写真:SAORI GRAPH
地図を見る奈良県南部に位置する天川村。その天川村で古くから大峯山の行者や参詣者が心身を癒す場所として栄えてきたのが、洞川温泉郷です。
あたらしや旅館は洞川温泉街のちょうど中ほどに位置しています。江戸時代中期に創業したあたらしや旅館は、江戸時代当時は「新子屋 勘右衛門」という名前でした。今の旅館の名前はこの「新子屋」を「あたらしや」と読んだもの。名前は変われど、今も昔もおもてなしの心は変わりません。
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地図を見る無垢の銘木をふんだんに使った館内は、長い歴史を感じつつもピカピカに磨き抜かれており快適そのもの。木の香りと温もりが旅の疲れを癒します。
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地図を見る部屋は、思わずゴロンとしたくなる広々とした和室。こちらの川沿いのお部屋は、雪見障子を開けると洞川の山々や龍泉寺などが一望できます。ウォシュレット付きトイレも備わっており、快適に過ごすことができます。秋口から春先にかけてはこたつが設置されるので、寒い時期の宿泊も楽しめますね。
宿泊部屋は各部屋ごとに造りが異なり、ひとつとして同じ部屋はないというこだわり具合。是非欄間や床の間など、細部までじっくり見てみてください。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るあたらしや旅館の名物は、なんといっても絶品ぼたん鍋!自家製の味噌と秘伝の出汁をブレンドしたぼたん鍋は、素材の味をしっかりと出しつつ汁まで残さず食べたくなる美味しさで、ぼたん鍋目当てにくる宿泊客もいるほど。
ぼたん鍋には猪肉、各種野菜、豆腐、うどんがセットに。お鍋にいれるごぼうは皮つきで味も食感もしっかりしているなど、野菜の下ごしらえにもこだわっています。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るぼたん鍋に入れる猪肉は、地元の猟師さんが猟銃で仕留めた猪。罠で仕留めると猪が激しく暴れ、毛細血管が切れてしまいお肉の味に影響を及ぼすそう。あたらしや旅館では美味しい猪肉を食べてもらうために、罠ではなく猟銃で一発で仕留めた猪を提供しています。
猪肉は、食べるとあっさりとしつつ野生で育った力強さを感じる味。特に白い脂身の部分は牛や豚の脂身とは全く違います。猪肉の脂身はコリコリサクサクとした食感で、胃が重くなるような脂っこさは全くありません。
実は猪肉の脂身の正体はコラーゲン。美味しくてしかもお肌にもいい猪肉、もう食べるしかありませんよね!
写真:SAORI GRAPH
地図を見る旨みがたっぷり出たぼたん鍋の〆は雑炊か、チーズをたっぷり使ったリゾットか選べます。お腹がいっぱいでもぺろりと食べられちゃいます。
あたらしや旅館に宿泊したら、絶品ぼたん鍋を余すことなく食べ尽くしましょう!
写真:SAORI GRAPH
地図を見る夕飯ではぼたん鍋の他にも、地元食材を使った料理が出てきます。
こちらはジビエとしても人気の鹿肉の刺身。新鮮な鹿肉は、数日前に地元で猟師さんが獲ったもの。
あっさりとしてクセがなく、柔らかい肉質の鹿肉は、山のマグロとも称されています。つけダレに付けていただく鹿刺しはとろける美味しさです。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るあたらしや旅館の朝食は、シンプルな中にも地の物を活かしたメニュー。
川魚の甘露煮やシラス大根、お漬物に茶わん蒸しなど、朝から無理なく食べられる量とメニューです。(訪れる時期により料理内容は変わります)
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地図を見る洞川湧水群の名水で作られた名水豆腐は、朝食のお味噌汁として登場。洞川温泉の名物にもなっている名水豆腐は、とてもなめらかですっきりとした味わいです。
提供元:洞川温泉 あたらしや旅館 大西良一様
https://www.atarashiya.com/古くから大峯山の行者や登山者の疲労回復として利用されてきた洞川温泉。
その洞川温泉の宿屋の中でも、一番最初に温泉をひいたのがこの「あたらしや旅館」です。
館内には2種類のお風呂があり、おすすめはこちらの「展望風呂」。川沿いに作られた展望風呂は、館内の地下にあたる部分にあります。
すぐ側にある川のせせらぎや、カジカの鳴き声を耳で楽しみながら。春は桜で花見風呂、夏は木々の美しい緑、秋は紅葉、冬はシンと静まり返った中の雪見風呂と、四季折々の景色を楽しみながら入る温泉で、身体だけでなく心の奥までゆったりと疲れを癒すことができます。
提供元:洞川温泉 あたらしや旅館 大西良一様
https://www.atarashiya.com/こちらはもうひとつの浴場で館内の1階にあり、展望風呂よりこじんまりしています。無色透明のアルカリ性温泉は、神経痛や筋肉痛、冷え性などに効果があり、体の芯までじっくり温めることができます。
あたらしや旅館の2種類のお風呂は、どちらも利用時間は6時〜24時。繁忙期(5月〜8月の土曜日)以外は、2種類のお風呂を男女日替わりで入れ替え制となっています。
また、繁忙期以外は21時〜24時でお風呂の貸切も可能。貸切風呂を希望の場合は、予約時など事前に旅館に確認しましょう。
写真:SAORI GRAPH
地図を見る洞川温泉ならではの名物菓子といえば、「かきもち」という米菓子。昔は洞川温泉のどの旅館でもシーズンオフの冬場にかきもちを作っていましたが、現在ではあたらしや旅館を含めた数軒だけが製造しています。
お部屋に着いてほっとした時のお茶請けとして出されるこちらの「かきもち」は、もちろんあたらしや旅館で手作りしているもの。ひと口かじると、口の中にほんのりと優しく上品な甘さがひろがる素朴なお菓子です。
あたらしや旅館では毎年12月〜2月までの真冬の3ヶ月に、1年分のかきもちをこしらえます。「どこよりもうちが一番、美味しいわよ」と自信をもってすすめる人気のかきもちは、秋ごろには売り切れてしまうことも!ぜひ買って帰りたい一品です。
写真:SAORI GRAPH
地図を見るそしてもうひとつ。洞川温泉街を歩いていると、必ずと言っていいほど目に留まるのが「陀羅尼助丸」という看板です。
「陀羅尼助(だらにすけ)」は古くから行者の秘薬とされた和漢薬。それを丸薬状にした「陀羅尼助丸」は和漢胃腸薬として食欲不振や消化不良、食べ過ぎや飲み過ぎ、二日酔いに効果があります。
ちょっと変わったその名前は、僧侶が陀羅尼というとても長いお経を唱えるときに、眠くならないよう苦味薬として口に含んだことからつけられたのだそう。
旅でちょっと食べすぎてしまった、飲み過ぎてしまった、という方は洞川温泉で陀羅尼助丸を買って帰るといいですよ!
あたらしや旅館の名物は、上質猪肉を使ったオリジナルぼたん鍋だけにあらず。
あたらしや旅館の番頭さんは近隣のおすすめスポットや歴史にも詳しく、宿泊客にあわせた観光案内や楽しいお話を沢山してくれます。「明日はどの辺りを観光しようかな?」「この辺に面白そうなスポットはないかな?」と悩んだら名物番頭さんに相談してみて!
食と温泉とあたたかいおもてなしの宿「あたらしや旅館」で、大満足の奈良旅を。
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/5更新)
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