがアメニティ。基本的なものは揃っていますが、部屋着は用意されていません。お気に入りの服を持ってくるか、レセプションで借りるようにしましょう(有料300円)。
写真:安藤 美紀
地図を見る窓の外は、見渡すかぎり広大な丘!「スプウン谷のザワザワ村」へ来たら窓を開けて、清々しい空気をたっぷり吸い込みましょう。旅人を癒してくれるのは、目に見える景色だけではありません。そこに流れるのどかな空気、大地のささやき、土のにおい……。時間の経過とともに趣を変える美瑛の風景に、ただただ癒やされます。
写真:安藤 美紀
地図を見るお部屋で一息つくなら、「スプウン谷のザワザワ村」自慢の自家焙煎コーヒーがおすすめ。手挽きのコーヒーミルが置いてあるので、いつでも挽きたてのコーヒーをいただけます。ゆっくり丁寧に豆を挽く時間も楽しみのひとつ。コーヒー好きには最高のブレイクタイムになるでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見るそして、リピーターの心をつかんで離さないのが、「スプウン谷のザワザワ村」のおいしい食事。夕食は、1人3,800円(消費税・サービス料込)の事前予約制。レストランはないので、スタッフがお料理を運んできてくれます。
村長さんが考えたコンセプトを元に、シェフがメニューを考案。前菜は、美瑛・富良野の酪農製品や乳製品、自家栽培の野菜など、地産地消にこだわったメニューの中から、好きなもの2品を選ぶことができます。
実際に食べてみると、シェフの洗練された感性と、素材力の高さに驚きます!飲み物は、やっぱり北海道産のワインをお供にするのが◎
写真:安藤 美紀
地図を見る驚くのは、「スプウン谷のザワザワ村」の朝ごはん。
雨の日も風の日も、そして雪の日も、バスケットに入れた朝食をスタッフの方が届けてくれます!
写真:安藤 美紀
地図を見るテーブルを彩るのは、みずみずしい野菜やホクホクの根菜類、スープ、無添加のパンなど。お天気の良い日には、庭先のテラスで森林浴しながら朝食を楽しんでみてください。
写真:安藤 美紀
地図を見る朝は、ダイナミックな丘陵を眺めながらのお風呂もおすすめです。
やわらかな陽の光。ゆっくり流れる雲。風になびく畑の葉…。まるで自分が大自然の中に溶け込んでいくようで、最高に気持ちいい!
「スプウン谷のザワザワ村」の営業期間は、GW前〜10月までが年中無休。それ以外は不定期で泊まることができます。特に、毎年7月と8月のハイシーズンは、3ヶ月前の予約が約10分で埋まることもあるほど予約が取りにくくなります。…ですが、希望日に予約がとれなくても、諦めるのはまだ早い!まめに公式サイトをチェックしたら、キャンセルなどで空室が出るかもしれません。
また、冬はどうなの?…と思うかもしれませんが、雪が降った営業日は村長さん自ら運転する除雪車が大活躍!スタットレスタイヤがあれば、雪道も怖くありません。冬は予約も取りやすく、夜になると星が降るように輝きます。白銀の丘に癒やされる、そんな休日も楽しそうですね!
<ファン注目のカフェがオープン>
「スプウン谷のザワザワ村」オーナーが手がけるカフェ「Cafe BIEI」が2018年に誕生しました。場所は、ザワザワ村から車で2分。こちらでは、美瑛産のもち豚料理をメインしたランチプレートのほか、アラカルト料理、デザートなどがいただけます。おいしく楽しい美瑛の空間を気軽に体験できますよ!
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