いつ登れなくなるか分からない最果ての富士へ!利尻山登山に挑戦

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いつ登れなくなるか分からない最果ての富士へ!利尻山登山に挑戦

いつ登れなくなるか分からない最果ての富士へ!利尻山登山に挑戦

更新日:2014/04/21 13:07

きちこのプロフィール写真 きちこ 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、フードアナリスト3級

日本最北の地、稚内より約20キロ離れた場所にある円形の島「利尻島」。
この島の象徴とも言えるのが『利尻山』です。きれいな円錐形の形をしたその山は『利尻富士』と呼ばれ、日本百名山にも選ばれています。この山は固有の高山植物があることで登山者が多く、登山道の浸食が進み危険になりつつあるため、いつ登山が禁止になるか分からないとも言われています。
そこで、今こそ登っておきたい、利尻山登山をご紹介します!

絶景ポイントは8合目!それまでは辛抱!

絶景ポイントは8合目!それまでは辛抱!

写真:きちこ

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今回は利尻山(りしりざん)の登山ルートで一番メジャーな「鴛泊コース」をご紹介します!

利尻山は標高1,721m、登山口は約200m。
道のりはとても長く、往復の平均所要時間は約10〜12時間です(登り約5〜6時間、下り約3〜4時間)。この山には山小屋はないため、日帰りで標高差1,500mを登って下りるというハードな山。そのため、天気が良くても雨具、予備の水や食料、ヘッドランプなどは必ず持参が必要です。

登山口はキャンプ場。
3合目には利尻山唯一の水場「甘露泉水」があります。日本名水百選に選ばれている名水です!ここから先は水場はないので十分補給しておきましょう。
5合目までは森の中をひたすら登ります。6合目を過ぎたら視界が開け、そこから8合目まではゴロゴロ石の登りとなり、だんだんと傾斜がでてきますがひたすら辛抱!8合目には写真のような利尻山の絶景が待っています!

あとちょっとが遠い!9合目からが正念場

あとちょっとが遠い!9合目からが正念場

写真:きちこ

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利尻山の本当の厳しさは9合目からです。
9合目には「ここからが正念場」という恐ろしい看板が!
これ、本当です。山頂が見えているのになかなか辿り着きません!

写真を見て分かる通り、9合目から山頂まで急に足場が悪くなります。とっても滑りやすく、小さなゴロゴロ石も多く足をとられやすくなります。危険箇所にはロープの設置もされているので、ゆっくりと慎重に進んでいきましょう。この滑りやすい道が山頂直下まで続きます。

この正念場が今後利尻山に登れなくなるかもしれない理由となっています。登山者が多いことや、マナーの悪い登山客が登山道以外の道を歩いたり、色々な理由で登山道の荒廃がどんどん進んでいってしまっているとのこと。山の保護をするため、今後登山を規制するとも言われています。

山頂からは360度の展望!

山頂からは360度の展望!

写真:きちこ

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辿り着いたその山頂には祠があります。
この山頂から眺める景色は格別!登ったかいがあったと思わせてくれる場所です。
実は利尻山には北峰と南峰があり、写真は北峰の山頂。
南峰は北峰より2mほど標高が高いのですが、現在立ち入り禁止となっているので、北峰が現実的な利尻山の山頂となります。

山頂からの景色はというと、南側には南峰とローソクの形をした「ローソク岩」。天気に恵まれれば、西側に沓形方面、北には礼文島までも臨むことができます。

少し休んだら早めに下山を開始しましょう!
日が落ちないうちに、また同じ道を下ります。
9合目までは足元要注意です。

荒廃が進む登山道に配慮を!

荒廃が進む登山道に配慮を!

写真:きちこ

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利尻山の登山にはマナーが3つ設けられています。

一つ目に、携帯トイレを利用すること。
利尻山では自然環境保護のため、携帯トイレ利用が推進されています。(トイレブースは、6合目・8合目・9合目の3箇所に設置しています。写真に写っている小屋がトイレブースです。)
携帯トイレは利尻島内のコンビニや、宿泊施設にて販売しているので、忘れずに購入しましょう。(1個400円)

二つ目に、ストックにキャップを付けること。
これは登山のマナーとして基本ですが、登山道を保護するため。

三つ目に、植物の上に座らない、踏み込まないこと。

山への配慮を忘れずに。

翌日は登った山を眺めるのはいかがですか?

翌日は登った山を眺めるのはいかがですか?

写真:きちこ

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登頂した翌日は体を休めながら、利尻富士のビュースポットへ行くのはいかがですか?

写真はオタトマリ湖から見た利尻富士です。
大きく美しい湖の背後に利尻富士がそびえ、その湖には利尻富士が反射する、すばらしい撮影スポットです。
利尻富士の山頂まで自分の足で登ったと思うと、その景色も感慨深いものになるでしょう♪

おすすめ登山時期は9月!

利尻山に登れる期間はとても短いです。
雪解けする6月半ば頃から雪が降る9月初めぐらいまでが利尻山登頂のシーズンとなります。高山植物を目的に行くなら6月がおすすめですが、とても混雑していますし、観光で訪れる方が多いため宿の料金も高めの設定となっています。植物を目的とせず、登頂だけが目的なら9月が空いていて、宿の料金も下がり、おすすめです!

日帰りで長い時間歩きますので、行程は余裕をもって。
朝・昼のお弁当を持って、早朝に出発しましょう!

北海道が誇る最北の富士へ!
登山後の温泉とグルメを楽しみに登頂を目指しましょう!
是非参考にしてみてください☆

掲載内容は執筆時点のものです。

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